西條奈加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ掏摸やかっぱらいでなんとか生きてきた十五人の孤児たち。
捕まったことをきっかけにまっとうな仕事を始めた兄貴分の勝平と子供たち。
彼らの周囲には悪意や偏見に満ちた目がある。それをはねのけて生きていく彼らの元に届く小さな謎。
それを解きながら成長する彼ら。そして彼らの身元引受をしてくれている武家の長谷川家の次男、柾が戻ってきて……。
懸命に生きていく子供たちが何よりも魅力的な一冊です。
こういう話は『お蔦さんの神楽坂日記』に通じるものがあって、厳しいけれども生きていくためには必要なんだよねと思わされます。
こちらも楽しかったです♪ -
Posted by ブクログ
祝・直木賞ノミネート!
猫飼いさん(猫好きさん)はもれなく、自分のことを猫の下僕だと思ってると思うんだけど。
この作品は、そう思ってる人にピッタリのお話!
猫に操られる「猫の傀儡」。
私たちはやっぱり猫に操られていたんだと、納得した 笑
猫好きさんは是非読んでみて〜!
他の動物も出てくるから猫だけじゃなくて、動物好きな方なら必ず楽しめると思うよ!
あくまで猫が主役だけどね。
連作短編だから、読みやすいし口調が小気味良くて一気読み。
普段時代小説読まないけど、面白くてぐいぐい読めるから、今まで時代小説読んだこと無い人にもお勧め。
西條奈加さんはファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作を -
購入済み
こんなお店が近所にあったら、足繁く通ってしまいます!
悪意にさらされても、危機に瀕しても、娘や孫娘、弟と力を合わせて乗り越えていく清々しさが気持ちのよい作品でした。
何よりお菓子が美味しそう! -
Posted by ブクログ
裕福な商家に生まれたが火事で一文無しになり、奉公に出された米屋を出奔、旅の砂絵師に師事して絵師となった、豊蔵・深山筝白。
武士の家に生まれるが家族との軋轢を抱え、家督を弟に譲って円山応挙の弟子となった、彦太郎・吉村胡雪。
片や、“変人”“狂人”と罵られ、片や尊大で身持ちが悪いと評判の『ごんたくれ』
会えば憎まれ口、皮肉の応酬で、喧嘩ばかり。
しかし、相手の絵には大きな魅力を感じるのを認めざるを得ない。
悔しいがうっかり褒めてしまう。
読んでいくうちに、だんだんと二人が可愛らしく感じられてきた。
絵を描くことに限らず、芸術は孤独な作業であり、憎しみと区別のつかないほどのライバル心があってこそ