西條奈加のレビュー一覧

  • 銀杏手ならい

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    最後の書評にもありましたが、ITが発達して、匿名性の中で荒んだ振る舞いが目立つ世の中で、心温まる小説を読みたい時にぴったりでした。
    学習障害のある子たちも、物語の中で包み込み、江戸時代はこんな感じで生きてこれたのかしら、とも。
    他の作品も読みたいです。

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    2021年04月11日
  • まるまるの毬

    購入済み

    心淋し川が良かったのでこちらも読んでみました。大鶉と南天月、食べてみたいなぁ。
    人情話に初めて取り組んだのがこの作品だったそうですが、本当、この世界にずっといたいなあと思う作品でした。読み終わるのが名残惜しかった。
    こちら続編があるんですね。続編も読みます!

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    2021年03月30日
  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    猫×人間の江戸ミステリー!
    猫好きには堪らない1冊。笑えて癒されて、ホロっとして…面白すぎて一気読み。
    登場人(猫)物も素敵な方たちばかりなので続編に期待したい♡

    西條さんの本は初めて読んだが、他の作品も読んでみたい。

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    2021年03月26日
  • 銀杏手ならい

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    初めてこの作家に巡り合えました。
    ややこしい大人の世界が描かれず、若くして離縁させられてしまった主人公、萌が教える手習所に通う子供達との温かいお話。
    一番良かったのが「五十の手習い」、無口な親方の描き方もよいけれど、高田郁「あきない世傳」の話の柱になっている伊勢型紙職人が描かれている。
    西條さん、高田さんの援護射撃をされている様な…。
    そう考えるだけでも嬉しくなる。

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    2021年03月22日
  • 閻魔の世直し―善人長屋―

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    主人公のお縫が 心を寄せる白坂長門は 世の中を騒がせ 江戸の裏家業の親分たちをころしている閻魔組なのか? 最後まで はらはらさせられました。
    お縫の住む善人長屋の人たちが 温かい。
    シリーズになっているようなので 他のも読んでみたいです。

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    2021年02月17日
  • 九十九藤

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    ネタバレ

    女性ながらに口入屋の差配をすることになったお藤。

    武家に中元を送り出すような口入屋の仕事は荒っぽい男相手で、女が務まるような仕事ではないのだ。

    だが、彼女は武家相手ではなく、商家相手の商売を考え、まず仕事を求めてきた人間に仕事を仕込むことから始める。

    だが、それは店のものの反発を招き、また他の口入屋の反感も買うことになる。

    それにも負けじと進むお藤の過去。

    見事なお仕事小説であり、人材育成小説ですね。
    面白かったです。
    あと一冊、西條さんの本は読みかけがあるので、それを読むのもさらに楽しみです♪

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    2021年02月14日
  • はむ・はたる

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    ネタバレ

    掏摸やかっぱらいでなんとか生きてきた十五人の孤児たち。

    捕まったことをきっかけにまっとうな仕事を始めた兄貴分の勝平と子供たち。

    彼らの周囲には悪意や偏見に満ちた目がある。それをはねのけて生きていく彼らの元に届く小さな謎。

    それを解きながら成長する彼ら。そして彼らの身元引受をしてくれている武家の長谷川家の次男、柾が戻ってきて……。

    懸命に生きていく子供たちが何よりも魅力的な一冊です。

    こういう話は『お蔦さんの神楽坂日記』に通じるものがあって、厳しいけれども生きていくためには必要なんだよねと思わされます。

    こちらも楽しかったです♪

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    2021年02月11日
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2021/2/5
    儀右衛門さんかっこいい!
    人間が大きいわ。
    これもっと読みたいのにここまでしかないんよな。残念。
    髪結い伊佐次ばりに出て欲しい。

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    2021年02月05日
  • 三途の川で落しもの

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    後味が気持ちのいい話しです。
    ああ 天国や地獄は 本当はこんな所なのかもしれないなあ!とか思いました。
    三途の川と現実の世界とを 行ったり来たりしながら
    魂のこだわりを見つけて 開放する。
    なるほどなあ!と納得!
    若い人より還暦過ぎて読むと 納得できるなかもしれません。

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    2021年02月05日
  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    祝・直木賞ノミネート!

    猫飼いさん(猫好きさん)はもれなく、自分のことを猫の下僕だと思ってると思うんだけど。
    この作品は、そう思ってる人にピッタリのお話!
    猫に操られる「猫の傀儡」。
    私たちはやっぱり猫に操られていたんだと、納得した 笑

    猫好きさんは是非読んでみて〜!
    他の動物も出てくるから猫だけじゃなくて、動物好きな方なら必ず楽しめると思うよ!
    あくまで猫が主役だけどね。

    連作短編だから、読みやすいし口調が小気味良くて一気読み。
    普段時代小説読まないけど、面白くてぐいぐい読めるから、今まで時代小説読んだこと無い人にもお勧め。

    西條奈加さんはファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作を

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    2021年01月13日
  • まるまるの毬

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    ほっこり 祖父、母、孫そして周りの人たちが作り出す物語。どこかキリキリしたり、最後にはほっこりする物語です。

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    2026年01月17日
  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    ネタバレ

    人を遣い、人を操り、猫のために働かせる猫の傀儡師「ミスジ」。
    面白かった!
    失踪した先代の傀儡師「頼松」、三日月烏、ユキ、赤爺…どのキャラクターも魅力的だ。ミスジの傀儡の阿次郎も好奇心旺盛で猫好きの好人物。その反面、人の闇も描かれていて、ミステリーとしても成立している。
    ぜひともシリーズ化して欲しい!

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    2020年10月16日
  • 銀杏手ならい

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    手習所の新米師匠、萌の物語。
    筆子たちとともに成長していく姿に元気づけられます。子どもたちを町の皆で見守る江戸の社会が今でも当たり前であって欲しい。年齢や家業、子供たちの得手不得手それぞれに合わせた教育が、現代でも普通であって欲しい。
    さらにそこでもうまく導かれずにいた子どもたちを受け入れる「椎塾」の存在に救われます。
    銀杏の木が全編にわたって静かに金色の光を注いでいるような美しいお話でした。実をつけてもつけなくても価値があるのですよね。

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    2020年10月04日
  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    猫が人間を使って事件を解決する話。
    表紙に惹かれて読んでみたが、面白かった。
    猫の傀儡師の先代がいなくなって後を継いだ猫が、猫にまつわる事件だけでなく、先代の仇を討つとは。
    猫の生態を踏まえながら、その蘊蓄とともに書かれているので、思わずうんうんと思ってしまう。
    いろんな事件が繋がっていき、面白く読めた。
    最後の最後に、全てをお見通しだった先代の飼い主の言葉が良かった。
    続きがあれば読みたいが、ここで終わった方が、粋かな。
    面白かった。

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    2020年08月29日
  • 世直し小町りんりん

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    最近、時代小説にハマってます。今回はまさに一気読み。心温まる短編かと思いきや、後半で加速し、全ての伏線が回収される最高のエンターテイメントでした。ストーリー構成とスピード感、美味いですねー。文章も好みです。NHKのBS時代劇か映画にでもなりそう。その時に2人の姉妹の配役は誰になるのか楽しみ。

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    2020年08月08日
  • 世直し小町りんりん

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    与力の娘ながら長唄の師匠であるお蝶と、しっかり者のようで抜けているところもある兄嫁 沙十のコンビが気の良い男たちを従えて江戸の町で起こったトラブルを解決する物語。と思いきや、予想を遥かに超える大ネタが仕込まれていました。
    とことん真っ直ぐなお蝶以外の全員が単純に見た目通りではなく意外な過去や内面や能力などを持っており、最後までダレることなく楽しめました。
    荒唐無稽な話でも違和感なく成立してしまう時代小説の良さがすごく出ている作品だと思います。
    唯一の欠点はタイトル。作者買いじゃなければ普通は手に取らないかな。。。

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    2020年08月01日
  • まるまるの毬

    購入済み

    こんなお店が近所にあったら、足繁く通ってしまいます!

    悪意にさらされても、危機に瀕しても、娘や孫娘、弟と力を合わせて乗り越えていく清々しさが気持ちのよい作品でした。
    何よりお菓子が美味しそう!

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    2020年05月21日
  • 刑罰0号

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    被害者の記憶を加害者に追体験させることが、死刑に代わる贖罪のシステムになるのだろうか。記憶の共有が実体験の共有に繋がるのだろうか。
    何とかしたいと思う気持ちが一つの方向性を持った時事は進み始める。その意思が続く限り目標は近づくだろう。

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    2020年03月09日
  • 閻魔の世直し―善人長屋―

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    「善人を気取る者ほど、胡散臭い」という定廻りの白坂長門の言葉!いいねえ、わくわくする。善人長屋と呼ばれる千七長屋は、実は裏稼業を営む住人ばかり。いや、一人だけ根っからの善人がいて、これまたいい味を出している。西條奈加の人物造形は実にうまい。出てくる人物、皆血が通っている。ストーリーも上手い。善人長屋シリーズ第二弾だけど、第三弾出ないかなあ。(後で調べたら、第三弾2016年に出てたよ)

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    2019年08月05日
  • 睦月童

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    人の罪をその目の映し出すという不思議な目をもった、睦月神の里からきた睦月童のイオと日本橋の下酒問屋の跡取り息子、央介の物語。最後に向けての加速度が素晴らしく、一気読み。人々がイオの目に見出すのは本当に罪なのか、睦月神とはなんなのか、最後は西條さんのデビュー作を思い出すファンタジーテイストだったけど、央介とイオの絆が救い。

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    2019年06月17日