西條奈加のレビュー一覧

  • とりどりみどり
    廻船問屋・飛鷹屋の5人兄妹弟のお話し。父の鳶右衛門、長兄の鵜之介、長女お瀬己に次女お日和、三女お喜路に二男・鷺之介と…母のお七以外全員が鳥にちなんだ名前という非常に凝った一家です(笑)おまけに全員母親が違うとか、まぁ大店にはありがちな話しなのかもな…と思いつつ読んでいくと、思わぬ展開にびっくり。でも...続きを読む
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き
    幽霊と一緒に事件を解決!

    秋葉原にある交番に勤める警官
    オタクでトドのような見た目の権田
    イケメン長身なのに中身がバカな向谷
    元メイドカフェ店員で脚だけしかない足子さん

    この3人がいろんな事件に挑みます!

    設定やパッケージだけだとアニメ感溢れる感じですが、意外と中身はしっかりしてる
    ユーモアな...続きを読む
  • 首取物語
    独楽の国で出会った、少年トサと首だけのおっさんオビト。
    2人とも自分の過去を思い出せずにいる。
    そして独楽の国を2人で力を合わせて抜け出し、過去を思い出すための旅にでる。
    設定からしてこの世の話では無い感じですが、この世とあの世の境目で、自分探しの旅をしながら、心の闇を抱える様々な人?物の怪?に出会...続きを読む
  • とりどりみどり
    7話で構成された時代小説。三人の姉たちに振り回され、穏やかに暮らすのが夢だという鷺之介の気持ち、わかる。その姦しさに愛情が詰まっているのも確かで、ほっこりした。
  • わかれ縁 狸穴屋お始末日記
    あっさり読めそうだ、と思ってたんだけど、最後はなかなかハラハラする展開で、最後は良かった良かったと、涙が出た。
    ヒロインの絵乃の最後の意趣返し?はとんだ悪女やで!と思った。もちろん嫌いではないし、元亭主の富次郎は島流しの上で悲惨に死んでほしいけど、最後の言葉、絶対戻って来るやつやん…((((;゚Д゚...続きを読む
  • 無花果の実のなるころに
    読む順番が間違っても面白く読める。望はどんな大人になるのだろう。成長を見守る私は、すでに
    神楽坂の「心の住人」
  • 隠居おてだま
    時代が変わっても人の営みは一緒。頑固、意固地な性分、わかっていても変えられない徳兵衛さん、分かる。隠居暮らしが存外難しいのも…「慣れぬお手玉をを三つも四つも手にしているよう。ひとつ放り投げても、また一つ手に返ってくる。身内や周囲の悶着はまさにお手玉に似ている。ただ安穏と無縁だったからこそ達者でいられ...続きを読む
  • みやこさわぎ
    お蔦さんシリーズ、2作目。読む順番が違ったかもしれないけど、この本は短編集だったので、平気。望のご両親も登場。お蔦さんの活躍だけでなく、望も活躍。料理以外で!
  • 睦月童
    悪事を働き、やましいことがあれば、その目を見ると金色に光るという座敷童の少女イオ。時代物、ミステリー、ファンタジー、家族小説の要素を併せ持つ。
  • うさぎ玉ほろほろ
    ほのぼの南星屋シリーズの3冊目。
    ほのぼのかと思いきや、今回はなかなかにスリル溢るる展開で、大捕物まで出てくる仕掛け。
    雲平さんも加わり、登場人物も賑やかに。
    お菓子は相変わらずどれも美味しそうで、挿絵があったらもっと良いのになぁと。
    初恋饅頭は若かりし頃の石海さんのお話。
    今発売されてるのは3冊の...続きを読む
  • 亥子ころころ
    時代小説。親子三代で営まれる和菓子屋・南星屋シリーズの第二作。和菓子が美味しそう。登場人物がみんないい人で、ほっこりします。
  • とりどりみどり
    万両店の廻船問屋『飛鷹屋』の末弟・鷺之介は11歳。
    かしましい3人の姉に振り回される日々が続く。
    滅多に帰らない父や
    優しい長兄、姉たちに可愛がられているのは
    鷺之介自身も重々承知なのだが。
    3人の姉たちには早く嫁に行ってもらい
    静かに過ごしたいと思っている。

    姉たちの贅沢三昧ばかりが目につくが
    ...続きを読む
  • 御師弥五郎 お伊勢参り道中記
    御師の手代見習い、弥五郎は助けたことが縁で、材木商の
    巽屋清兵衛のお伊勢参りに用心棒として、同行することに。
    訳ありの弥五郎と清兵衛の道中には、様々な事件が待ち受ける。
    第一話 旅立ち  第二話 小田原  第三話 浜松
    第四話 桑名   第五話 松坂   第六話 伊勢
    最終話 大和
    参考文献有り。
    ...続きを読む
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)
    シリーズ3作目。安定の面白さだった。やっぱり短編も良いな。空き時間に1話ずつキリ良く読める。
    今作はお縫ちゃんのお兄さんとお姉さんも登場。儀右衛門さんとお俊さんの馴れ初め話もあり、千鳥屋の家族事情が明らかになる。好きなシリーズなので、続編が出たらいいなあ。
  • とりどりみどり
    大好きな西條奈加さん♪
    今作は万両店「飛鷹屋」のお話。
    一代で財を成した廻船問屋の主人・鳶右衛門
    正妻の子・鵜之助
    妾達の子・お瀬己、お日和、お喜路の三姉妹

    主人公の鷺之助は末っ子の十一歳ながら個性豊かな三姉妹に振り回されて疲れる毎日をぼやきながら送っています。

    「姉さん、また事件ですか⁈」の帯...続きを読む
  • とりどりみどり
    主人公の鷺の介(さぎのすけ)は11歳。
    日本橋の廻船問屋『飛鷹屋(ひだかや)』の末っ子である。
    父親の鳶右衛門(とびえもん)は行商人から成り上がり、一代で身代を築いた。
    うなるほど金がある。

    さて、鷺之介は三人の姉たちに振り回される毎日にうんざりし、早々に三人とも嫁に出して、静かな生活を送りたいと...続きを読む
  • 亥子ころころ
    相変わらずお菓子が美味しそうで和菓子食べたくなってしまった。
    お君ちゃんの縁談とか色々気になるところがあるけど続くって感じなのがたまらんー。続きが楽しみ。
    後継者問題(?)は私も気にしてたので(←何様?)最後に雲平さんがお店にとどまってくれて良かった!

    還暦近くなっても甘いものをバクバク食べられる...続きを読む
  • 涅槃の雪
    わずか2年の短命に終わった天保の改革を背景に、その時代を生きる幕閣から女郎に至る人々の生き様が描かれています。信念を貫くとはどういう事か、個性豊かな登場人物を通じて問いかけられているように思います。
    物語はとても面白く読みやすい。エンディングなんて最高です。頭からゆっくり読んでください。桜吹雪でお馴...続きを読む
  • 善人長屋
    設定が絶妙。
    本棚のカテゴリを「時代もの」としたが、ミステリーとしても面白く、人情ものだけれど、起こっていることは案外と社会派な題材だったりして、さらっと読めるけれどなかなか深い一冊だった。
    特に、最後に「善人」加助の物語を知ることで、作品全体の深みが一層増す構成は秀逸。
    続編を読みたい。
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)
    最初は言葉遣いが慣れないな〜と思いながら読んでいたけど、ストーリーが面白くて引き込まれていってむしろハマってしまった。