西條奈加のレビュー一覧

  • 姥玉みっつ

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    3人の姥玉と縁あって面倒をみることになったお萩とがともに謎と事件を解決していく
    ちゃきちゃきと江戸っ子らしい語り口の
    3者3様のお婆さまがとても素敵

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    2025年04月08日
  • 初瀬屋の客 狸穴屋お始末日記

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    江戸時代の人情物と言ったらいいのかな!素晴らしい話しが6割。当時公事宿という宿があったことを初めて知った各短編とも面白かった。これからも良き作品を著して下さい期待しています。

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    2025年04月03日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    江戸時代、蝦夷に渡りアイヌとの共存を模索した最上徳内の伝記的小説。
    非常に興味深く、また、各々の人柄の伝わってくる丁寧な作品でした。

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    2025年03月30日
  • まるまるの毬

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     知り合いの中学生が受けた高校入試で、この作品の一部が出題されました。

     「おばちゃん、現代文は誰の作品が出ると思う?」
     と尋ねられたので、過去問題集を見ながら、

     「そうねぇ、この人の小説とか、読んでおく?」
     と、したり顔で何人かの作家の名をあげておきました。去年の夏の話です。

    けど、、
     時代小説は、ノーマークでした!

        Yちゃん、ごめんよぉ。。。

     見事、空振りしました。
     フルスイングで空振りして、勢いあまってヘルメットを飛ばした上に、もんどりうって、地面にひざまずいてしまった気持ちです。バッターボックスの土が、ユニフォームの膝を汚します。あ~ぁ、お母さんに叱られる

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    2025年03月23日
  • まるまるの毬

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    上様のご落胤の事実をベースに、様々な季節のお菓子(お下賜)が絡む話が、楽しい。お菓子にまつわる、うんちくが面白いです。

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    2025年03月21日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    西条さんに、はまって
    デビュー作品を読んでなかったので
    読みました。
    歴史のなかで、流行り病は
    繰り返されてきました。
    病気との闘いは、生きている以上
    永遠のテーマ。
    何を守るのか、、、。
    人間の欲。自然との共存。
    色々、考えさせられました。

    今回の推し人物は、十助。
    だけど、辰次郎と、松吉の友情も良かった。

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    2025年03月21日
  • 亥子ころころ

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    このほっこりと心温まる感じがとてもいい。登場人物はみなそれぞれ味があって人間臭くて。こんな和菓子屋が近くにあるといいなぁ。

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    2025年03月20日
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)

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    「善人長屋」「閻魔の世直し」と読み進めてきて本作を手に取りました。お縫を取り巻く人々の悲喜交々のエピソードに心惹かれます。特にお縫の父と母の出会いを描く、「エピソード0」的な表題作の一編が一番印象に残りました。江戸の町人たちを描く人情ものをもっと読みたくなりました。

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    2025年03月20日
  • 閻魔の世直し―善人長屋―

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    シリーズ1作目の面白さに引き込まれた勢いで本作を手に取りました。善人長屋の人々のキャラクターや人間関係がわかっていたので、話の展開を存分に楽しむことができました。本作は、昔よく見た時代劇ドラマの殺陣のシーンのようなスリリングな場面もあり、新たな味わいもありました。私は娘と父、そしてその二人を包み込む器の大きな母という親娘のエピソードがいいなぁと思いました。3作目も楽しみです。

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    2025年03月29日
  • ほろよい読書 おかわり

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    物語を味わい深いものに引き立てている、お酒の存在。色んな気持ちを吐き出すためのお酒。いいものだな…と思った。5人の作家さんのそれぞれの色が感じられて、楽しめました。

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    2025年03月14日
  • ほろよい読書 おかわり

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    色んな作家さんの色んなお酒にまつわる物語が詰まっててもっと読みたいのに〜ってところで終わっちゃってあと一口食べたいのに〜ってゆう感じでもうちょっと食べたいけどお腹いっぱいぱんぱん食べたら美味しかったよりも苦しいが勝ってなんかもったいなくなるから結局腹8分目が1番幸せだと思うんだけどわかってるんだけどお腹いっぱいまでたべる幸せも知ってるから食べちゃうんだよね。でもこの本に関しては腹8分目の美味しさ。前に読んだ1冊よりも大人っぽい話が多かった気がする!

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    2025年03月10日
  • バタン島漂流記

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    江戸時代にバタン島に漂流して、何年もかかって日本に戻ってくる物語。漂流から流れ着いた島での奴隷のような生活、そしてありものの材料で船を作って帰国するまでの船員達の苦悩と希望が伝わってきた。

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    2025年03月08日
  • よろずを引くもの

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    お蔦さんの出番が少なくない?と思いながら読んでいたらメインのお話があって良かった
    望くんのお話も好きだよ

    【よろずを引くもの】
    よろずを引く…… なるほど
    【ガッタメラータの腕】
    それぞれの人にそれぞれの思い
    【いもくり銀杏】
    銀杏? 南京じゃないのね
    【山椒母さん】
    山椒のような それでもお母さん
    【孤高の猫】
    みならいたい 猫
    【金の兎】
    思い出の品かぁ
    【幸せの形】
    やっぱり それぞれだよね

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    2025年03月06日
  • ほろよい読書 おかわり

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    好みに合ったり、そうでなかったり。
    アンソロジーは、お酒のおつまみのよう。
    奥田亜希子さんは、初めて知った作家さん。他の作品を読んでみようかなと思った。
    きのこルクテルとタイムスリップ、よかった。タイムスリップは、タイムスリップしてなくて、よかった!

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    2025年03月03日
  • 無暁(むぎょう)の鈴(りん)

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    遠島・流刑という言葉は日本史の授業で習いましたが、実際に流された罪人たちが配流先でどうやって生活していたのかまでは知らなかったのでまずそこに驚き、さらに後半は修験者が即身成仏に至る過程にも驚き…と、驚きの連続でした。ただ、内容が非常に重く…この前読んだ『バタン島漂流記』も相当重かったですが、こちらの方がさらに重かったです。

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    2025年03月02日
  • 善人長屋

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    善人ばかりが住むと言われる長屋に、間違って本物の善人が住むことになり大騒動。差配も住人達も表の稼業と裏の稼業を持つもの達ばかりで、子供達でさえ自分の親の裏稼業に憧れる、という状況。本物の善人が人助けのために動くことで、嫌々ながら住人達も助けに入るサマがコミカルに描かれる。人助けなので人情的な内容が多くホロリとさせられる場面が次々と出てくる。
    妻と子供を火事で失ったはずが、生きて出て来たのに最後の夫婦の別れが悲しい。ハッピーエンドにしなかったのはシリーズ化するためだろうか。4作目まであるようなので、いつか読もうと思う。

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    2025年02月23日
  • 無暁(むぎょう)の鈴(りん)

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    著者の時代小説はやはり独特である。江戸時代後期の武家の庶子が主人公で、その波瀾万丈の一生を描いている。主人公に肩入れして、状況の好転を望む気持ちが出てくるが、まったく想像しない方向に向かっていく驚きがある。当時の仏教界についてよく理解できるが、晩年はシリアスで宗教色も強くなる。かなり重い小説だ。

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    2025年02月16日
  • 牧谿の猿―善人長屋―

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    ー表向きは善人ばかり、実は悪党揃いの善人長屋ー
    シリーズの最新刊。

    今回もお節介が過ぎる加助が大活躍。

    P131
    〈日の当たる反対側には必ず影ができる。
    なのに人の一面だけを捉えて騒ぎ立てるのは、
    それが善であれ悪であれ、あまりに浅はかだ〉

    善もあれば悪もある。
    バランスよく成り立っているのが
    善人長屋の住人たち。
    それぞれが働く悪事もなぜだか憎めない。
    加助には厄介な善しかないが、それも愛嬌。

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    2025年02月11日
  • 首取物語

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    記憶をなくした二人が背負った過去の悲惨さが苦しくてたまらなかった。
    二人はこれからどんな旅をするのだろうか。

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    2025年02月08日
  • ほろよい読書 おかわり

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    「ほろよい」というくらいだから
    もっとフワフワした優しいストーリーかと
    油断していたら、思いの外面白かった。

    青山先生の話は安定の読みやすさとほっこりさ。
    それでいて飽きさせない伏線回収。
    1話目に持ってこられたから、その後のストーリーが似たようなものだと思い込み、いい意味で裏切られた。

    牡蠣の話も、途中から「え!?そっちか!」とドキドキしたし、一穂ミチさんは刺激的でさらにドキドキした。

    タイムスリップはもう少し深いところまで描いてほしいなと物足りなさは感じたが、最後の締めくくりとしては後味がよかった。

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    2025年02月07日