西條奈加のレビュー一覧

  • アンソロジー 料理をつくる人

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    料理を作る人に焦点を当てた6つの物語。おいしそうな料理も、作る人あってこそ。どんな思いが込められて料理は作られるのか、という視点に触れられる新鮮さがあった。

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    2026年07月09日
  • ほろよい読書 おかわり

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    ほろよい読書の2作目です。
    1作目も良かったですが、2作目も各作家の個性が光る短編集でした。
    特に、青山美智子さんの作品は、酒がテーマの中で下戸のライターが主人公というのが新鮮で、物語に引き込まれました。
    また、朱野帰子さんの作品は、SNS時代の人間関係を巧みに描き、現代社会について考えさせられました。
    お酒にまつわる多彩な物語が楽しめ、読後にはほろ酔い気分を味わえる一冊でした。

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    2026年07月03日
  • ほろよい読書 おかわり

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    シリーズ一巻目が好きだったので、大好きな一穂ミチさんの作品も入ったおかわりを。

    一穂さんのゾワっとする話も良かったのだけど西條さんの「タイムスリップ」を読んで一人で小洒落たおつまみと頂く日本酒が恋しくなって、それだけのために一時帰国したくなった。

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    2026年07月01日
  • 姥玉みっつ

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    なんという、希望に満ちた終わり方だろうか。

    婆と言われてるが、江戸時代の婆なら今の自分と同年代だろう。
    プライドばかり高い小心者のお麓が自分に重なって、地雷踏まれまくった気がしたが、最後は爽快な気分になれた。

    3匹のおっさんがオジサマたちの応援小説なら、姥玉みっつは、オバサマたちへの応援小説だろう。

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    2026年06月24日
  • ほろよい読書 おかわり

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    一穂ミチさん目当てで読み始めた一冊。

    序盤は、読んでいる間はそれなりに気分が高揚して、まさにタイトル通り「ほろよい気分」にはさせてくれる。だけど、いざ読み終わってみると、あとに残る余韻があまりにもサラリとしすぎていて、どこか物足りなさが残る読後感だった。

    お目当ての一穂ミチさんの一編を読み終えたときは、思わず「やったね!」と心の中で思った。やっぱりこの作家の描くものは毒薬だ!「ほろよい」どころか悪酔いしそうな、人間の不穏な心理描写は健在で、この強烈な一杯は楽しめた。

    他にも、下戸だと言い出せない青年の葛藤を描いた一編には、男だからこそ「飲めない」と言えないリアルな空気感を感じて、身につま

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    2026年06月18日
  • ほろよい読書 おかわり

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    普段、読まない作家さんたちの短編集。
    酒飲みな私としては、外せないタイトル。
    思わず手にとってしまった。以前、同シリーズ読んだ時はエッセイが多かったような記憶が。今回は小説オンリー。酒飲みのストーリーは酒飲みにしか理解できない、いや下戸男子の話もあった。とりあえず読書しながら1人飲みが好きな私には、あっという間に、読み終わり。

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    2026年06月14日
  • 心淋し川

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    ネタバレ

    おもしろかったです。

    物語は全6話で構成された、連作短編です。

    社会の底辺の貧しい環境にあっても、
    主人公たちが小さな希望や幸せを願って、寄り添いながら生きていく姿が胸に……。

    各短編に登場する人物たちが交錯し、最後には
    長屋全体の連帯感へと収束していきます。

    川のよどみに囚われていた人々が未来へ向けて動き出すのです。
    孤独の「点」が、お互いを救う「線」になって行きます。


    「澱み」から「流れ」へ
    流れないドブ川(心淋し川)のほとりから、それぞれの人生の「流れ」を取り戻すラストへと進みます。

    人は他者と関わることで、過去の傷を乗り越え、
    生き直せることを……。


    作品の完成度も

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    2026年06月08日
  • 千年鬼

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    人が生む鬼の芽を求めて突如目の前に登場する小鬼。前半の3話は短編ながら読み応えあり。後半の4話では、鬼と化してしまう「民」と小鬼の千年に渡る一心の想いが伝わってくる心に残る話でした

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    2026年05月24日
  • 隠居すごろく

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    こころ温まる隠居という第二の人生観変革。中々変われないけど、孫を介して否応無く変わっていくストーリー展開に自然さを感じ没入体験が出来ました。

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    2026年05月21日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    饅頭くらべ/母子草/肉桂餅(にっきもち)/初恋饅頭/うさぎ玉ほろほろ/石衣/願い笹

    南星屋に小さな事があって
    だんだん大事になっていく
    登場するお菓子にホッとしながら
    不穏な輩にドキドキする

    皆が無事でよかった

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    2026年05月12日
  • 江戸に花咲く 時代小説アンソロジー

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    三島屋の小旦那の話が読みたくて
    祭りを題材にした各作家さんの作品
    それぞれ違うものですねー!
    宮部みゆきさん好きです

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    2026年05月08日
  • うさぎ玉ほろほろ

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    大好きな南星屋シリーズの最新作を文庫で。久しぶりに読む。江戸は麹町にある和菓子屋の話で、短編が詰まった人情物。国中を旅して地方の菓子のレシピを書き留めて歩いていた主が、江戸に腰を落ち着け、出戻りの娘と孫娘と3人で人気の菓子店を営んでいる。

    前作で雲平という中年の菓子職人を新たに店の仲間に加えて迎えた3作目。冒頭に登場する旅好き菓子好きの中間が、なにやら事件に巻き込まれて行方不明になるところから始まる。

    その謎が物語を貫く縦のモチーフではあるが、後続の話はしばしこの事件から離れた日常に起こる事件や騒動とそれを粋に解決する南星屋のエピソードになる。毎度登場する菓子がなんともおいしそうで、人情話

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    2026年04月26日
  • まるまるの毬

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    江戸時代に和菓子屋「南星屋」を営む治兵衛とその家族の絆を描いた話。
    当時菓子屋といえば贈答用のお菓子を扱う店が多かったそうだが南星屋は庶民的な価格で全国津々浦々のお菓子を提供する変わったお店。出てくるお菓子も美味しそうだし、短編で読みやすい。あたたかい人間ドラマで読後もほっこり。

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    2026年04月25日
  • 四色の藍

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    西條奈加さんの作品を初めて読みました。
    時代小説ですが、読みやすく人情あふれる作品でした。
    また他の作品も読んでみようと思います。

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    2026年04月19日
  • ほろよい読書 おかわり

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    こういう話、すき。お酒のアンソロジーで、どの作品も面白かったです。「オイスターウォーズ」を読んでから牡蠣が食べたくなりました。個人的に1番好きなのは、「タイムスリップ」。女1人で居酒屋に入るのって勇気が必要だけど、お店に入って、日本酒の知識をいろいろ教えてもらって、素敵だな…と思いました。話のオチが、理解するのに少し時間がかかって、どういうこと?ってなりましたが、面白かったです。
    どの作品も、人間模様が素敵で世界観に引き込まれました。

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    2026年04月05日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    直木賞受賞作の時代物とは違う舞台設定に興味を持ち手に取りました。

    表紙の印象からライトな内容かと思いましたが、とっぴな設定ではあるがなかなか辛い事実が…。

    舞台は現代ではあるが、どこか江戸の人情物を感じます。

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    2026年04月04日
  • 睦月童

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    前半何話かは、不思議とはいえ小さな女の子と少年の微笑ましいシーンもある短編。うってかわって睦月神に関わる後半何話かのおどろおどろしいこと。
    でも恐ろしいものは美しい。突拍子もない話だけど、睦月神の本体が現れたシーンは本当に美しくて、禍々しいのに何度も読み返してしまう。

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    2026年03月28日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    ネタバレ

    あらすじを読んで興味を持ったのと、「心淋し川」が良作だったのが同著者の本作を読んだ理由。

    幽霊含め、主要人物が明るいテンポで進めていくのが救いであり良いところ。権田が悪い方のステレオタイプのオタクではなく、存外良識ある。というか普通に友達とか同僚にいると頼もしいタイプ。ビジュアル化されたり異性目線で見たりするとやはり印象変わるのだろうか。

    結果、読んで満足のいく内容だった。足だけが見えるのはそれ以外が生きているから説を推していたのだが、そこまでご都合展開ではなかったか。

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    2026年03月22日
  • 隠居おてだま

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    めでたしの先/三つの縁談/商売気質/櫛の行方/のっぺらぼう/隠居おてだま

    堅物のご隠居が子供たちや近くの大人たちと付き合いながら少しは丸くなったかと思いきや……
    まだまだ四角いお人で、、、

    それでも少しずつ少しずつ
    尖った角が減っている感じはある
    あんまり丸くなっても面白くないので
    適度にとんがって適度に丸いと良いのかなぁ

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    2026年03月14日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    何度も幕府に裏切られ、それでもアイヌのために蝦夷へ戻った徳内。
    心を折られていた時に立ち直らせてくれた妻のおふでさんの大らかさ、夫を信じる気持ちに自分の小ささを反省…
    壮大なスケールの物語、またゆっくりと再読したい。

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    2026年03月12日