西條奈加のレビュー一覧

  • 善人長屋

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    「西條奈加」の連作時代小説『善人長屋』を読みました。
    「柴田錬三郎」の作品に続き、時代小説です。

    -----story-------------
    善人ひとりに、凄腕の悪党たちが大わらわ! 
    痛快! 人情滴る本格時代小説。

    善い人ばかりが住むと評判の長屋に、ひょんなことから錠前職人の「加助」が住み始めた。
    実は長屋の住人は、裏稼業を持つ“悪党”たち。
    差配の「儀右衛門」は盗品を捌く窩主買(けいずか)い。
    髪結い床の「半造」は情報屋(ねたもと)。
    「唐吉」、「文吉」兄弟は美人局(つつもたせ)。
    根っからの善人で人助けが生き甲斐の「加助」が面倒を持ち込むたびに、悪党たちは裏稼業の凄腕を活かし、し

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    2023年10月02日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    江戸国のみなさま うかうかしてると 日本に好きなようにされますわよ
    ほら そこにも ここにも 日本の手の者が いらっしゃいますわよ

    ところで 私も黒鬼丸に乗ってみたいのですが……
    振り落とされて踏み付けられるのがオチですか
    やっぱり
    諦めましょうかねぇ

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    2023年09月26日
  • 亥子ころころ

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    シリーズ第2弾のため、登場人物を把握しての読み進めになりました。安定の心温まる人情作品で、和菓子の魅力満載に物語が進み、読み終えた時には、この和菓子屋一家の中に、まるで自分も溶け込んでしまったかのような幸せな錯覚をおこしてしまいます。
    淡々とした日常生活に降り掛かる心配な出来事ですら、物事への向き合い方次第で、幸せへと繋がる切符として描かれているこの小説は、人と人との繋がりを信じたい人には宝物のように感じる作品であると感じます。

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    2023年09月21日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    久方ぶりのゴメス。万事休すかと思われましたが親分さすが。石のことや蟻のこと…伏線でしたか…。面白かったです。

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    2023年09月20日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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     近未来に「建国」され、江戸時代と同じ生活を守っている人たちが暮らす江戸国。長崎奉行ゴメス(通称)と、その配下が理不尽と戦う。「金春屋ゴメス」の続編(3作目です)で、江戸の危機にハラハラし、恋愛模様にほのぼのする。

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    2025年12月07日
  • 亥子ころころ

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    ネタバレ

    毎回減量中の自分には中々厳しい内容であったが、止まらない。どのお菓子も甘そうで、後で画像で調べてしまう。
    中でも私の地元銘菓が二作もあり益々親しみが湧いてきた。
    (永餅と関の戸)
    今作では雲平という、良い男が登場するのだか年の頃がやはりお永さんと釣り合いが取れているのでどうなんだかなあと思っていたら、悪くない感じ。
    そうしていたら元亭主も辛いところ。どうしても駄目男の修蔵に肩入れしてしまう。
    万事揉め事も丸く収まった後、雲平は店に残ることになるのだけど、この後の三角関係はどうなってしまうんだろう。
    続きが楽しみ。

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    2023年09月08日
  • いつもが消えた日

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    ▶︎とりどりみどり★★★★★
    以下シリーズもの
    ▶︎無花果の実のなるころに★★★
    ▶いつもが消えた日★★★★
    3作目

    面白かった
    ただミステリーほぼ読まないからか
    このシリーズを続けて読みたいって程でもない

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    2023年09月06日
  • 雨上がり月霞む夜

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    西條奈加氏のファンタジーものかと思いきや、なかなか奥深く面白かった。「物書き」である著者の姿勢が垣間見える。
    雨月物語を読みたくなった。

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    2023年09月03日
  • 隠居すごろく

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    商売ばかりで家族を顧みてこなかった糸問屋のご隠居が、隠居所に遊びに来る孫に振り回されているうちに家族愛と人間愛に目覚める。

    基本的に善人しか出てこないが、例外的に登場する敵役の憎々しいさまがアクセントとなって、その後の大団円を盛り上げる。

    一文の得にもならないのに子供たちの芝居の台本と演出、さらには手習いの師匠まで買って出る銀麓の存在がいい。

    趣味もなく、隠居所で暇を持て余していたご隠居が、一連の出来ごとのあとでは数十年の女子供に囲まれ、慕われるさまは、人生捨てたものではないと思わせる。
    「情けは人の為ならず」

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    2023年08月29日
  • 雨上がり月霞む夜

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    相手が物の怪だろうが真摯に会話し真摯に受け止める秋成。そんな秋成が雨月物語を書き上げます

    昔物語は物の怪が一杯。今より死は身近で、そんな身近な人への想いが沢山の物の怪を生み出していたんだろうなあ

    難しい文章は斜め読み。それでも秋成の雨月への想いも、別れの哀しみもしっかり胸に届く物語でした

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    2023年08月27日
  • 善人長屋

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    表紙の絵が、物語をいい感じに表している!
    こんな雰囲気の9つの連作短編。

    「善人長屋」と呼ばれている長屋に住むのは
    実は裏稼業を営んでいる連中ばかり。
    裏の顔を隠すため
    表ではなるべく模範的に生きているわけ。
    ところが、手違いでそこに
    本物の善人・加助が住み着いてしまい
    困った人を連れてきては
    「ここなら助けてくれる」とやるもんだから…。

    差配(大家)は盗品転売を生業とする儀右衛門。
    その娘のお縫ちゃんは、家業も長屋も嫌。
    けれど、もめごとをおさめるために力を貸す
    美人局の兄弟や詐欺師の夫婦など
    店子たちの姿を見ているうちに
    だんだん意識が変わっていくのです。

    持ち込まれるもめごとと解決

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    2023年08月20日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    待ってました。やっぱりゴメスは凄い。
    今回は、特に凄さが際立っている。緻密で豪快。運まかせの様で、しっかりバックアップも仕込んである。
    江戸国の住民のエネルギーは、江戸時代に成長した江戸の住民のエネルギーに 匹敵している様で、なんだか嬉しい。

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    2023年08月13日
  • 曲亭の家

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    曲亭馬琴の息子に嫁いだお路。

    嫁としての苦労に加えて売れっ子作家が舅。お路さんはあまり苦労とは感じてないみたい?苦労を突き抜けてしまっているのかもしれない。やれるだけのことをして……?やりたいようにしてきたのかも……。だったら少しほっとする。

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    2023年08月13日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    Audibleにて。

    なんか軽いの聴きたいなーって時にぴったりだった。というより、思ってた以上に面白かった。

    足だけの幽霊の足子さんと、どうにかして足子さんと意志疎通を図り、犯人を探そうとしてくれる秋葉原のお巡りさんや、オタク達、メイドさん等コメディ要素満載なんだけど、後半は同じ話だっけと思う位切ないお話もあり、飽きずに楽しめた。

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    2023年08月12日
  • 銀杏手ならい

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    健気な子供たちの物語が泣かせる、とても良いお話でした
    教育の重要性はいつの時代にも共通しており、子を持つ親としていろいろ考えさせられました

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    2023年08月11日
  • とりどりみどり

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    ある大店の兄弟姉妹。
    みんな父親が一緒だけれど母が違う。
    が育ててくれたのは正妻のお七。
    お七は溢れる愛情で実子と同じ様に愛情深く育てた。

    それぞれに性格が違う。
    色々な事件に出くわしながら、最後は末っ子の鷺の介が出征の秘密を知ることに。

    この作家の本はいつも優しさに包まれている。
    心がほっこり豊かに彩られる。

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    2023年08月06日
  • ごんたくれ

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    実在した二人の絵師については全く知らず、他に登場した円山応挙も、名前を聞いたことがある程度…
    でも、読みながら、応挙の描く絵、豊蔵の描く絵、彦太郎の描く絵、勝手にイメージできてしまう。
    作家さんって、すごいなぁ。

    絵師として厳しい芸術の道を生きる二人のごんたくれ。
    「あらゆる難に蝕まれ、嫉妬や恨みや欲にまみれて、それでも人は生き続ける。すべてひっくるめての人間だ
    」と作品の中で表現されているが、そんなごんたくれが、とても愛すべき存在に思えた。

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    2023年08月06日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    ゴメス怖いけど、格好良い!
    辰次郎も朱緒さまと良い感じ。
    江戸はどう復活するのか?
    次も出るのかな?楽しみ。

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    2023年08月03日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    今回もスラスラ〜っとラストまで!
    実写で映画とかになってもいいのでは、と思っております。

    前回にも繋がる話ですが、これ一冊で読んでも十分に楽しめると思います。

    江戸国の人の生活、きっと現代人の私たちには不便だって思うことがいっぱいあるんだろうけど、今の便利すぎる世の中よりもそっちの生活で暮らしてみたい。
    人々の心意気もいい。
    もちろんどの世界でも時代でも合わない価値観に生きる人々はいるけれど…

    一作目にもあったけれど、辰次郎が感じる感覚が目覚めていく感じ、表現が好き。
    また続きがあるといいな。

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    2023年08月03日
  • 隠居すごろく

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    老舗の主、嶋屋徳兵衛の隠居話。仕事一筋の生活に終止符を打ったは良いけれど待っていたのは味わったことのない孤独感。その時が来れば誰もが感じる孤独感
    優しい孫の登場で色々ありながらだけれども、第二のすごろくに生き甲斐を見つけた徳兵衛は幸せ者です

    勘七、おはち親子と徳兵衛の話や、36年ぶりに「おまえさま」と呼ばれた徳兵衛と妻登勢との話やら目頭がたびたび熱くなりました

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    2023年07月29日