西條奈加のレビュー一覧

  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    読み終わった感想「続いてほしい!」だった。もう続かないだろうと勝手に思っていたゴメスシリーズにまさかの続編。
    最初は前のシリーズのことを思い出しながら読んでたけど、最後は面白くて夢中で読んでしまった。
    それにしてもゴメスの化け物度がハンパない。
    頭も良くて怪力とか化け物すぎるやん。
    パワハラされてる手下の人たちも可愛そうなんだけど、あんまり悲壮感ないのが救いか。
    直接的な暴力はあるけど、精神攻撃が少ないからなんだろうな。
    しかし、江戸が火事で丸坊主になってしやったけど、どうやって復興するんだろうか。マリアの会社から復興資金ぶんどれたりするんだろうか。

    0
    2023年11月15日
  • 善人長屋

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    金春屋ゴメス以来の西條奈加 さん。
    市井の人情モノ。
    秋の夜長に 渋いお茶と ちょっと甘いものを
    嗜みながら 一章ずつ 惜しみながら読みたい一冊

    ゛悪党゛たちが 繰り広げる゛善行゛の物語
    一編一編のストーリーに破綻が全くないのは
    ストーリーテラーとしての筆者の腕の見せ所

    心ささぶられ
    心ほっこりさせられます

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    2023年11月01日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    途中までは、「この軽さでずっといくのかなぁ」と挫折しかけましたが、足子さんの死の真相に関わるあたりから、一気に引き込まれました。足子さんは成仏していないようなので、続を期待。西條さんは、時代小説も本書も、ただの人情モノで済まない作品の書き手ですね。

    0
    2023年10月29日
  • 亥子ころころ

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    南星屋の主人がケガで…。色々な事があるけど、温かい家族の絆とお菓子で癒されました。前作よりほっこり。

    0
    2023年10月27日
  • 涅槃の雪

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    天保の改革を推し進める老中・水野忠邦、その手先となる南町奉行・鳥居耀蔵、対立する庶民派の北町奉行・遠山の金さん、遠山配下の与力・主人公の高安門佑、そして元遊女のお卯乃。鳥居耀蔵の違った一面が見られた。最後はハッピーエンド。面白かった。

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    2023年10月26日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    ゴメス劇場仕舞いました。ゆっくりのんびり(途中風邪に見舞われるって事)登場人物も名前だけで思い出せないが、得意分野でそうだねという感じで、辰次郎に松吉が中心人物ですが、あっ十三もラストに江戸に現れたよ。松吉が奈美を、辰次郎が朱緒を好きでのドタバタなんだけど、事件が起きて解決する柱なんだよね、江戸の街の再生もあるし 前2作の事件も含んで物語にしているのが上手ですね。江戸なんだけど時代劇にはなっていない。読み終えて沁みるもないし、ワクワク感ないし、うーんやっぱりゴメスの癖が凄いって事

    0
    2023年10月23日
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)

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    「西條奈加」の連作時代小説『大川契り―善人長屋―』を読みました。
    『善人長屋』、『閻魔の世直し―善人長屋―』に続き、「西條奈加」の作品です。

    -----story-------------
    母が明かした秘密。
    大川の端で交わした父との約束。
    そっと寄り添う家族に涙、涙、涙!

    掏摸(すり)に騙(かた)りに美人局(つつもたせ)。
    住人が全員悪党の「善人長屋」に紛れ込んだ本当の善人「加助」が、またしても厄介事を持ち込んだ。
    そのとばっちりで差配母娘は盗人一味の人質に。
    長屋の面々が裏稼業の技を尽して救出に動く中、母は娘に大きな秘密を明かす。
    若かりし頃、自らの驕(おご)り高ぶった態度が招いた大きな罰のことを――。
    流れゆく大川が静かに見つめた、縺(もつ)れた家族の行方を丹念に描く人情時代小説。
    -----------------------

    『善人長屋』シリーズの第3作にあたり、2014年(平成26年)に刊行された作品です。

     ■泥つき大根
     ■弥生鳶
     ■兎にも角にも
     ■子供質
     ■雁金貸し
     ■侘梅
     ■鴛鴦の櫛
     ■大川契り

    長屋の平和を守るため、悪党たちしぶしぶ大奮闘! スリに詐欺師に美人局、実は凄腕ばかりの善人長屋に迷い込んだ人助けが生き甲斐の真の善人「加助」、、、

    あふれる善意で人助けに燃え、減らず口の不良娘やケガをした当たり屋、不審な傷だらけの男児など、面倒の種をせっせと連れ帰り、そのたび騒動に巻き込まれる住人たちは戦々恐々。

    しかも拾った行き倒れが西国の盗賊一味と判明… とばっちりで差配の母娘が囚われて―!? 長屋の知恵を結集し、二人を無事に救い出せ!


    本シリーズは安定の面白さですねー 第2作の長篇も良かったですが、短篇の連作の方がテンポが良くて愉しめますね、、、

    本作では、差配「儀右衛門」の娘「お縫」に纏わるエピソードが多かったですね… 茶問屋玉木屋に婿に入った兄「倫太郎」や長屋を極端に嫌う姉「お佳代」、母「お俊」の過去など、長屋に関わる人間模様が知れて物語の幅が広がってきた感じです。

    「お縫」と「お俊」が捕らえられ、「儀右衛門」と「お俊」の馴れ初めが明らかになる『鴛鴦の櫛』と『大川契り―』は感動できましたね、、、

    「お縫」と「文吉」の恋の行方も気になるところですが、本シリーズは、現時点本作までしか執筆されていないようです… 続篇を読みたいなぁ。

    0
    2023年10月16日
  • 隠居すごろく

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    ネタバレ

    しわい屋で短気な主が、隠居後に変わっていくお話。
    すっごく面白くて、登場人物皆が生き生きと描かれて面白かった❗読みながら、このわちゃわちゃした感じ大好きだわーって感じた……から、最後のさらりと描かれてた部分が凄く辛く悲しかった。正直、読後感しんどかった。
    隠居後の話だからあってもおかしくはないけど、個人的でワガママな感想としては描いて欲しくなかったので星四個(泣)

    0
    2023年10月10日
  • とりどりみどり

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    最後の方にクライマックスが怒涛でやってきて、膝ポンで得心しました。
    鵜之兄と鷺之介の猫と鰹節の会話が本当に温かくて、最後まで読んだ後、もう一回読み直してしまった!
    表題の『とりどりみどり』の意味も成程!
    「みどり」は「三鳥」で瀬己、日和、喜路の個性強烈な三姉妹のことかなとか、鳶、鵜、鷺に飛鷹屋とか、鳥に纏わる名前が楽しい。
    螺鈿の櫛の細工の話、古いものと着物好きにはもっと詳しく〜と深掘りして欲しいとこでした!
    シリーズ化して、鷺ちゃんの成長を追って欲しいです。
    お姉様方の恋のお話しとか!

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    2023年10月03日
  • 善人長屋

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    「西條奈加」の連作時代小説『善人長屋』を読みました。
    「柴田錬三郎」の作品に続き、時代小説です。

    -----story-------------
    善人ひとりに、凄腕の悪党たちが大わらわ! 
    痛快! 人情滴る本格時代小説。

    善い人ばかりが住むと評判の長屋に、ひょんなことから錠前職人の「加助」が住み始めた。
    実は長屋の住人は、裏稼業を持つ“悪党”たち。
    差配の「儀右衛門」は盗品を捌く窩主買(けいずか)い。
    髪結い床の「半造」は情報屋(ねたもと)。
    「唐吉」、「文吉」兄弟は美人局(つつもたせ)。
    根っからの善人で人助けが生き甲斐の「加助」が面倒を持ち込むたびに、悪党たちは裏稼業の凄腕を活かし、しぶしぶ事の解決に手を貸すが……。
    人情時代小説の傑作!
    -----------------------

    今年、時代小説『心淋し川(うらさびしがわ)』で第164回直木三十五賞を受賞した「西條奈加」の作品を読んでみたくなり本書を選択、、、

    『善人長屋』シリーズの第1作にあたり、2010年(平成22年)に刊行された作品です。

     ■善人長屋
     ■泥棒簪
     ■抜けずの刀
     ■嘘つき紅
     ■源平蛍
     ■犀の子守歌
     ■冬の蝉
     ■夜叉坊主の代之吉
     ■野州屋の蔵
     ■解説 末國善己

    真面目で気のいい人ばかりと噂の善人長屋… しかし陰に回れば、大家も店子も裏稼業の凄腕揃い、、、

    そんな悪党の巣に、根っからの善人「加助」が迷い込んだ… 人助けが生き甲斐で、他人の面倒を買って出る底な しのお人好し……。

    「加助」が持ち込む厄介ごとで長屋はいつも大騒動… しぶしぶ店子たちは闇の稼業で鳴らした腕を揮う!

    江戸下町を舞台にした人情味たっぷりの時代小説… 根っからの善人「加助」が親切心から持ち込んでくる厄介事を、差配の「儀右衛門」を始めとする善人長屋の小悪党たちが、裏稼業で鍛えた知恵と経験、スキルを活用して解決するという痛快な展開、、、

    もちろん、「加助」には裏稼業のことを知られないようにしなくちゃいけないので、いつもの裏稼業よりも苦労しながら… 悪党とは名ばかりの善人たちの奮闘が微笑ましいし、ミステリ要素もあって愉しめました。

    何が善で、何が悪なのか… 改めて考えさせられましたね、、、

    火事で亡くなったと思っていた「加助」の妻子の消息が明らかになる『夜叉坊主の代之吉』と『野州屋の蔵』は切なかったですねー ドラマ化しても良いと思いますね… 面白かったので、次も『善人長屋』シリーズを読もうと思います。

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    2023年10月02日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    江戸国のみなさま うかうかしてると 日本に好きなようにされますわよ
    ほら そこにも ここにも 日本の手の者が いらっしゃいますわよ

    ところで 私も黒鬼丸に乗ってみたいのですが……
    振り落とされて踏み付けられるのがオチですか
    やっぱり
    諦めましょうかねぇ

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    2023年09月26日
  • 亥子ころころ

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    シリーズ第2弾のため、登場人物を把握しての読み進めになりました。安定の心温まる人情作品で、和菓子の魅力満載に物語が進み、読み終えた時には、この和菓子屋一家の中に、まるで自分も溶け込んでしまったかのような幸せな錯覚をおこしてしまいます。
    淡々とした日常生活に降り掛かる心配な出来事ですら、物事への向き合い方次第で、幸せへと繋がる切符として描かれているこの小説は、人と人との繋がりを信じたい人には宝物のように感じる作品であると感じます。

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    2023年09月21日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    久方ぶりのゴメス。万事休すかと思われましたが親分さすが。石のことや蟻のこと…伏線でしたか…。面白かったです。

    0
    2023年09月20日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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     近未来に「建国」され、江戸時代と同じ生活を守っている人たちが暮らす江戸国。長崎奉行ゴメス(通称)と、その配下が理不尽と戦う。「金春屋ゴメス」の続編(3作目です)で、江戸の危機にハラハラし、恋愛模様にほのぼのする。

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    2025年12月07日
  • 亥子ころころ

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    ネタバレ

    毎回減量中の自分には中々厳しい内容であったが、止まらない。どのお菓子も甘そうで、後で画像で調べてしまう。
    中でも私の地元銘菓が二作もあり益々親しみが湧いてきた。
    (永餅と関の戸)
    今作では雲平という、良い男が登場するのだか年の頃がやはりお永さんと釣り合いが取れているのでどうなんだかなあと思っていたら、悪くない感じ。
    そうしていたら元亭主も辛いところ。どうしても駄目男の修蔵に肩入れしてしまう。
    万事揉め事も丸く収まった後、雲平は店に残ることになるのだけど、この後の三角関係はどうなってしまうんだろう。
    続きが楽しみ。

    0
    2023年09月08日
  • いつもが消えた日

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    ▶︎とりどりみどり★★★★★
    以下シリーズもの
    ▶︎無花果の実のなるころに★★★
    ▶いつもが消えた日★★★★
    3作目

    面白かった
    ただミステリーほぼ読まないからか
    このシリーズを続けて読みたいって程でもない

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    2023年09月06日
  • 雨上がり月霞む夜

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    西條奈加氏のファンタジーものかと思いきや、なかなか奥深く面白かった。「物書き」である著者の姿勢が垣間見える。
    雨月物語を読みたくなった。

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    2023年09月03日
  • 雨上がり月霞む夜

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    相手が物の怪だろうが真摯に会話し真摯に受け止める秋成。そんな秋成が雨月物語を書き上げます

    昔物語は物の怪が一杯。今より死は身近で、そんな身近な人への想いが沢山の物の怪を生み出していたんだろうなあ

    難しい文章は斜め読み。それでも秋成の雨月への想いも、別れの哀しみもしっかり胸に届く物語でした

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    2023年08月27日
  • 善人長屋

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    表紙の絵が、物語をいい感じに表している!
    こんな雰囲気の9つの連作短編。

    「善人長屋」と呼ばれている長屋に住むのは
    実は裏稼業を営んでいる連中ばかり。
    裏の顔を隠すため
    表ではなるべく模範的に生きているわけ。
    ところが、手違いでそこに
    本物の善人・加助が住み着いてしまい
    困った人を連れてきては
    「ここなら助けてくれる」とやるもんだから…。

    差配(大家)は盗品転売を生業とする儀右衛門。
    その娘のお縫ちゃんは、家業も長屋も嫌。
    けれど、もめごとをおさめるために力を貸す
    美人局の兄弟や詐欺師の夫婦など
    店子たちの姿を見ているうちに
    だんだん意識が変わっていくのです。

    持ち込まれるもめごとと解決のしかたに
    ちょっとミステリ要素があって
    そこもおもしろかった!

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    2023年08月20日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    待ってました。やっぱりゴメスは凄い。
    今回は、特に凄さが際立っている。緻密で豪快。運まかせの様で、しっかりバックアップも仕込んである。
    江戸国の住民のエネルギーは、江戸時代に成長した江戸の住民のエネルギーに 匹敵している様で、なんだか嬉しい。

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    2023年08月13日