西條奈加のレビュー一覧
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御師の手代見習い、弥五郎は助けたことが縁で、材木商の
巽屋清兵衛のお伊勢参りに用心棒として、同行することに。
訳ありの弥五郎と清兵衛の道中には、様々な事件が待ち受ける。
第一話 旅立ち 第二話 小田原 第三話 浜松
第四話 桑名 第五話 松坂 第六話 伊勢
最終話 大和
参考文献有り。
伊勢講の御師の手代たちの道中での仕事や様子が知りたいと
思っての読書でしたが、物語自体が面白かったです。
行く先々での事件の連続、立ち回り、恋愛、ミステリー、
事情を抱えた人物たちは如何に?な、エンターテイメント。
登場人物それぞれの個性が光り、その心情も切ない。
特に、弥五郎と清兵衛の、双方の事 -
Posted by ブクログ
大好きな西條奈加さん♪
今作は万両店「飛鷹屋」のお話。
一代で財を成した廻船問屋の主人・鳶右衛門
正妻の子・鵜之助
妾達の子・お瀬己、お日和、お喜路の三姉妹
主人公の鷺之助は末っ子の十一歳ながら個性豊かな三姉妹に振り回されて疲れる毎日をぼやきながら送っています。
「姉さん、また事件ですか⁈」の帯にあるようにちょっとした事件を起こしたり、巻き込まれたり…
西條さんらしく読みやすくてテンポ良く暖かい。
三姉妹の個性は大店の娘特有の鼻持ちならない嫌な女達と思いきや、話が進むにつれ好感が持てる。
鷺之助が自分の事を「鷺はね…」なんて言うからもう可愛いです(⑉︎• •⑉︎)
その鷺の出生にまつわ -
Posted by ブクログ
主人公の鷺の介(さぎのすけ)は11歳。
日本橋の廻船問屋『飛鷹屋(ひだかや)』の末っ子である。
父親の鳶右衛門(とびえもん)は行商人から成り上がり、一代で身代を築いた。
うなるほど金がある。
さて、鷺之介は三人の姉たちに振り回される毎日にうんざりし、早々に三人とも嫁に出して、静かな生活を送りたいと望んでいる。
彼が尊敬するのは、「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」を商人の心得と教えてくれた、長兄の鵜之介(うのすけ)だ。
姉たちに反感を抱くのは、11歳という年齢になって、鷺之介が自分の頭で考えることに目覚めたためかもしれない。
たとえば、金持ちの家に生まれた自分と比べ、そうでない同年代の