西條奈加のレビュー一覧

  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    目次
    ・泥つき大根
    ・弥生鳶
    ・兎にも角にも
    ・子供質
    ・雁金貸し
    ・侘梅
    ・鴛鴦の櫛
    ・大川契り

    裏稼業を持つ悪党ばかりが住む善人長屋のはなし、これにて幕なんだなと思った。
    理由は後に回すとして。

    善人長屋に住む唯一の善人・加助が連れて来て世話をしている怪我人が実は悪党で、長屋で空き巣を行い逃げた。
    これには加助もショックを受け、長屋を去る決意をしたのだが、加助の知らないところで加助から人の情けを教わり救われた人もいるという、ちょっといい話。(兎にも角にも)
    卯年の御隠居さんの話は、まるで今年のための話のようでほっこり。

    痛みというものを知らずに生まれてきた子ども。
    人の痛みを知らずに

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    2023年01月22日
  • 閻魔の世直し―善人長屋―

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    ネタバレ

    巷では善人ばかりが住む『善人長屋』と呼ばれる千七長屋の住人は、表の顔とは別に裏稼業を生業にしている者ばかり。
    善人でいるのは、お上に目をつけられないためだ。
    だが、唯一本物の善人である加助が、行方知れずになった父親を探して路頭に迷った6人の子供たちを保護したことから、血なまぐさい事件に巻き込まれていくことになる。

    千七長屋の差配である儀右衛門のように、極力罪のない庶民に迷惑が掛からないように裏組織を牛耳っている親分たちが次々と惨殺される事件が起こる。
    『江戸の悪党どもは、すべて閻魔組が始末する。首を洗って待っていろ』と言う投げ文に、儀右衛門たちは、この事件の裏を探る。

    悪人はもちろん悪い。

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    2023年01月13日
  • 千年鬼

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    地名や時代などの漢字が乱立せず、物語の本筋がとてもわかりやすく書かれており、読みやすく引き込まれました。とても切なくてじんわり温かくなるお話でした。自分の中に鬼が芽生えそうになったら、この本を思い出して戒めたいと思いました。

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    2023年01月12日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    現代日本に鎖国で存在する「江戸」。
    入国は希望者の抽選で300倍。希望してもなかなか入れない。
    そして出国したら戻れない。
    そんな江戸に主人公が入国するところから始まる。
    もともと江戸の生まれで、幼い頃に出国したという。
    長崎奉行=外交担当など、用語の繰り回しも面白い。

    主人公の両親も江戸の生まれ育ち。何があって江戸を出ることになったのか?それを追う話。

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    2023年01月11日
  • 御師弥五郎 お伊勢参り道中記

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    伊勢の御師が主人公の小説を初めて読んだ。
    御師に関して表面的な知識はあったものの、実際の道中での様子を読んだおかげでより具体的なイメージを持てた気がします。
    肝心のストーリーは、貧乏藩を支えるために商人になった元武士という設定もさることながら、魅力的な登場人物がたくさんいて面白く読めました。

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    2023年01月08日
  • 金春屋ゴメス 芥子の花(新潮文庫nex)

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    前回よりはるかに読みやすくなっていて驚いた。
    私が前の本である程度の知識があったからかもしれないけど。
    日本の悪役とか、まだ続きそうな感じだったけど、このシリーズもう続かないんだろうか?

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    2023年01月08日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    結構登場人物が多く、また後半になってバタバタッと出てくるので「え?この人いつ出てきたんだっけ? 何て読むんだっけ?」と結構見返しが発生してしまった。
    ゴメスさん女である必要全くなかったけど、先にタイトルの方思いついちゃったんだろうな、って思った。
    松吉が腕切断しなくて良かった!と心から思った。
    ゴメスさんは日本の有名な医者か研究者だったみたいだけど、日本にいるときからあんな怪力でパワハラの鬼みたいな感じだったんだろうか…。

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    2023年01月06日
  • 時代小説アンソロジー てしごと

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    春雀二羽:澤田瞳子/藍の襷:志川節子/
    掌中の天:奥山景布子/姉妹茶屋:西條奈加/
    浮かれの蝶:小松エメル/おもみいたします:あさのあつこ

    薬師、麹造り、根付職人、そば打ち職人、口寄せ、揉み屋

    様々な職を持つおんなたち。
    手の仕事は人の息と想いがほんのり薫るのが良いなぁ

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    2022年12月31日
  • 無暁(むぎょう)の鈴(りん)

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    即身仏になった男性の複雑な物語   この筆者の作品は、今まで「鱗や繁盛記」や「御師
     弥五郎」を読んだ。それに比べてこの作品は、苦しい人の一生を綴ったもので、ハッピーエンドとは言えない。

     それでも読んでしまった。行者の世界も初めて知った。生とは?死とは?仏はいるのか?

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    2026年01月18日
  • いつもが消えた日

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    男子高校生にしておばあちゃんが美味しいと思うご飯を毎日作れてる望くん、すごすぎる!!
    神楽坂のアットホームな街並みにぴったりなお蔦さんが素敵だった✨
    ああいう街が今後もなくならないで欲しい‥

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    2022年12月24日
  • 無花果の実のなるころに

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    望君と祖母の蔦さんの日常、その日常も、ちょっとした事件の解決策。ほのぼの系で好き。この先も気になりシリーズを読もうと思う。

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    2022年12月23日
  • 金春屋ゴメス 芥子の花(新潮文庫nex)

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    日本であって日本ではない江戸国。
    阿片をめぐっての陰謀をゴメスが読み解く。頭も腕も桁違いのゴメスが後ろにいる安心感。子分たちのゴメスへの信頼が気持ちいいし、個性ある子分たちも魅力的だった。

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    2022年12月21日
  • 亥子ころころ

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    前作がおもしろくて引き続き。

    雲平が登場することにより、南星屋の模様に変化が。
    その変わりようがうまく描写されており非常におもしろい。

    欲を言えば親子三代の日常のやり取りをもっと見たかった
    ようにも思うが、、、
    まあこれはこれで良し。

    最新作ももうすぐ出るらしい。
    そちらもぜひ読んでみたい。

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    2022年12月06日
  • 御師弥五郎 お伊勢参り道中記

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    お伊勢詣り盛んだったことは知っていましたが、こんな職業?があったとは知りませんでした。しかも全国にいて布教活動をしていたとか、驚きでした。
    それぞれの登場人物の心模様というか動機が切なく、一方的にいい者、悪者にならず、奈加さんらしいなと思いました。

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    2022年12月04日
  • 千年鬼

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    結末には色んな感想があるだろうけれども、個人的にはよかった。繋がる先にある、いつかの未来を夢見てる。

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    2022年12月02日
  • 四色の藍

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    時代小説に慣れていないので、読み始めは抵抗のある文体でしたが、内容にだんだん引き込まれ途中からどんどん進みました。
    どの登場人物の人柄もとてもいきいきと描かれているところにも引き込まれました。

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    2022年11月30日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    学生時代、歴史が大嫌いでした。人の名前も年号も、全然頭に入りませんでした。松前藩が津軽海峡の上と下、どっちにあるのか知らなかったし。
    もっと向き合って勉強すればよかった。全ての人が平らに生きるために知っておくべき出来事が、歴史の中にはたくさんあるのですね。

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    2022年11月27日
  • みやこさわぎ

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    神楽坂みたいな情緒のある街で、粋で人情ある大人やお年寄りと過ごすことができたら、子供達もこんな風に真っ直ぐ育つ気がする。
    大人も子供も一緒にご近所付き合いしながらちょっとした問題を解決する様子はやもすればお節介とも受け止められるかもしれませんが、こういう社会が消えないで欲しいな。

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    2022年11月20日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    奈加さんのこういう感じの作品、もっと読みたいんですよね。コメディタッチの軽い感じかと思えば、しっかり社会問題など大事なことを絡めてて、入りやすい。だから、ゴメスの続きをお願いします!!

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    2022年11月05日
  • 無暁(むぎょう)の鈴(りん)

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     裏表紙のあらすじからは、破戒僧のピカレスクロマンのようにも見えるが、ピカレスクロマンではなく、単純な仏教小説でもない。
    主人公が、社会の不条理に翻弄され、社会の不条理と向き合い、せめて人々の心の救済を求めていく物語。あえていえば、江戸時代の仏教をテーマにした「罪と罰」か?ちょっと違うけど。

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    2025年12月07日