西條奈加のレビュー一覧

  • 世直し小町りんりん

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    やっぱりおもしろい西條さん!きちんとミステリーだし。キャラもたってるし。暗さで終りそうな話なのに爽やかに終わるところもいいです。ところで、何でこれに改題したんでしょう?単行本の方がよかったのに。

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    2019年08月01日
  • ごんたくれ

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    江戸中期。日本画、水墨画の絵師達の物語。
    主人公二人は架空の人物だが、その他は円山応挙、伊藤若冲、池大雅、与謝蕪村などお歴々が登場。
    しかし、架空とは言え、モデルは曾我蕭白、長沢芦雪。
    彼らの日本画を見てから読むと、より深みが増すだろう。
    奇才、奇想と称された京画壇の二人の芸術への探求、人間の追求が描かれる。
    物語の展開もさることながら、絵画を言葉や文章で表現する西條氏の筆は素晴らしい。
    相変わらず心洗われる爽やかさだなー。

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    2018年10月29日
  • 九十九藤

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    立ち行かない状態の口入屋を、なんとか軌道に乗せようと差配として頑張る「お藤」。
    古くから居る奉公人との確執。
    同業者からの横やり。
    さまざまな困難を乗り越え、新しい形の口入屋として道を切り開いていこうとする、お藤の観察眼・発想の豊かさには舌を巻く。
    西條さんの時代物はやっぱり面白いです♪

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    2018年10月18日
  • 九十九藤

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    江戸の口入屋。取り仕切ることになったのはお藤。男社会の江戸でどうやっていくのだろうか。

    成果を見て手助けする人もいれば、彼女の生き方を見て手助けする人もいる。援助してくれる人が多いほどそれは力になる。その行先が楽しみになる。

    登場人物の中ではお兼さんが好きだ。必要ならビシバシ言えるのは素晴らしい。

    それは違うと思っても一度言って終わることが多い。後が怖いとか面倒くさいとか…… まぁ相手のことをそこまで思ってないのかも……

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    2018年10月14日
  • 睦月童

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    日本橋の国見屋の跡取り息子の央介は悪い遊びを覚えて仲間と三人で悪さをして両親を困らせていた。そんな時に陸奥の山里から小さな女の子がやってきた。父親の実家の里から呼び寄せたという。しかしそのイオという女の子は「鏡」の力を持った睦月童だった。イオと央介の二人は、イオの力を使って江戸の町の事件を解決していく。そしてイオの里の秘密にも。

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    2018年10月20日
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)

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    安定の加助さんの善行に、それを半ば諦めて巻き込まれてる長屋の面々。善人長屋を読んだのが結構前だったので、長屋の裏家業や人柄とかを忘れてるところもあったんですが、やっぱりおもしろかったです。お縫ちゃんの姉のお佳代、気持ちはわかるけど…自分がしんどかろうなとかわいそうになりました。文さんとお縫ちゃんもこれからどうなることやら。鈍いからな~2人とも。幼なじみは難しい。

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    2019年08月01日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    美味しいうちに食べてもらいたいと、それだけを念じて、やけどの痛みを我慢して、熱い土鍋を運んだのです。
    …「あの…お客さん、蛤、美味しかったですか?」
    一心とは、このことか。

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    2018年07月08日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    オタクの仁義/メイドたちのララバイ/ラッキーゴースト/金曜日のグルービー/泣けない白雪姫

    秋葉原の交番勤務の2人の警官。頭は良いが顔はちょっとのオタクと頭も気持ちもかる〜いイケメンのコンビ。イケメンが拾ってきたのは足だけの幽霊!!
    どうやって意思疎通を図るのか??
    楽しくてしんみりしてちょっぴり辛くて。この3人のドタバタぶりにまた会いたいな。

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    2018年06月18日
  • はむ・はたる

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    ネタバレ

    『烏金』の続編。
    十人以上の孤児たちをまとめて、盗みをはたらきながら何とか食べさせてきた勝平。長谷部家の婆様や金貸しお吟のおかげで、真っ当な生活を送っています。
    今回は勝平をはじめとする孤児たちがそれぞれ語り手になり、周りで起こった事件を解決していく連作短編です。
    長谷部家の次男、柾が江戸に戻ってきて勝平たちに協力します。柾はある目的を持っていました。そして勝平をはじめとする孤児たちもそれぞれ触れたくない過去があり、事件を解決していく過程でそれを克服していったりします。まるで家族のような絆で、それぞれを思い合う子どもたち。大人たちが思っているよりも、彼らは世の中を知っています。周りの大人たちに

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    2018年06月17日
  • 六花落々

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    ネタバレ

    「何故なに尚七」というあだ名の下級武士の目を通した話。主要な登場人物は実在した人物とのこと。
    雪の結晶「六花」に魅せられた尚七が、藩の上級武士の鷹見忠常と出会い藩主のお学問相手となる。
    鷹見忠常を通して蘭学などを学ぶ尚七。ただひたすらに学問を探究し、権力に媚びることもなく俗にまみれることもない。いつまでも真っ直ぐな心を持つ。
    立場上孤独で、時として非情な決断もしなければならない藩主や忠常は、そんな尚七を心の拠り所とする。

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    2018年01月28日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    奉公に上がった少女の成長物語とミステリーが絡み、根底にある怨念に引きずり込まれるように読んだ。同著者の「善人長屋」シリーズを読んだすぐ後だったこともあり、菩薩顔の店主の心に潜み続けていた悪が表面化していくところに胸痛む。

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    2018年01月08日
  • 睦月童

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    人の心の中の温かい部分。そこに触れたくなるといつも西條さんの作品を手に取る。

    温かいばかりでない人の世の中でも、それぞれの温かさを信じて、人に自分を委ねてみる後押しをもらえる気がする。

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    2017年10月17日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    13歳のお末が奉公することになった『鱗や』は料理茶屋とは名ばかりの三流店。先輩の女中に嫌味を言われたり、客から盗みの疑いをかけられたりと辛い日々を送っていたが、若旦那による店の立て直しが始まり……と最近よくある料理と人情を組み合わせた時代小説っぽいけど、西條さんはまた違った味付けをしていました。途中で、だいたい仕掛けには気付くのだけど、それでも最後のある場面ではハラハラしたし、若旦那の境遇には胸を打たれた。綺麗に終わったから続編はなさそうだけど、もしあったら読みたいな。

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    2017年06月23日
  • 無花果の実のなるころに

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    好きなタイプの日常系な謎解き物。
    ホームズ役は元芸者のおばあちゃん、ワトソンはその孫です。

    金春屋ゴメスのアクの強い感じとはうって変わって日常系、、、と書こうと思いましたが、お蔦さんは、それはそれでアクが強い!ですね。

    ノゾミちゃんがお料理男子で、美味しいそうなお料理が出てくるのも嬉しい。

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    2017年06月21日
  • 四色の藍

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    ネタバレ

    おもしろくて引き込まれました。意外な展開でびっくり。女4人の仇討ち。この時代に女だけでというところがまたいいです。ハッピーエンドとは言えないのかもしれないけれど、それなりにおさまってよかったです。男と女って難しい。

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    2019年08月01日
  • 無花果の実のなるころに

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    中学3年生の滝本望とその祖母、滝本津多代(通称お蔦さん)の二人が主人公で日常の事件を解決していく。
    お蔦さんは元神楽坂芸者で女優、神楽坂の自宅で草履屋を営んでいるが料理が全く出来ない。望は曽祖父、祖父、父親譲りで料理が得意。滝本家では代々男が料理が得意な家系らしい。望の両親は北海道へ転勤して、今望はお蔦さんと二人暮しで料理を担当。
    学校の友達や幼友達、神楽坂のご近所のお仲間、お蔦さんの顔の広さから繋がっている色々な人達、後から関係が判る謎の登場人物などが絡む六つの事件簿の物語。
    独立した短編でありながら、登場人物が重複して絡んできて、どんどん引き込まれていく。続編の「いつもが消えた日」も是非読

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    2017年05月29日
  • いつもが消えた日

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    1作目みたいに短編かと思いきや長編w
    うっかりちょっと読んだら結末気になりすぎて深夜なのに最後まで読み切ってしまった・・・

    というか怖すぎた!!!!笑
    そんな展開になるとは思ってなかったから余計に。
    有斗も切なすぎだわ・・・ところどころ泣いた。泣ける。新しいとこで家族で幸せになってね・・・←

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    2017年05月16日
  • 無花果の実のなるころに

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    良かったねー!!
    こういう、下町とか芸子さんの話好きだわー かつ日常でのミステリー!
    おいしそうなご飯もいっぱい出てくるしw
    1話完結でさくっと読めたのも良かった!!

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    2017年05月16日
  • 睦月童

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    2012〜13年に「WEB文蔵」に連載された7話の単行本化

     日本橋の酒問屋国見屋が陸奥国の睦月の里から迎えたイオという十歳の少女は、「鏡」の異能を持つ睦月童(睦月神の子供)で悪事を働いた者が見ると恐怖に怯える。
     その異能によって国見屋の放蕩息子央介は改心し、イオといくつかの事件に遭遇して解決するが、睦月童が大人になって里を出た者が世の中にいることを知る。

     知り合った旗本が睦月童だった女と関わっていて睦月の里を滅ぼそうとしていることを知り、央介とイオは睦月の里へ向かう。

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    2017年01月06日
  • 三途の川で落しもの

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    意識不明で仮死状態の少年が、たどり着いた三途の川に居たのは江戸時代の武士とヤクザ者の2人の渡し守。3人は川を渡りきれない人の未練を果たすために現世に送り込まれ。。。
    何だか何処かで読んだような気もする物語です。
    ありきたりといえばそうなのですが、でも逆に安心して楽しめたような気がします。
    時代小説の味もありますし、西條さんらしい話でした。

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    2016年12月14日