西條奈加のレビュー一覧

  • 無暁(むぎょう)の鈴(りん)

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    西條さんの作品にしては予想以上に重い内容でした。
    八丈島の流人生活を具体的に長期間にわたって描いている小説を初めてだったのでかなり興味深く読みましたが、最後は本当に即身仏まで突き進んでしまうとは、、

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    2023年04月01日
  • 時代小説アンソロジー てしごと

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    【収録作品】「春雀二羽」 澤田瞳子/「藍の襷」 志川節子/「掌中ノ天」 奥山景布子/「姉妹茶屋」 西條奈加/「浮かれの蝶」 小松エメル/「おもみいたします」 あさのあつこ
    「春雀二羽」 京都鷹ヶ峰御薬園の薬師・真葛シリーズ。 「藍の襷」 色酢の麹造り職人・沙奈。
    「掌中ノ天」 根付職人に弟子入りするおりん。
    「姉妹茶屋」 妹の亥(いの)とともに秩父の峠で茶屋を切り盛りするそば打ち職人・蕗。
    「浮かれの蝶」 口寄せをする手妻師・市子。
    「おもみいたします」 揉み屋・梅シリーズ。

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    2023年01月17日
  • 亥子ころころ

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    『まるまるの毬』の続編。治兵衛が手首を痛めてしまい和菓子を思うように作れない。そんな時、店の前に倒れていた男を介抱する。その男・雲平は音信不通になった仲間・亥之吉を訪ねて京から来た和菓子職人だと、亥之吉が見つかるまで南星屋で治兵衛を手伝う事になる。治兵衛の弟で僧侶の石海も活躍し、亥之吉が姿を消した訳を解いていく。最後に雲平が出した答えには驚いたけど、という事はまだまだ続くってことですよね。3作目も期待して待とう。

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    2023年01月02日
  • 四色の藍

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    江戸時代の話を読むと、昔はこの道を江戸の人も歩いていたんだよな〜とか想像して生活ができて楽しい。
    登場人物たちもそれぞれ強い女性たちでみんな好きになった。

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    2022年12月13日
  • 千年鬼

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    ファンタジーなお話だか、きっちり相対性理論的な説明もあり楽しく読めた。怖いのは鬼ではなく人間なのね。

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    2022年10月28日
  • せき越えぬ(新潮文庫)

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    西條奈加の連作時代小説『せき越えぬ』を読みました。
    『秋葉原先留交番ゆうれい付き』、『烏金』、『まるまるの毬』に続き、西條奈加の作品です。

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    たとえこの身に害が及んでも友を助けてみせる。
    関所を巡る人間模様を描く人情時代小説。

    東海道箱根の関所には、曰くありげな旅人が訪れる。
    離縁され故郷に帰る女。
    江戸から夜逃げをした夫婦……。
    実直な番士武藤一之介は、親友の騎山市之助から関所に関する法外な依頼をされる。
    一之介は逡巡するも決断する。
    友の人生の岐路に際し何もしないのは裏切りも同然。
    たとえこの身に害が及んでも必ず友を助けなければならない――

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    2022年10月25日
  • 烏金

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    西條奈加の長篇時代小説『烏金』を読みました。
    『秋葉原先留交番ゆうれい付き』に続き、西條奈加の作品です。

    -----story-------------
    因業な金貸し婆・お吟のもとへ押しかけ、金貸し業の手伝いをする浅吉。
    新しい発想で次々と借金をきれいにし、貧乏人たちを助ける彼には、実は秘密があった。
    大金を得るべく浅吉が仕掛ける真の目的はいったい……。
    日本ファンタジーノベル大賞作家が江戸を舞台に描いた痛快時代エンターテインメント小説。
    文庫だけのオリジナル短編「勘左のひとり言」収録。!
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    2007年(平成19年)に刊行された時代エンターテイ

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    2022年10月23日
  • 閻魔の世直し―善人長屋―

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    長編はやっぱり読み応えある!
    今回はお縫ちゃんの心の揺れが大きくどきどきした。

    悪人を襲う閻魔組の掲げる正義と言う名の大義名分は恐ろしい。
    それに迎合する世間もまた恐ろしく、善人長屋の人たちは怖かっただろうなぁ。
    彼らがどんどん閻魔組を突き止めていくけど、まさかの犯人にビックリした。

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    2022年10月14日
  • 千年鬼

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    「鬼」と「人鬼」の違い、本当に恐ろしいのは「人鬼」。

    西条奈加は「心淋し川」で2020年下期直木賞を受賞。
    NHKドラマの「善人長屋」をたまたま見て、ちょっと興味を持ったので読んでみた。

    一見すると連作短編集のような構成であるが、短編同士の結びつきはさらに強い。
    人情ものの時代劇ではあるが、ひょっとしたらタイムワープもののSF小説かもしれない。

    森で知り合った民と小鬼の不思議な物語。脇役の黒鬼がいい味を出している。
    ドラマ化(もしくはアニメ化)したときの黒鬼の配役で、できあがりが左右されるような立ち位置なのだ。

    テーマは人の心にはびこる「悪心」の存在であるけど、人情ものとしての魅力の方

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    2022年09月26日
  • みやこさわぎ

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    西條さんの作品は、これが初めて。
    ちょっと前に直木賞をとった、時代小説の作家さんだったと記憶している。

    時代設定は現代。
    でも、神楽坂の老芸妓さんが主人公とのことで、江戸情緒が漂うような作品かと思い、読み始める。

    本作はシリーズの第二作。
    視点人物の滝本望少年は、都内の私立高校一年生。
    学校のため、北海道に移住した両親から離れ、神楽坂に住む祖父母の家に居候する。

    主人公は彼の祖母、お蔦さん。
    芸妓として生きてきた人で、人望は厚いが、料理はさっぱり。
    滝本家はなぜか代々男性が料理を担う。
    祖父なき今、望が料理男子として、日々の食卓に腕を振るう。

    その家には、お蔦さんの年若い義弟、奉介さん

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    2022年09月25日
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)

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    シリーズ2作目と間違って読んじゃった3作目。
    2作目を飛ばして読んでも問題ない話でよかった!
    今回も短編集で読みやすい。
    最後にあるお縫ちゃんの両親の話は思ったよりも重かった…
    お縫ちゃんのお母さん、お俊さんの壮絶な過去。
    それでも前を見て立っていられる強さが凄い。
    お俊さんの凄さを容姿に惑わされずにしっかり分かっていてくれた儀一さんは立派な人だなぁ。

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    2022年09月23日
  • 亥子ころころ

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    ほんのり甘い和菓子の様に、
    とても温かみのあるほんわかしたお話で、
    西條さんは、その人の背後にあるもの、その人の情、そういったものを描かれるのが本当に上手だなと、尊敬します。

    とっても美味しそうな和菓子と共に展開していくお話が、いつまででも読めてしまいます。
    もう続きが読みたくてたまりません。

    今日はおやつにお萩を食べたいと思います(笑)

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    2022年09月20日
  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    ネタバレ

    通称、猫町に暮らす野良猫のミスジ。
    恩猫で憧れの先代、順松が行方知れずになり、新しい傀儡師に任命される。
    人を遣い、人を操り、猫のために働かせる、傀儡師。
    早速、履物屋のキジから依頼が。珍種の朝顔の鉢を台無しにした冤罪をかけられたのだ。
    ミスジはミスジの傀儡である狂言作者、阿次郎を連れ出して。

    かつて米問屋が多かった米町がネズミ対策で猫を飼ううちに猫の町へ。
    そんな猫の町には傀儡師の猫がいて。
    猫視点で猫を救うために傀儡を誘導しながら事件を解いていくうちに、ミスジは先代の順松失踪の謎に迫っていく。
    事件と犯人に驚きはほぼ無いんだけれど、猫や烏の漢気や姉御肌が小気味良い。
    仔猫たちはやんちゃだ

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    2022年09月17日
  • 亥子ころころ

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    二巻目と知らずに先に読んでしまった亥子ころころ。一巻は「まるまるの毬」。物語としては楽しめるが、一巻を読んでいたらもっと楽しめた。これから読む方は先に「まるまるの毬」をぜひ。時代小説で、人情モノで、ミステリ要素もある。一日二品の和菓子を売り切る。親子3代肩を寄せ合って、欲張らずつましく商いをする。その姿にはっとする。吹き寄せられた流しの菓子職人と仕事場で肩を並べるうちに治兵衛の中で湧き上がる想い。お客さんの笑顔も嬉しいが、仲間と切磋琢磨して作り上げる面白さも仕事の楽しみだ。

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    2022年09月12日
  • 四色の藍

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    202207/真相は好みではなかったけど、登場人物達がみなキャラがたって生き生きと描かれていて楽しめた。

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    2022年09月04日
  • 善人長屋

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    軽快、爽快、江戸人情長屋。
    事前の情報なしで、読み始めて、善人の集合住宅と思っていたら、最初の数ページで、裏切って(まあ、そうでもないんだけど)NICEタイトル。
    裏稼業を持っている(表もちゃんとある)、住民達の長屋。そこに、正真正銘の善人が紛れ込んでしまう。設定だけでも、面白そうな感じでしょ。ドラマの時代物を見ているような気楽さとテンポの良さ。
    「犀の子守歌」は、性同一性障害について扱うのだけれど、なるほど、どんな時代にもどんなお家柄でも、現実的に起こりえた話だなって。今まで、あまり考えた事がなかったので、新鮮でちょっと衝撃を受けてしまった。

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    2022年09月04日
  • 雨上がり月霞む夜

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    202112/予想よりファンタジー色あったけどぞっとしつつも悲しみ感じる面白さで西條奈加らしい物語だった。

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    2022年09月04日
  • 亥子ころころ

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    これ…シリーズかな?
    前刊があるっぽい気がする。。

    割と淡々としているけど
    出てくるお菓子も美味しそうだし
    登場人物がみんな…なんか良い
    地に足をつけて前を見て生活してる感じ

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    2022年09月02日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

     ファンタジー章がデビュー作だったのですね。

     とんでも設定が凄いです(笑)
     ですが、こんな風になっていたかもしれません(戦後は特に)

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    2022年08月30日
  • 亥子ころころ

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    「南星屋」シリーズ第2弾。

    腕を痛め困っていたところに、雲平が店前で倒れていたことから話が展開していく。
    治兵衛と同じように諸国を巡り、菓子を作っていた雲平が店を手伝うことにより、雲平の弟弟子の行方探し。

    父を見ていたお永が雲平に惹かれていくも、別れた夫の気持ちなど、次巻以降もなかなか気になる。
    前作では辛い思いをしたお君にも幸せになって欲しい。

    旅に出ずとも、諸国の美味しいお菓子が食べられるこんな店が近くにあったら、通ってしまうだろうな。
    次巻はどんなお菓子が出てくるだろう。

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    2022年08月26日