西條奈加のレビュー一覧

  • 閻魔の世直し―善人長屋―

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    最近お気に入りの西條奈加先生の本
    若者はいつでも先鋭化して行動する
    が、老獪な悪い大人に気をつけなさ
    いという教訓ものがたり(´・ω・`)

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    2022年05月16日
  • 善人長屋

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    その長屋に住むものは皆さん訳アリで
    裏家業(スリや騙り、盗人)を営んで
    いるため普段は善行をして世間からは
    「善人長屋」なる皮肉が利きすぎる異
    名があるのだが、そこに本物で筋金入
    りの善人が入居したから大変な事に…

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    2022年05月10日
  • 曲亭の家

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    読みやすくて面白かったです
    戯作者の家に嫁いだ主人公お路の苦労は大変なものでしたが、まっすぐな気性には好感が持てました
    現代でも人気の八犬伝、家族の多大な犠牲の上に成り立っています

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    2022年05月09日
  • 御師弥五郎 お伊勢参り道中記

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    二度目ましての作者さん
    御師をテーマにしているが深くは掘り下げていない
    (山本一力先生とは違います)
    事件仕立てで少しずつ謎とどんでん返しからの解決
    手馴れた作者さん(´・ω・`)もう一冊積んでいるw

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    2022年05月03日
  • 烏金

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    西條奈加先生、初めまして
    書き過ぎず淡々と物語を進めているのに
    端々に人情話のようなにおいがして最後
    まで一気呵成に読みました(´・ω・`)

    読みやすい文体をベースにしつつ、時々
    見せる謎めいた部分が良いスパイスです
    良い作家をしりました!

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    2022年04月16日
  • 銀杏手ならい

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    子供の将来に真剣に取組む萌の姿はそれなりに良かったのだが、普通の量に7章も詰め込んでいるので深さが少々足りないような気がした。赤ちゃんが拐かされて出てきた本当の母親も、あっという間に消えてしまったし、父親が亡くなって将来を諦めた子供のその先を読みたかった。最初は苦手だったのんべ先生や江戸一番の塾の嫡男との恋の行方があるかと思ったが、全く気配が無かった。そう言う意味ではシリーズ化して、その後を読みたいと言うところか。

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    2022年04月07日
  • 涅槃の雪

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    教科書で読んだ天保の改革が、様々な立場から捉えた物語として描かれていて、とても面白く読みました。誰が適役かなぁと役者さんの顔を思い浮かべながら読むのも楽しかったです。時代劇が少なくなって寂しい…。
    今も昔も政まつりごとは変わらないのだなぁ。お仕事小説の要素もありましたね。

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    2022年04月03日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    天明5年2月(1785年)田沼意次肝煎の蝦夷地見分隊はロシアに対する海防と開拓の調査のため、江戸を立つ。その一員に加わった最上徳内は厚岸(アッケシ)到着後、アイヌの少年フルウと出会う。蝦夷での交易を独占する松前藩はアイヌを搾取する実態を知られないよう、見分隊の行動を監視し、徳内とアイヌの接触を禁じる。
    田沼意次の失脚、松前藩との確執等の困難の中、アイヌとの信頼と友情を貫き通す徳内の生涯が描かれる。

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    2022年03月28日
  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    装丁に惹かれて購入。
    はじめての西條作品。

    ほっこり系の時代小説。読みやすくすいすい読めるが装丁ほど印象に残るお話ではないかも。
    ただ最後の最後にこの先に大きな展開があるかも?な、思わせぶりな終わり方。

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    2022年03月25日
  • 雨上がり月霞む夜

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    『雨月物語』というのをモチーフに作られた物語らしい、、というのを終盤になって知りました。

    もともとの話を読んだことないので妖物語として読んだのですが、ストーリーはおもしろかったです。
    雨月の正体が分かった時はぞくっとしました。
    所々に和歌とか古文みたいなのが出てきて詳しく説明もしてくれてるのですが、、
    ちょっとむつかしかった印象。

    雨月物語を知っていて和歌や古文にも興味があったなら、もっと楽しめる作品だっただろうなー。

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    2022年03月23日
  • 刑罰0号

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    相手の立場になって考えろってよく言うけど、まさにこれって感じ。
    普通に面白かったけど、もっとドロドロしたものかと思ってたから若干期待しすぎた。
    加害者に被害者の記憶や想いを体験させる機械、0号。
    臨床段階にあったが時を経て段々テロ組織として使われるようになってしまい…
    ラストはハッピーエンド。
    1番最初の加害者が本当はいい子で、でも被害者の記憶を植え付けられて、2つの人格が共存する身体になってしまった。互いが思いやりをもっていて温かい気持ちになった。

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    2022年03月10日
  • 刑罰0号

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    想像していた内容とは違ったけれども、想像以上に考えさせられながら読めた。連作短編の難しいとこでもあるが、一編がどうしてもライトにならざるを得ないのは苦しいところ。本当はもっともっと濃い一編を読みたくなる作品。

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    2022年02月20日
  • 千年鬼

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    ★3.6 2022.02.17

    1000年という気の遠くなるような時間をかけて小鬼は少女を救い続ける。自分の命を削りながら。
    少女 民と小鬼はお互いにかけがえのない存在だった。だからこそ1000年かけてお互いを取り戻そうとしているのだと思う。
    すれ違い、すれ違い続けてのちの、ほんの一瞬の邂逅。
    その一瞬が彼らの次の1000年に希望を与える。
    何とも切ないファンタジーだった。


    ↓↓↓内容↓↓↓
    友だちになった小鬼から、過去世を見せられた少女は、心に“鬼の芽”を生じさせてしまった。小鬼は彼女を宿業から解き放つため、様々な時代に現れる“鬼の芽”―酒浸りで寝たきりの父のために奉公先で耐える少年

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    2022年02月18日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    主人公と一緒に旅をした気分になった。主人公がアイヌを想う気持ちが伝わってきて、アイヌが乱を起こした章はとても悲しかった。

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    2022年02月14日
  • せき越えぬ(新潮文庫)

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    最後の章で、関を抜けるシーンはドキドキした。この章はもう少し文章のボリュームが多くてもよかったと思う。

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    2022年01月31日
  • 雨上がり月霞む夜

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     短編連作にしても、どうにも似たような話ばかり続くな……?と、思っていたら、なるほど、「雨月物語」がベースになっていたわけか、と納得。「吉備津の釜」のクライマックスシーンくらいしか覚えていないために比較を楽しむなんてことは出来ませんでしたが、「雨月物語」をしっかり読んでいれば、全く違った印象や驚きをもって読めるんだろうなぁと感じました。和歌や古典に通じていれば、またしかり。己の浅学ぶりが勿体ない一冊でした。
     とはいえ、何も知らないなりに違和感を覚えながら読み進んだ先の、最後の二編での伏線回収は実に見事です。
     そしてウサギの遊戯が、偉そうで生意気な態度といい、所作といい、とにかく可愛い……も

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    2022年01月23日
  • 九十九藤

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    武家相手が普通だった口入れ屋業界に、家事の修行をした男性を商家相手へ送り込むという新しいビジネスにチャレンジするお藤。面白かったけれど、他にもいろいろな工夫を見せて欲しかったかな。
    高田郁さんのようにシリーズ化すればもっと深みが出るかも。

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    2022年01月16日
  • 曲亭の家

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    私はその存在をはじめて知ったのですが、曲亭馬琴の半生を語るには外せない存在のようですね、土岐村路。長男の嫁であり、最終的に盲いた馬琴の筆記助手となった。独立wikiもあった。へえぇ。
    馬琴は日本ではじめて筆一本で生計が成った存在とは言われるけど、こんな強烈な性格だったのかぁ、天才は、得てして、己も周囲も削るものではあるけれど。貞女の鑑と傍目には見えたかもしれないが、内情こういうかんじなら、ほんとに大変だったろう。芯の強い女性の話であることは間違いない。自分なら、路のようにはとても生きられない。そこに己の役割と矜持を見ていたのかもなあ。強い。
    馬琴がほんとに思いやりがなさすぎて(なんなら姑も夫も

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    2021年12月13日
  • はむ・はたる

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    様々な事情で親なしの勝平達十五人の子供。とある事で知り合った御家人長谷部家に身元保証人になってもらい、子供達だけで長屋で暮らしている。元は掏摸や泥棒をしていたが、今は長谷部の家の婆さまや嫁の手内職である稲荷寿司作りと行商を手伝っている。逞しく暮らしながら自分達の周りで起きる様々な煩い事を知恵と行動力で解決していく。
    子供達の事情が親に売られたり、暴力から逃れたりと悲しい過去ばかりだけど、その後寄り添って力を合わせて生き抜いてきた逞しさもある。勝平達が長谷部家の面々と知り合う話が多分あるのだろうけど、この本には載ってない。知りたいなぁ。

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    2021年12月12日
  • 曲亭の家

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    舅の馬琴を始め、とんでもなく傲慢・我儘・癇癪持ちで、とんでもなく面倒な家に嫁ついだお路の半生。なんでこんな家に嫁いでしまったのだろうと思う環境の中、大変な苦労をしながらも、人に馴染み、与えられた役割を見いだし、小さな楽しみや幸せをみつけ、たくましく生きたお路に、勇気をもらった。
    苦労が多いからと言って、不幸せとは限らない。
    幸せはそもそも小さいもので、似たような日々の中に小さな楽しみを見つける。
    人の幸不幸はおしなべて帳尻が合うようにできている。
    私もこれから先、苦労や悲しみが襲ってくると思う。その時に、この作品を思いだし、少しでもお路みたいに歯をくいしばって生きれたらなと思う。自信はないけれ

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    2021年11月25日