西條奈加のレビュー一覧

  • バタン島漂流記

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    ネタバレ

    大事なところだから詳しい説明になっているのだとは思うけれど、船の造りや乗組員の役職などなじみが無さ過ぎてなかなか頭に入ってこず…
    苦難が多い漂流、バタン島での生活とつらい展開が続くところも、読み進めるのに苦労した理由
    頭や楫取ももちろん、門平には死んでほしくなかった
    史実に基づいている物語、知らなかった事を知れるのは面白かった

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    2024年09月13日
  • 姥玉みっつ

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    3人の幼馴染が其々の人生を歩み長屋に出戻ってくる。
    賑やかなのか煩わしいのか。
    そんな中、3人で女の子を預かる事に。
    女の子の正体は?
    段々悍ましい状況が浮かび上がってくる。
    何とか女の子を守りたい3人の奮闘が温かい。

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    2024年09月13日
  • 心淋し川

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    心淋し川

    著者:西條奈加
    発行:2023年9月25日
    集英社文庫
    初出:小説すばる
    「心淋し川」2018年7月号
    「閨仏」2018年10月号
    「はじめましょ」2019年1月号
    「冬虫夏草」2019年7月号
    「灰の男」2019年10月号、11月号

    9年前の2015年、初めて西條奈加作品を読んだ。睦月童(むつきわらし)という、江戸時代を舞台にしたファンタジー小説だった。7話からなる長編だったが、なかなか印象に残る作品であり、この作家は注目だと読書メモに書き留めていた。

    その5年後に発表された「心淋(うらさび)し川」で、直木賞を受賞した。それは読まなければと思いつつずるずる。今年、やっと読めた

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    2024年09月02日
  • 姥玉みっつ

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    一人静かな老後暮らしを始めようとしてた「おろく」の長屋に、幼馴染みの婆2人が集合。言いたい放題やりたい放題の2人に閉口する「おろく」そこへ訳ありの小娘が加わり起こる事件で、婆たちは一致団結して小娘の為に敵に立ち向かいます。母、いえ婆も強し!

    江戸時代の婆たちの会話が、どうも自分たちがしている会話に聞こえて(笑)

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    2024年09月01日
  • 歴屍物語集成 畏怖

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    【収録作品】
    序章 天野純希
    「有我」矢野 隆
    「死霊の山」天野純希
    「土筆の指」西條奈加
    「肉当て京伝」蝉谷めぐ実
    「ねむり猫」澤田瞳子
    終章 天野純希

    ゾンビテーマの時代小説アンソロジー

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    2024年08月23日
  • 江戸に花咲く 時代小説アンソロジー

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    お祭りを題材とした短編集。シリーズ物の中の一編が多かった。シリーズ物の他の作品も読んでみたいと思うものも有った。やはり宮部みゆきが断トツで巧い。

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    2024年08月16日
  • 千年鬼

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    心に「鬼の芽」を宿した者はそのままだといつか芽が育ち、いつか人鬼となってしまう。
    様々な時代に現れその芽を摘み取り集める小鬼がいた。
    それは遥か昔に小鬼が犯した罪によるものだった。

    それ自体は悪いことをしようとしたものではなくとも、罪は罪。
    それをわきまえてきちんと精算と向き合う日々を思うと、なんだかさみしくなった。

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    2024年08月11日
  • バタン島漂流記

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    「なんでそんな?」と思ったら実話だったからですね。難しいですね、作り話だったらもっと面白く書けたでしょうに。

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    2024年07月28日
  • 心淋し川

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    6編からなる連作短篇。舞台は千駄木町の一角にある心町(うらまち)。

    『心淋し川』 心町に流れる"心淋し川"。この川が主人公ちほの心情を表してる。最後に岸辺の杭に引っかかってた赤い布がいつの間にかとれた。その時ちほの心のつっかかりもとれ、前よりも生きやすくなったのかな。誰かに認められるって嬉しいよね。

    『閨仏』 4人の妾を一緒に住まわす六兵衛はとんでもないヤツと思ってたけど、実はいい人なのかな?一番年上のりき、頑張ってほしい。恋の方も。いい人に出会えてよかった。

    「はじめましょ』 与吾蔵も年齢とともに丸くなり、人を思いやることもできるようになった。昔の過ちと向き合い幸せ

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    2024年07月21日
  • 姥玉みっつ

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    西條さんの江戸人情物。
    姦しい三人の婆さまが、ひょんなのことから、口のきけない迷い女の子を拾う。
    婆さまそれぞれの生きざまと、女の子の出自の謎がからみあって、最後は大団円。
    すっきりと読めて、間違いのない面白さ。

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    2024年07月17日
  • 姥玉みっつ

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    婆さまたちの日々の暮らしや来し方から浮かび上がるのは、人によって程よい距離感って異なるから人間関係って難しいよね、というところだろうか。
    お麓はもう一歩踏み込んだ感慨を抱く。感情に蓋をしていると別の形で発散させる可能性があるということだ。酒、博打、色、暴力。抑圧された感情が暴走するのは、自分自身かもしれないし身近な人物かもしれない。そんな危険な状況に陥るぐらいなら、めんどくさいながらもコミュニケーションを交わして、それぞれの心の風通しを良くしておく方がいい。
    作中の水落のように心がないものには通じないのだろう。けれども、通じない相手と対峙するときには味方がいた方がいいわけだし、リスクヘッジとし

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    2024年07月14日
  • 金春屋ゴメス 芥子の花(新潮文庫nex)

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    芥子の花 金春屋ゴメス

    第17回ファンタジーノベル大賞受賞作の第2作。
    日本の中に再現された江戸。独立自治国として鎖国政策を取り、江戸時代の江戸の暮らし、文化をそのままにしているというのが設定です。
    その中で、長崎と同じように交易の窓口を作り、そこを治める長崎奉行の通称ゴメスを筆頭に個性あふれる面々が阿片の抜け荷の捜査に活躍というのがあらすじです。
    基本的にはゴメスのキャラクターが立った時代小説なのですが、ゴメスのキャラがちょっと漫画チック過ぎて、ちょっと減点対象でしょうか。
    物語は続く。。。という感じなので、江戸を倒そうとする勢力との戦いを予感させる次作にも期待です。

    竹蔵

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    2024年06月25日
  • 婿どの相逢席

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    小さな楊枝屋の四男・鈴之助は、相思相愛のお千瀬の
    生家である大店の仕出屋「逢見屋」へめでたく婿入り。
    誰もが羨む逆玉婚のはずだったが…。夫婦奮闘記。

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    2024年08月16日
  • とりどりみどり

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    クセのある三人の姉たちに振り回される末弟の難儀。

    嫁ぎ先の家の金まで食い潰すほどの荒い金遣いの姉たちだけでなく、主人公の鷺之介に対しても、しょせん金持ちのボンボンであり、それ故の卑屈さを感じてしまって、当初登場人物にあまり魅力を感じぬまま読み進めなくてはならなかった。とは言え、現代と変わらぬ女性らしさを求められる風潮に抗っているかのような姉たちの振る舞いにスカッとする場面もあり、鷺之介の出生の秘密へと流れていくストーリー構成は面白く読めた。

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    2024年05月27日
  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    つい作家の名前で購入してしまった。苦手なファンタジー系だが、ミステリー風でもあるので何とか読み進められた。
    猫と傀儡(人間)が主役。人を操って猫の為に働かせる傀儡師となった猫のミスジだが、前任の傀儡師の順松が失踪したことで昇格した。連作短編であり、最後は順松の失踪事件を人の傀儡とともに解決する。この人間を操る方法が読んでいてもピンとこない。猫の言葉を解せない人間を誘導して行くのだが、解せないのでもどかしい。傀儡師ということを、傀儡にバレては行けないこともあり、それなりにドキドキする場面もある。
    犬より猫派ではあるが、小説となると猫が不気味に描かれるのは仕方ないのだろうか?

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    2024年05月27日
  • 世直し小町りんりん

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    町与力の庶子で長唄の師匠でもあるお蝶。
    先日、父親を亡くした後
    兄夫婦から本宅で同居の誘いを受けているが
    堅苦しいことは嫌なのでことわっていた。
    ところがある日暴漢に襲われ
    「父から預かっているものを渡せ」と
    詰め寄られる。
    まったく身に覚えのないお蝶だったが
    やがてそれが江戸を揺るがす事件に繋がっていく。

    いいわ〜。
    連作短編の最初の3話くらいは
    この父の遺品事件を横糸にしながら
    市井の町人たちの諍いごと解決の話で。
    ひとつ片づくごとに味方や知り合いが増えて
    最終、彼らがお蝶さんを助けてくれる。
    またこのお蝶さんはじめ
    兄嫁さん、幼馴染、用心棒の若侍などなど
    登場人物がみな気持ちいい!

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    2024年05月22日
  • 江戸に花咲く 時代小説アンソロジー

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    【収録作品】「祭りぎらい」 西條奈加/「天下祭」 諸田玲子/「関羽の頭頂」 三本雅彦/「往来絵巻」 高瀬乃一/「氏子冥利」 宮部みゆき

    祭りをテーマにした時代小説アンソロジー。
    「天下祭」はわからないが、それ以外は、いずれもシリーズものの一篇。単行本未収録の新しい作品と思われる。
    「祭りぎらい」は「狸穴屋お始末日記」シリーズ。
    「関羽の頭頂」は「運び屋円十郎」シリーズ。
    「往来絵巻」は「貸本屋おせん」シリーズ。
    「氏子冥利」は「三島屋変調百物語」シリーズ。
    シリーズとして続いている作品ということで、さすがにどれも面白い。とはいえやっぱり、宮部みゆきは別格かな。

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    2024年04月18日
  • 雨上がり月霞む夜

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    最後であっと驚いた。
    「雨月物語」に触れた事がないので、調べてからもう一度読むと、更に物語を楽しめる気がする。
    兎の遊戯が可愛くて好き。

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    2024年04月16日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    働き者の娘が寂れた料理屋を大きくしていく話かなと思っていたら、なかなか血生臭い話が出てきたりと最後まで面白く読んだ。

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    2024年04月05日
  • 心淋し川

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    やっぱり面白い。

    短編でそこそこ盛り上げて、ラスト1話でガバリと引っ掻かれました。

    西條さんと宮部みゆきの時代ものは、ホントにふとした時にその場に飛んで行けるような現実感が伴って、思わずリアルに感じてしまうのはなんでなんだろう。

    生きたこともない時代なのに、
    わかるのよ、長屋の差配さんの雰囲気が。

    西條さん、わたしよく西加奈子さんと間違えて読んで、あ!またやっちまったって思うこと多いんだけど、他の人そんなことないんだろうか?

    西加奈子さんのはイマイチ入り込めないのよ。
    だから、読んでて?あれ?あれー?なんかなー?

    あー!ー!!!!!!間違えた!!!!!西條ナカさんと間違えた!!!!

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    2024年04月05日