あらすじ
現役キャバ嬢代議士・小町が奮闘! 全有権者必読の政治エンタメ! 「夜の銀座」専門の託児施設を立ち上げた行動力を買われて衆院選に出馬、見事初当選を果たした芹沢小町。“現役”キャバクラ嬢でシングルマザーという経歴、物怖じしないキャラクターがメディアで話題となり、働く母親達を中心に熱い支持を集めている。ひとり親家庭、貧困、埋まらない男女格差。“ジェンダー不平等国”ニッポンに、小町のパワーは風穴を開けられるのか!? 新・直木賞作家が放つ衝撃作、待望の文庫化。巻末解説を寄稿した書評家・斎藤美奈子氏、認定NPO法人フローレンス代表・駒崎弘樹氏他、各界より絶賛応援の声、続々。全有権者必読の政治エンタメ!
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Posted by ブクログ
西條奈加さん現代版を初めて読んでみる。ほんわかした親子の物語かと思ったら女性首相かと思ったら全く違うし、キチンとした資料も膨大なものだろうし未だに始まりもしない児童問題だった。児童年金と本当に出来て欲しいラストの展開するのも醍醐味。児童待機問題にNPOに夜間育児所を出してくる本当に起きているって事。小説よりも新書本を読んでる気分になるな、ノンフィクション だろうこの展開は。これが書きたかったんだろう、濃密なお話ですね。うん
Posted by ブクログ
一気読み‼️
法知識も増えて、今の日本の問題も分かる、優れた作品でした。
何より、日本はここまで落ちてしまったのか、と言うことが実感出来ると同時にまだ間に合うかもしれないと希望を抱くことができる。
傑作です‼️
Posted by ブクログ
子供の貧困問題を真正面から取り上げた作品。
普段は時代ものが多い西條さんですが、本作の熱量からこの問題に対する彼女の本気度が伝わってくる。
最後も爽快な終わり方で良かったです。
Posted by ブクログ
永田町でのバトルはあんまりなかったけど、平穏無事を大事にする婚家とか、匿名の隠れ蓑を纏った世間とか、色んなものに向き合いながらもブレずに真っ直ぐ歩くシングルマザーのシビアな現実。
最低限の生活を護る国の仕組みが依って立つ価値観を再考しなきゃダイバシティは成り立たないな、とストンと納得出来る啓蒙の書でした。
小町さんもかっこいいけど、菓音ちゃんが最高に素敵です。
Posted by ブクログ
作者の関心の強さが一貫して感じられ、ストーリーよりも知識のインプットの方が多かった印象です。こんな思いを持った政治家が少しでもいれば世の中もっと良くなるんだろうなと純粋に思いました。
Posted by ブクログ
どうしても説明クサくなってしまうのを差し引いても面白い作品だった。
子どもは本当に親をよく見ている。これは多分いつの時代も変わらないと思う。親はやっぱりカッコイイと思いたいのだ。
Posted by ブクログ
目的のためにはどんな手段も利用する小町さん。
もーさんの政治の世界の解説は分かりやすくて面白い。
秘書に駆り出された面々も個性的でワクワクする。
たまには国会中継を見たほうがいいかもしれない