西條奈加のレビュー一覧

  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    西條さんらしくないオタク要素に満ちた作品だと思っていたら、解説に実は彼女がアニメオタクだと書いてあってビックリした。 
    オタクものは自分が知らない世界に触れることができるので、実は読んでいて結構楽しいことに最近気がついています。

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    2020年01月05日
  • いつもが消えた日

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    1巻目と違って、結構深刻。
    孫の後輩の一家3人が行方不明になった事件に、お蔦さんの推理がさえる。
    ご近所さんのサポートが暖かい。神楽坂ではまだコミュニティが残っているのだね。

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    2019年09月14日
  • 無花果の実のなるころに

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    元芸者できっぷの良いお蔦さんと中学生の孫の望が、神楽坂界隈で起こる事件を解決する。

    神楽坂という場所
    元芸者で女優という過去と中学生の日常
    お蔦さんのカッコよさとノゾミちゃんの優しさ

    次巻も読みたいと思う本です。

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    2019年08月25日
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)

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    お江戸は日本橋。
    通称、善人長屋。その実、掏摸に騙りに美人局。長屋唯一の善人加助以外は、全員裏稼業を持つ悪人長屋。

    一寸の虫にも五分の魂。悪人にも五分の優しさ。
    良いねー、義理と人情。家族、義兄弟、縺れた家族の行方を丹念に描く人情時代小説。

    コンプライアンスだの何だの、形ばかりの堅苦しい昨今に、人の温かさを感じる一冊でした。
    西條氏の人情ものは実に気持ち良い。

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    2018年11月19日
  • 睦月童

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    童の話かと思いきや、最後は草の執念のような話に。『パラサイト・イブ』みたい。人の想いVS草 的な構図になっている。

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    2018年10月23日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    江戸の料理屋に奉公に出た14歳の少女を主人公とした人情物、ミステリー仕立てでもある。主人公お末の純真さ前向きな姿勢に好感。2018.10.8

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    2018年10月08日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    西條作品ということで期待を膨らまして読み始めたが,少々膨らまし過ぎたかも。登場人物たちも面白いしミステリも中々だけどどうも感情移入しにくい。
    あらすじ(背表紙より)
    電気とオタクの街―秋葉原。その交番に勤める権田は、筋金入りのオタク警官。対してコンビを組む長身イケメン警官・向谷は頭はからっぽだが、類い稀なコミュニケーション能力の持ち主。ひいては美脚の「足だけの幽霊」を連れてきてしまった。2人は「足子さん」と呼び、彼女の死の理由を探し始める。フィギュア盗難、抱きつき魔、迷子、メイド喫茶のいさかい…ご当地ならではの「謎」に凸凹警官が挑む、新境地人情ミステリ!

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    2018年08月05日
  • 無花果の実のなるころに

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    東京に引っ越して約一年、かつては想像でしかなかった神楽坂がどんな場所か知ってから読んだので、その分風景が想像できて楽しかったです。
    物語もなかなか面白いので、次作も読んでみたいと思います。

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    2018年06月06日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    ネタバレ

    顔以外すべてが残念なイケメン警官・向谷と、頭脳以外すべてが残念なオタク警官・権田が、足だけの幽霊・足子さん殺人事件の真相を解明していくお話。
    ユーモアたっぷりで面白かった。
    事件解決後も成仏してない足子さん。
    続編もあるのかな♪

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    2018年05月21日
  • 世直し小町りんりん

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    読んだ絶対数が少ないミステリーについては
    あまり語る資格を持たないのですが

    血なまぐさいお話はどうしても好きになれず。
    政治や権力闘争的なバックヤードも苦手。

    作者ご自身も日常ミステリーの方が
    お得意なのでは?と思うくらい
    作品の質に違いがあるような気がします。

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    2018年04月20日
  • 無花果の実のなるころに

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    神楽坂に履物屋を構える、粋な元芸妓の婆ちゃんと孫の物語。
    祖父母と孫の物語は、往々にして人情系のほのぼのものが多い。
    本作も御多分に洩れず、心温まる。が、時代小説が多い西條氏らしく、潜む人間の精神描写が巧みだ。
    罪を犯した者が罰を与えられない。そんな時、その人間はその後どういった精神状態で生きて行くことになるのか。贖罪のあり方とでも呼ぼうか。それを中学生という人間形成期の子供を使って、描いて行く。
    あえて答えは出さず、読者の解釈に委ねられる。
    温かな雰囲気を醸し出しつつ、散りばめられ一節一節に、普段忘れがちな本質が伺える。
    良い一冊でした。

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    2018年04月14日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    ネタバレ

    悪意だけの人や狂気にとらわれた人による
    殺人の話は、どれほど大団円を迎えても
    心地よくない。それだけが私の感想。

    しかも終わり方が半端で説得力がない。

    鱗や繁盛記という書名が泣きませんか。
    その実は「鱗や仇討ちの記」だなんて。

    どうにも落ち着かない読後感でした。

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    2018年04月08日
  • いつもが消えた日

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    ネタバレ

    長編で、しかもシチュエーションが重過ぎて
    私にしては読むのに時間がかかりました。

    ストーリーの深刻さゆえか、お蔦さんや
    ノゾミちゃんの手料理の存在感が薄くなったような。

    西條さんはやはり、時代小説の方が入りこめます。
    これは私の好みの問題かと。

    「まるまるの毬」が素晴らしかったので
    今後は時代小説を読み進めたいと思います。

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    2018年03月30日
  • 無花果の実のなるころに

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    ネタバレ

    もう少しひとりひとりの
    人物像の輪郭が明瞭だといいのですが。

    あとは神楽坂ならではの
    神楽坂だからこその空気感などが
    肌で感じられたらもっといいのですが。

    日常ミステリーではなく
    犯罪がらみが多い割には
    その事件解決までが
    拙速すぎるようにも思いました。

    でもノゾミちゃんが作るお料理が
    読む楽しみを増幅してくれたので
    物語世界に入り込むことまでは
    できませんでしたがそこそこ楽しめました。

    西條奈加さんの作品
    もう少し読んでみようと思います。

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    2018年03月28日
  • 六花落々

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    ネタバレ

    六花…雪華の学問的探求にのみ
    目を向けていられたら。

    そう嘆息したくなるほどに
    後半はきな臭く血生臭い。

    それが人の世の常とは理解しつつも
    大らかな人生を生き通すことのできる
    世の中であってくれたら…と泣きたくなる。

    この作品に 雪華の美しさは感じない。
    人が背負う業というものの過酷さをただ思う。

    「おまえは、そのままでいろ」

    二度そう言われた何故なに尚七でさえも
    民の置かれた境遇に
    心揺らがざるわけにはゆかない。

    真の学問は 人の生き死にや幸福とは
    無縁のものであったか。そう感じさせられる。

    学問は力弱く 時代の求めと弾圧の繰り返しで
    その多くの本分は歪められてきた。

    歪まぬ学問は 生き残れぬ。

    私はこの作品を こう読み解いてしまった。
    読み終えて今 殺伐たる心境にある。

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    2018年03月27日
  • 四色の藍

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    最近、西條奈加作品ばかり読んでいます。いくつか読んだ中で共通するのは、いつも善と悪が単純なものでないところでしょうか。今回のはちょっと切ない終わり方だったかな。女性たちの強さが気持ち良いです。

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    2018年03月26日
  • ごんたくれ

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    面白かった!
    江戸時代の絵師たちの物語。
    深山と吉村。反発しながらも互いに認め合い、高め合っていく。関係性が素敵でした。
    全体的に人情味溢れていて気持ちがいい作品だった。

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    2018年02月12日
  • 烏金

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    何かと忙しない時だったので、読み終えるのに思ったより時間がかかってしまいました。読み終わってみたら結構面白かったのに。
     金貸し業は恨まれる商売だと思いますが、江戸時代には無くてはならぬ身近なものだったのでしょうね。最後はめでたし、で終われて良かったです。

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    2017年11月16日
  • 睦月童

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    ネタバレ

    上手く出来てた…!

    以下微妙にネタバレ


    不思議で有り難い話(授かった神様の力で人を救える)が
    いつのまにか神様の力は人を傷つけるかもしれないものになり(p130どうして睦月神さまは〜)
    それは「あったかい心(p132)」と言われてみたりして
    このあたりまでは
    「神様の力を持った女の子と色々な人達との話」というわくわくするような、時に切なくなるようなお話だったのに

    後半に進むにつれて…
    だんだんと…

    そして神様は…

    完全なるバットエンドじゃなかったのが救いですが

    この設定で謎を残したまま色々な人の罪を映して生き方を変えて行くお話が続いて終わるのでも充分ありで面白かったろうな、とも思いました。

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    2017年10月29日
  • いつもが消えた日

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    ネタバレ

    前巻の日常系サスペンスからがらりと変わった犯罪の方のサスペンス。
    行方不明になった後輩の家族はどうなったのか。なぜ消えたのか。
    解決はするが快刀乱麻とは言い難いし、ちょっとばかり後味も悪い。
    最初は生意気で馬鹿っぽいと思っていた後輩が、最後には可愛くてたまらんかった。

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    2017年10月08日