西條奈加のレビュー一覧

  • 刑罰0号

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    犯罪者に被害者の記憶を注入して贖罪を促したり、それを応用した核廃絶のための大規模な試みなど、発想は斬新だし訴えるメッセージも強いものです。
    なのに頁がなかなか進まないのは何故だろう。
    西條さんの時代小説ならそんなことないのに。

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    2020年11月20日
  • 銀杏手ならい

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    萌の、子供達一人一人と真っ直ぐ向き合う姿が印象的な1冊だった。小学生の時、あまりいい先生に恵まれなかったので、こうやって向き合ってくれる萌先生の元にいる子供達が少し羨ましかった。
    ひとりとして、同じ性質の者はいない。
    先生じゃなくても、一人一人向き合うのが必要だと、おしえてもらったように思います。
    また、大銀杏の下に捨てられていた赤ちゃんを養子にし、先生をしながら慣れない子育てを頑張る萌の姿も、一人の女性として、応援しながら読み進めていました。その萌の子供に対する、萌の母、美津の姿に、微笑ましくなります。
    ほっとする、とても優しい、江戸時代のお話でした。

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    2020年11月20日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    キャラがたった2人の警察官と、足だけの幽霊足子さんのお話。面白いような悲しいような不思議なテンション。
    2020/8/28

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    2020年08月28日
  • 三途の川で落しもの

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    いじめ問題が主なテーマだと思うのですが、何故か三途の川というちょっと不思議な舞台設定。
    2人の侍や三途の川の番人とのやり取りはユーモラスで、最後の解決も良い感じでしたが、このテーマと舞台の組み合わせの必然性がよく分かりませんでした。

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    2020年06月16日
  • 九十九藤

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    江戸の人材派遣業、口入屋。縁あってその女主人と
    なったお藤は、祖母仕込みの人を見る目と持ち前の
    胆力で、傾きかけた店を繁盛させていき…。
    己と仲間を信じて人生を切り開くお藤の波乱万丈の
    半生を描く時代長編。

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    2020年06月19日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    江戸の料理茶屋を舞台にした平和な人情話かと思いきや、所々に見え隠れする不自然さが後半になって明確な悪意となって現れた。
    その悪意によって後味を悪くしてしまいましたが、読み易い文章も個性的なキャラクターも、当時の食文化を味わううえでも楽しく読める作品だったと思います。
    このままだとただの復讐譚になってしまうので、新生した鱗やが新たな女将の元で発展していくような続編を期待したい。

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    2020年05月09日
  • はむ・はたる

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    「読んだ瞬間分かる、好きなやつやん!」
    というのは、やや大げさかもしれないけど、数ページで登場人物たちに心つかまれたのは事実。実はこの作品は『烏金』という作品が先にあって、この『はむ・はたる』は、その登場人物たちのその後を描いた作品でもあるみたいです。自分は『烏金』は未読だったのですがそれでも特に気にならなかったから、それだけ魅力的なのだと思います。

    時代小説らしい粋のいい子どもたちのやりとりから始まり、その子どもたちの恵まれない生い立ちと、悪行から手を洗いまっとうな商いに精を出す現在の姿。そして、そんな子どもたちの回りの大人たちと、いずれの描写も小気味よく、そして血が通っていることを感じま

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    2021年01月20日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    西條さんらしくないオタク要素に満ちた作品だと思っていたら、解説に実は彼女がアニメオタクだと書いてあってビックリした。 
    オタクものは自分が知らない世界に触れることができるので、実は読んでいて結構楽しいことに最近気がついています。

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    2020年01月05日
  • いつもが消えた日

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    1巻目と違って、結構深刻。
    孫の後輩の一家3人が行方不明になった事件に、お蔦さんの推理がさえる。
    ご近所さんのサポートが暖かい。神楽坂ではまだコミュニティが残っているのだね。

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    2019年09月14日
  • 無花果の実のなるころに

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    元芸者できっぷの良いお蔦さんと中学生の孫の望が、神楽坂界隈で起こる事件を解決する。

    神楽坂という場所
    元芸者で女優という過去と中学生の日常
    お蔦さんのカッコよさとノゾミちゃんの優しさ

    次巻も読みたいと思う本です。

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    2019年08月25日
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)

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    お江戸は日本橋。
    通称、善人長屋。その実、掏摸に騙りに美人局。長屋唯一の善人加助以外は、全員裏稼業を持つ悪人長屋。

    一寸の虫にも五分の魂。悪人にも五分の優しさ。
    良いねー、義理と人情。家族、義兄弟、縺れた家族の行方を丹念に描く人情時代小説。

    コンプライアンスだの何だの、形ばかりの堅苦しい昨今に、人の温かさを感じる一冊でした。
    西條氏の人情ものは実に気持ち良い。

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    2018年11月19日
  • 睦月童

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    童の話かと思いきや、最後は草の執念のような話に。『パラサイト・イブ』みたい。人の想いVS草 的な構図になっている。

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    2018年10月23日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    江戸の料理屋に奉公に出た14歳の少女を主人公とした人情物、ミステリー仕立てでもある。主人公お末の純真さ前向きな姿勢に好感。2018.10.8

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    2018年10月08日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    西條作品ということで期待を膨らまして読み始めたが,少々膨らまし過ぎたかも。登場人物たちも面白いしミステリも中々だけどどうも感情移入しにくい。
    あらすじ(背表紙より)
    電気とオタクの街―秋葉原。その交番に勤める権田は、筋金入りのオタク警官。対してコンビを組む長身イケメン警官・向谷は頭はからっぽだが、類い稀なコミュニケーション能力の持ち主。ひいては美脚の「足だけの幽霊」を連れてきてしまった。2人は「足子さん」と呼び、彼女の死の理由を探し始める。フィギュア盗難、抱きつき魔、迷子、メイド喫茶のいさかい…ご当地ならではの「謎」に凸凹警官が挑む、新境地人情ミステリ!

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    2018年08月05日
  • 無花果の実のなるころに

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    東京に引っ越して約一年、かつては想像でしかなかった神楽坂がどんな場所か知ってから読んだので、その分風景が想像できて楽しかったです。
    物語もなかなか面白いので、次作も読んでみたいと思います。

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    2018年06月06日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    ネタバレ

    顔以外すべてが残念なイケメン警官・向谷と、頭脳以外すべてが残念なオタク警官・権田が、足だけの幽霊・足子さん殺人事件の真相を解明していくお話。
    ユーモアたっぷりで面白かった。
    事件解決後も成仏してない足子さん。
    続編もあるのかな♪

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    2018年05月21日
  • 世直し小町りんりん

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    読んだ絶対数が少ないミステリーについては
    あまり語る資格を持たないのですが

    血なまぐさいお話はどうしても好きになれず。
    政治や権力闘争的なバックヤードも苦手。

    作者ご自身も日常ミステリーの方が
    お得意なのでは?と思うくらい
    作品の質に違いがあるような気がします。

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    2018年04月20日
  • 無花果の実のなるころに

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    神楽坂に履物屋を構える、粋な元芸妓の婆ちゃんと孫の物語。
    祖父母と孫の物語は、往々にして人情系のほのぼのものが多い。
    本作も御多分に洩れず、心温まる。が、時代小説が多い西條氏らしく、潜む人間の精神描写が巧みだ。
    罪を犯した者が罰を与えられない。そんな時、その人間はその後どういった精神状態で生きて行くことになるのか。贖罪のあり方とでも呼ぼうか。それを中学生という人間形成期の子供を使って、描いて行く。
    あえて答えは出さず、読者の解釈に委ねられる。
    温かな雰囲気を醸し出しつつ、散りばめられ一節一節に、普段忘れがちな本質が伺える。
    良い一冊でした。

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    2018年04月14日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    ネタバレ

    悪意だけの人や狂気にとらわれた人による
    殺人の話は、どれほど大団円を迎えても
    心地よくない。それだけが私の感想。

    しかも終わり方が半端で説得力がない。

    鱗や繁盛記という書名が泣きませんか。
    その実は「鱗や仇討ちの記」だなんて。

    どうにも落ち着かない読後感でした。

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    2018年04月08日
  • いつもが消えた日

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    ネタバレ

    長編で、しかもシチュエーションが重過ぎて
    私にしては読むのに時間がかかりました。

    ストーリーの深刻さゆえか、お蔦さんや
    ノゾミちゃんの手料理の存在感が薄くなったような。

    西條さんはやはり、時代小説の方が入りこめます。
    これは私の好みの問題かと。

    「まるまるの毬」が素晴らしかったので
    今後は時代小説を読み進めたいと思います。

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    2018年03月30日