西條奈加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ睦月童(むつきわらし)
著者 西條奈加
PHP研究所
2015年3月10日発行
江戸時代のファンタジー小説。
睦月童とは、座敷童のことらしい。
長編小説だが、7話からなっていて、4話までは一話完結的な展開で、ミステリー小説。後半は、ファンタジー的な展開と締めくくり。
江戸・日本橋の酒問屋の主人が、岩手・盛岡郊外の山里から1人の少女を預かってきた。1年間、預かるという。七つぐらいに見えるイオという少女。
東北弁の素朴なかわいらしい子。しかし、彼女を見ていきなり手代の一人が腰を抜かす。彼女の目が金色に光っているという。そして、店の金3両を着服したことを白状する。
次に金色の目に腰を抜かしたの -
Posted by ブクログ
ネタバレ初代0号では、精神の弱さから
被害者の体験に耐えることができなかった加害者たち
それは実験の失敗だったのだろうか?
死刑囚が死刑になっても奪われた命は戻ってこない
ある意味、この機械が有効な加害者にとっては
死刑以上の刑罰を与えることができるようになったのではないかと感じてしまうのは、
作中に書かれている""日本人的""思考なのかも
話が進むに連れ、
開発者の部下であった江波と仲間の手によって
目的を変え、進化を遂げる0号
その過程がおもしろい
後半は収束に向かってテンポよく進んで
ちょっとテンポ良すぎる感もあるけど
すごくサクサク読めて一気読みで -
Posted by ブクログ
萌の、子供達一人一人と真っ直ぐ向き合う姿が印象的な1冊だった。小学生の時、あまりいい先生に恵まれなかったので、こうやって向き合ってくれる萌先生の元にいる子供達が少し羨ましかった。
ひとりとして、同じ性質の者はいない。
先生じゃなくても、一人一人向き合うのが必要だと、おしえてもらったように思います。
また、大銀杏の下に捨てられていた赤ちゃんを養子にし、先生をしながら慣れない子育てを頑張る萌の姿も、一人の女性として、応援しながら読み進めていました。その萌の子供に対する、萌の母、美津の姿に、微笑ましくなります。
ほっとする、とても優しい、江戸時代のお話でした。 -
Posted by ブクログ
「読んだ瞬間分かる、好きなやつやん!」
というのは、やや大げさかもしれないけど、数ページで登場人物たちに心つかまれたのは事実。実はこの作品は『烏金』という作品が先にあって、この『はむ・はたる』は、その登場人物たちのその後を描いた作品でもあるみたいです。自分は『烏金』は未読だったのですがそれでも特に気にならなかったから、それだけ魅力的なのだと思います。
時代小説らしい粋のいい子どもたちのやりとりから始まり、その子どもたちの恵まれない生い立ちと、悪行から手を洗いまっとうな商いに精を出す現在の姿。そして、そんな子どもたちの回りの大人たちと、いずれの描写も小気味よく、そして血が通っていることを感じま -
Posted by ブクログ
西條作品ということで期待を膨らまして読み始めたが,少々膨らまし過ぎたかも。登場人物たちも面白いしミステリも中々だけどどうも感情移入しにくい。
あらすじ(背表紙より)
電気とオタクの街―秋葉原。その交番に勤める権田は、筋金入りのオタク警官。対してコンビを組む長身イケメン警官・向谷は頭はからっぽだが、類い稀なコミュニケーション能力の持ち主。ひいては美脚の「足だけの幽霊」を連れてきてしまった。2人は「足子さん」と呼び、彼女の死の理由を探し始める。フィギュア盗難、抱きつき魔、迷子、メイド喫茶のいさかい…ご当地ならではの「謎」に凸凹警官が挑む、新境地人情ミステリ!