あらすじ
中学三年生の滝本望は祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。芸者時代の名前でお蔦さんと呼ばれる祖母は、気が強く面倒くさがりだけれど、ご近所衆から頼られる人気者だ。ある日、望の幼なじみの洋平と同級生の彰彦、後輩の有斗が滝本家を訪れていた。夕飯をお腹いっぱい食べ、サッカー談議に花を咲かせたにぎやかな夜。しかしその夜、息子ひとりを残して有斗の家族は姿を消した。神楽坂一家三人行方不明事件は大きく報道され、一家が抱える秘密が明らかに――。神楽坂で起きた事件にお蔦さんが立ち上がる! 粋と人情、望が作る美味しい料理がたっぷり堪能できるシリーズ第2弾。/解説=宇田川拓也
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お蔦さんの神楽坂日記 は これが初めてです。
3作目のようですね。
お蔦さんとふたり 神楽坂にすむ望君が主人公
望君の後輩が 家に帰ったら 両親もお姉さんもいなくて 血溜まりができている。
という始まり
このお蔦さんが素敵!
商店街にも友だちがいっぱい!
孫たちの学校の理事長 お巡りさんも友だちや知り合い
とっても顔が広い
サバサバした気性だけでなく 物事を理論的に組み立てる能力がすごい!
サラ金のやばい人にも ビビらない。
ストーリーはショッキングだけど あったかい雰囲気が漂う。
いい話しだな!
このシリーズ読むことにします。
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内容(「BOOK」データベースより)
中学三年生の滝本望は祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。芸者時代の名前でお蔦さんと呼ばれる祖母は、粋で気が強く、ご近所衆から頼られる人気者だ。後輩の有斗が望の幼なじみとともに滝本家へ遊びに訪れた夜、息子ひとり残して有斗の家族は姿を消していた―。神楽坂で起きた事件にお蔦さんが立ち上がる!粋と人情、望が作る美味しい料理が堪能できるシリーズ第二弾。
令和3年5月10日~11日
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このシリーズ初めて読みましたが、面白かった!
読み終わったとき、シリーズ化されていて
嬉しいと思いました。
お料理好きな中2の男の子と粋なおばあさんの
お話。美味しそうなお料理も楽しい!
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中学3年生の滝本望とその祖母、滝本津多代(通称お蔦さん)の二人が主人公で日常の事件を解決していく「無花果の実のなるころに」の続編。
ところが今回は日常の事件ではなかった。望の中学の1年生、金森有斗の家族が大量の血糊を残して突然失踪したことから始まる殺人事件を想起させる事件に巻き込まれる。
何が起こったのか?お蔦さんの推理と行動が、警察をも引っ張り、次から次へと明らかになる謎を解き明かし、悲しい過去の事実と怖ろしい現実をも、最後は幸せになるように解決するところがほっとさせてくれる。
今回も色々な神楽坂町内会の人達の他、お蔦さんの顔の広さを伺える色々な人が登場し、わくわくさせてくれる。
Posted by ブクログ
フーッ 読むのを中断できず 最後まで行ってしまった。出かける用が無くてホントに良かった。
有斗も望も良く踏ん張ったと思う。折々に聴けるお蔦さんの言葉が私の心に染み込んでくる。身近にいたら鬱陶しいかもしれないけどネ‥‥ふふ
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1冊目は人物と舞台の紹介で、ここからが本番だ!と言わんばかりに面白かった。発生する事件も何が起こったのか容易には想像できないものですし、さらにその背景には重層的にいろいろな要素が隠れている。また、なくなってしまった日常を賢明につなぎ止めようとする行動と気持ち。何より事件の中心である有斗の一生懸命さと寸素直さには、たくさん救われた感じがします。
Posted by ブクログ
神楽坂の花柳界にいたお蔦さんと孫の望の話。望の中学の後輩有斗の家族が行方不明に。二人は有斗の面倒をみながら真相を追う。涙なくして読めない話。
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▶︎とりどりみどり★★★★★
以下シリーズもの
▶︎無花果の実のなるころに★★★
▶いつもが消えた日★★★★
3作目
面白かった
ただミステリーほぼ読まないからか
このシリーズを続けて読みたいって程でもない
Posted by ブクログ
男子高校生にしておばあちゃんが美味しいと思うご飯を毎日作れてる望くん、すごすぎる!!
神楽坂のアットホームな街並みにぴったりなお蔦さんが素敵だった✨
ああいう街が今後もなくならないで欲しい‥
Posted by ブクログ
短編集的な前作とは異なり、今作は1冊で1つのミステリー。
お蔦さんも望も頭が回るな〜。
何にピンと来ているんだい。
今回は誘拐?殺人?疑惑が出てくるシリアスめな展開でした。
望が誰かのためにかっとなって冷静になるところ、すごくかっこいい。
お蔦さんの気風の良さも変わらずで、今回はより商店街の和気あいあいさが出てたのも好きです。
許すまじと思う人もいると思うけど、過去にしてしまったことを抱えながら人生進んでいく感じはいいな、と思いました。
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ノゾム君とお蔦さんの2冊目。前巻に比べると、少しシリアスなミステリー。
少年たちの細やかな気持ちの移り変わりや、周囲の大人たちの魅力的な人物像に、読みごたえがあった。
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かなり悲惨な状況に巻き込まれるにもかかわらず、読んでいてあまり憂鬱にならないのは、お蔦さんと少年たちがそれぞれ見せる異なる種類の優しさと強さのおかげ。
とても良い作品でした。
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1作目みたいに短編かと思いきや長編w
うっかりちょっと読んだら結末気になりすぎて深夜なのに最後まで読み切ってしまった・・・
というか怖すぎた!!!!笑
そんな展開になるとは思ってなかったから余計に。
有斗も切なすぎだわ・・・ところどころ泣いた。泣ける。新しいとこで家族で幸せになってね・・・←
Posted by ブクログ
ほのぼの感も多かった1作目と比べ、ハラハラドキドキのミステリーになっていて、一気に読みました。
仲良くなったあの子やあの人の過去、結末は少し寂しい。
Posted by ブクログ
神楽坂で暮らす孫の望が語り手で、祖母で元芸者で女優のお蔦さんが探偵役の物語二作目。
望の後輩のサッカー少年の家族がいきなり消えてしまう。家には血だまりが。
いきなり日常が激変した少年の日々。謎とともに、
噂に惑わされる周囲の人と、あくまで少年を守ろうとする望とお蔦さんをはじめとする人々の温かさ、あくまでも元気にふるまう少年の姿が心にしみる。
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾
第1弾でも、ほのぼのとした神楽坂人情物語だと思ってたら、なかなかの事件性のある展開ばかりと思っていたが、今回は事件性がさらにスケールアップ
後輩の有斗が望の家から帰ってみると、家族はいなくなり、家の中には血痕が。。
明かされた事件の真相も、皆が良い人になってしまい、スッキリしない
家族が失踪しまった有斗を世話するお蔦さんと望。
料理の数々も美味しそうだけど、食べ盛りが増えたお蔦さんの懐事情も気になる
Posted by ブクログ
202503/平積みにひかれシリーズ4作まとめて。西條奈加先生の時代小説は読むけど、こういう現代物語は初。登場人物達は個性的・魅力的で、人気シリーズなのが納得。事件パートは、都合良すぎたりリアリティがなかったり、理由や原因が納得も共感もしがたいものであったりで自分には微妙に思えたけど、ジュブナイルとしてならアリかも。子供にはヘヴィな大人の事情や人間関係等が容赦なく、きれいごとで終わらせないのは西條作品っぽい。望の彼女が親戚というのはちょっと嫌悪感。物語上では後から親戚だと知ったとはいえ、わざわざ親戚設定にしなくてもと思ってしまう…。創作につっこむのはヤボだけど、警察含め周囲の人達が頼りにしているとはいえ一般人のお蔦さんになんでもほいほい話したり、登場人物達の倫理観が自分とあわなかったり、スッキリしないとこも多いけど、面白く読めたので以降もチェックしようと思う。
お蔦さんの神楽坂日記 シリーズ
1)無花果の実のなるころに
2)いつもが消えた日
3)みやこさわぎ
4)よろずを引くもの
Posted by ブクログ
1巻目と違って、結構深刻。
孫の後輩の一家3人が行方不明になった事件に、お蔦さんの推理がさえる。
ご近所さんのサポートが暖かい。神楽坂ではまだコミュニティが残っているのだね。
Posted by ブクログ
長編で、しかもシチュエーションが重過ぎて
私にしては読むのに時間がかかりました。
ストーリーの深刻さゆえか、お蔦さんや
ノゾミちゃんの手料理の存在感が薄くなったような。
西條さんはやはり、時代小説の方が入りこめます。
これは私の好みの問題かと。
「まるまるの毬」が素晴らしかったので
今後は時代小説を読み進めたいと思います。