西條奈加のレビュー一覧
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ネタバレ心淋し川
ちほ
十九。針仕事をしている。
きん
母。針仕事をしている。
昭三じいさん
風邪がもとでひと月ほど寝込み、そのまま枕が上がることなく静かに逝った。
荻蔵
父。『柿の湯』で釜炊きをしている。
てい
姉。鮨売りをしていた男と一緒になって、浅草で所帯をもった。
清太
ていの息子。
茂十
差配。穏やかで愛想がいい五十半ばの男。
手代
志野屋の職人。
元吉
茅町の『丸仁』の上絵師。
閨仏
りき
六兵衛長屋に住む。六兵衛の妾。
大隈六兵衛
六兵衛長屋で四人の妾を囲う。
おぶん
六兵衛の三人目の妾。
おこよ
六兵衛の四人目の妾。
つや
六兵衛の二人目の妾。
楡爺
六兵 -
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ネタバレ【収録作品】
西條奈加「向日葵の少女」(〈お蔦さんの神楽坂日記〉シリーズ)
千早茜「白い食卓」
深緑野分「メインディッシュを悪魔に」
秋永真琴「冷蔵庫で待ってる」
織守きょうや「対岸の恋」
越谷オサム「夏のキッチン」
料理のつくり手をテーマにした短編集。
「向日葵の少女」絵につけられた傷にこめられた思い。いい話風にまとまったが、離婚した父親に対してこれで納得でいいのかと思う。
「白い食卓」昭和脳の傲岸不遜な男の態度がいちいち不愉快なので、ラストは痛快。つくり手の女性がいい。
「メインディッシュを…」サタンに料理をつくるはめになった女性料理人。そのきっかけを作ったサタンの眷属が天使に -
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「誰の身の内にも、善と悪の両方があってあたりまえでしょ?なのに間違いを犯せばひたすら責められて、善をなせば神仏のように褒めちぎられる。それって、気味が悪いと思いませんか?」
お縫ちゃん、それはむしろ善悪両面があるからこそなんじゃないかな。間違いを責めたててりゃ、己にはそんな悪心なんざありませんと世間に喧伝できる。自分自身にもそう思い込ませてるのかもしれない。善を褒めちぎるのも、私は善行の素晴らしさが分かる人間ですよって寸法だ。あるいは、善を持ち上げて、己の中の悪心を戒めてるのかもしれないね。
加助さんは、剣呑なセリフを聴いてもその通りには受け取らなかったじゃないか。本心を隠すための強がりだって -
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本作は、〈お蔦さんの神楽坂日記〉シリーズ第1作(現在4作刊行)です。西條奈加さんの作品は『心淋し川』(2021年直木賞)に続き2作目ですが、本作は『心淋し川』の10年前に刊行されているようです。
6編の連作ミステリーというより、むしろ神楽坂を舞台にした人情もの、と言った方がしっくりする気がします。両親の転勤で、もと芸者の祖母・お蔦さんと暮らすことになった、中学生・望の成長の日々が綴られます。
そして、そのちょこっとミステリーの人情話に彩を添えるのが、神楽坂の情景です。花街の歴史とともに、洗練された大人の街の印象があります。◯◯坂、◯◯横丁が多数あり、和洋混在の個性的でおしゃれな飲食店