西條奈加のレビュー一覧
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ネタバレ首になった元武士と子供(ともに記憶喪失)が旅する話。
いくつかの国で経験を共にすることでお互いのことを理解し、絆を深めていく。
碧青の国は治めている人のやり方がまずいでしょう。5,6歳の子供なら「竜のお嫁さん」という説明でいいかもしれないけど、13歳の子であればきちんと説明してあげたら不幸は起きなかっただろうに。
途中にあった↓これ。本当によく感じる。
「悪事とは何だ?誰にとっての悪事か、誰が善悪を判じるのか。~権と力、政、常識、風潮、時代ー善悪とはこれらによって、猫の目のようにくるくると変わる代物ではなかろうか。」
最後はちょっと残念だった。独楽の国に戻ることで人の暮らしを、幸せを表現 -
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時代物らしい勧善懲悪なドラマ。
タイトルと表紙イラストから相当な元気な高齢女性三人の話かと思ったら、主人公のお麓が61歳なので現代ならまだまだ若い年代なのだが当時のことなので『余生』という表現をしている。
主人公・お麓は長年武家勤めをしてきた、いわばキャリアを重ねてきた職業女性。現在は名主宅での書役をしている。
彼女が住む長屋に転がり込んできた幼馴染のお菅は子供たちがそれぞれ巣立ち夫にも先立たれ、茶屋で働き始めたパートタイマー。
もう一人、やはり同じ長屋の二階屋を貸し切るお修は水商売をしている時に出会った大店の主人の後妻に収まったものの、その主人が亡くなって家を追い出される形でやって来た。だ -
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史実の海難事故をもとに、バタン島に漂流した船乗りたちを描いている歴史小説。
江戸時代の船で遭難して生き残り、更に漂流先で船を作って再度日本に戻ってくることは奇跡的。
漂流しているときの絶望感がすごすぎて、海は大きくて怖いものだと感じてしまった。ただ、仲間が頭を信じてついていくところは熱い気持ちにさせられた。
極限状態で仲間を信じる、陸を信じる、生きて帰れることを信じる、、、本当に難しい。それを克服してしのいだ時は読み手までほっとしてしまった。
バタン島で出会った人々との暮らし習慣など、厳しいこともあったが、生きて帰ることができてよかった。 -
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ネタバレ西條奈加さんの「南星屋」シリーズ*が大好きで、こちらも読んでみた。
*江戸の町で親子3代で和菓子屋を切り盛りするお話。
(まるまるの毬、亥子ころころ、うさぎ玉ほろほろ)
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江戸の町屋にすむ3人の姥。子どものころの幼馴染で遠慮がない。
考えるより先に口が出る、イヤミも出る、態度に出る 笑。
それでも裏腹なく本音で体当たりなので、かしましい姥3人、楽しくやっている。
ある日、行き倒れの母娘を助けて、流れで女の子を預かり暮らすことになる。
どこかから逃げてきたようだが、女の子は口が聞けず名前すらわからない。どうやら何か訳あり??
ご老齢の暮らしに「子ども」という楽しみ喜びができて、張り切る -
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西條奈加の長篇時代小説『六花落々(りっかふるふる)』を読みました。
西條奈加の作品は、昨年1月に読んだ『せき越えぬ』以来ですね。
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「雪の形をどうしても確かめたく―」下総古河藩の物書見習・小松尚七は、学問への情熱を買われ御目見以下の身分から藩主の若君の御学問相手となった。
尚七を取り立てた重臣・鷹見忠常とともに嬉々として蘭学者たちと交流し、様々な雪の結晶を記録していく尚七。
だが、やがて忠常が蘭学を政に利用していることに気付き…。
蘭学を通して尚七が見た世界とは―。
解説/東えりか
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2014年(平