首取物語

首取物語

858円 (税込)

4pt

少年は、空腹に耐えかねて、目の前にいる男の握り飯を奪った。その行為を何度も繰り返していることに気づいたとき、首だけの男に出会う。
男は少年と同じく過去の記憶を無くしていた。侍だったということ以外は。
二人は様々な国へ飛ばされ、少しずつ記憶を取り戻していく。
彼らはなぜ、記憶を無くてしまったのか? 男はなぜ、首だけの姿になってしまっているのか?
第164回直木三十五賞を受賞した著者が、『千年鬼』に続き贈る和風ファンタジー。

第1話 独楽の国
第2話 波鳥の国
第3話 碧青の国
第4話 雪意の国
第5話 消去の国
第6話 和茅国
第7話 波賀里の国

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    徳間書店
  • ページ数
    304ページ
  • 電子版発売日
    2024年10月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB

閲覧環境

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首取物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    記憶をなくした二人が背負った過去の悲惨さが苦しくてたまらなかった。
    二人はこれからどんな旅をするのだろうか。

    0
    2025年02月08日

    Posted by ブクログ

    握り飯をかっぱらう悪ガキと
    首だけなのに喋って食べるおっさん
    変な2人組はなぜだか共に旅をする
    この国から先の国へそしてまた先へ
    この旅が彼らにもたらすものは何だろう

    私も自分に尋ねる、こんな時どう思う?と

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    いろいろな国のエピソードが僅かな伏線を感じさせながら続きます。章ごとが短いこともあり、章ごとが簡潔に描かれた軽さ、薄さも感じました。とは言え、終盤、憎悪が絡んだままの結末を迎えなかったのには安堵しました(が、「振り出しに戻る」?)。
    西條作品の穏やかで温かい読後感が大好きでよく読みます。本作のような

    0
    2024年12月28日

    Posted by ブクログ

    人としての、感情の揺れ動きが
    怒り、優しさ、苦しみ、を書かれて
    西条さんの物語は、
    せつなさの中に、あたたかさを
    感じます。
    生きていくなかで、愛おしいと
    おもうものが、一瞬でも感じる事が
    あれば、それは、幸せなのかもしれないと
    西条さんの物語を読む度に思います。
    2人の旅が、いい旅でありますように

    0
    2024年11月27日

    Posted by ブクログ

    少年と同じく記憶を無くしている首だけとなった元侍が過去を探して旅する和風ファンタジー。旅を通して2人の絆が深まっていくと共に少しづつ明らかになっていく2人の因縁は哀しく切ない。2人はこれからどのような旅路を歩んでいくのだろうか。

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    善や悪というのは、時代や立場等によって変わるもの。何が善で何が悪なのかは結局はその人次第……とても考えさせられる1冊ですね。
    ストーリーとしては分かりやすく読みやすいから余計に考えてしまうけど、でもどう考えてもみんな納得の正解なんてない。難しいですね。

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    「千年鬼」もそうだったけど、西條奈加さんの作品は、登場人物が、決して救われる訳ではないのに、何故か、ホッとするのは、不思議だ。読み進むにつれてオビトとトサの因果が解き明かされて行くのも、推理小説を読んでいるみたいでワクワクした。

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    願いとか人の思いとか善とか悪とかみんな紙一重。トサの成長を楽しみつつも個人的には悲しい結末。どうしてああなってしまったのか。

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    武士だったと思われる生首のおっさんオビトと悪童トサとのバディ珍道中。
    疑似家族的でもあるのかな。

    装画からほのぼのとした話を想像していたがけっこうシビアだった。
    トサとオビトに何らかの因縁があるだろうとは、ある意味お約束なので想像がついたのだが、トサの来し方がかなり壮絶で驚いた。
    自分さえ助かるな

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったんだけど、ラストで何か救われない終わり方になってしまって、えーって感じたった。
    「完」ってことはもう続きはないってことなんだろうか?
    2人の因縁をせっかく乗り越えたと思ったのに、このラストとは…。
    2人にはぜひ「独楽の国」を抜け出して新しい旅を始めてもらいたいなあ。
    最近こんなラストの話し

    0
    2024年11月27日

首取物語 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    徳間書店
  • ページ数
    304ページ
  • 電子版発売日
    2024年10月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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