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Posted by ブクログ
久しぶりに善人長屋の新シリーズを手に取りました。30ページずつくらいの六つの短編で楽しく読めました。
やはり加助は厄介の種を持ち込むけれども、正直ものであるからこそ、悪人の心を解きほぐし良い方向へと導く案内人にもなっています。ああ、加助健在!そして、お縫や文吉ら長屋の住人も加助の扱い方に慣れてきているとはいえ、やっぱり振り回されてしまうのも納得の展開です。
それにしても、この長屋の住人たちは皆、どうしてこうもお互いに絶妙な距離感を保ちながら、仲良く暮らしているのだろうと思ってしまいます。本作の読み心地がいい理由は、善人長屋の人々の独特なキャラクターが一人一人粒立っていながらも、お互いを思いやる「善人」の心が宿っているからなのでしょう。たとえ、裏稼業持ち揃いだったとしても…。
本作を読み終わって、そうか、そんな展開になるカギを握っているのは、誰あらぬ加助なのだと改めて気が付くのでした。錠前職人であるだけに…。
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小説・文芸
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