六つの村を越えて髭をなびかせる者

六つの村を越えて髭をなびかせる者

950円 (税込)

4pt

時は江戸中期、算学の才能に恵まれた最上徳内は、師の計らいで蝦夷地見分隊に随行する。そこで徳内が目にしたのは厳しくも美しい北の大地と、和人とは異なる文化の中で逞しく生きるアイヌの姿だった。少年フルウらとの出会いを通して、いつしか徳内の胸にはアイヌへの尊敬と友愛が生まれていくが……。松前藩との確執、幕府の思惑、自然の脅威など、様々な困難にぶつかりながらも、北の大地へと向かった男を描いた著者渾身の長編小説!

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六つの村を越えて髭をなびかせる者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    江戸中期から後期にかけての北方探検家 最上徳内 が主人公。
    出羽の貧しい百姓の長男でありながら勉学において優れた才覚を見せ、蝦夷や千島列島、樺太などの調査を数多く行った。後に江戸幕府普請役となる。

    ちなみに私は勉強不足で 最上徳内 という人物を知りませんでした(^_^;)


    江戸に出た徳内は生涯

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    最上徳内は貧しい農民の出ながら、9回もの蝦夷地探索の成果を以て幕臣に取り立てられた、江戸時代中期の探検家である。その頑健な足腰はもちろん、算術や測量、天文学に通じ、アイヌ語やロシア語まで習得し異民族との交流をしたスーパーマンでもある。千島列島を択捉島からウルップ島まで渡って北方領土の確定に尽力し、樺

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    読み応えあった!
    最上徳内が現代にいたら、宇宙まで行ってるかもしれないなぁ、いや、でも、やはり人々の営みがある場所のほうがいいのかな。
    大変な目にもあったけど、師匠や妻、義兄等、人に恵まれていて良かった。

    0
    2025年06月30日

    Posted by ブクログ

    やり遂げる人間の物語は素晴らしい 名前は歴史の教科書で聞いたけど、これほど人情味ある内面まで知る事が出来た。あの時代で出来る最大級の仕事が出来たんだよ。ノサップからエトロフに渡るとか簡単に書いてるけど、とんでもない時間と労力と。にしてもアイヌの事を知れば知るほど分からない 文字を持たないもだし、もっ

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    江戸中期という時代
    当時の国策としての蝦夷地調査
    その一員になった最上徳内

    北の大地とアイヌへの想いが
    心の真ん中に住み着いてしまう

    良いことがあり 酷いこともあり
    周りの人たちの手助けがあって
    何とか立ち直る姿に
    応援しながら泣けてくる

    師匠方や見分隊の皆さま、心に染みました
    青い小石に

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

    とても良かった。
    アイヌに魅せられた最上徳内の物語。

    最初は、江戸時代が舞台の小説でやや堅く、読みづらい印象だったが、読んでいくうちにそれが気にならないくらい物語に引き込まれていった。

    徳内の謙虚で内に情熱を秘めた人柄も、アイヌの人々の義理堅く温かい人柄もとても素敵で、幕府や藩の政治に虐げられな

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    西條奈加さん、ますます 面白くなってくる。
    アイヌの暮らし 人 時代の流れ
    いろんなものが 入っている
    最上徳内 知らなかったです。
    すごい資料の数 それをまとめることの凄さ
    北海道 アイヌ 算学 幕末
    まだまだ勉強することがある

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ

    江戸時代中期、出羽の貧農に生まれながら和算、天文学、測量を習得し、アイヌ語、ロシア語にも通じ幕臣にまでなった最上徳内。
    幾度となく蝦夷地を踏破し、クナシリ、エトロフ、カラフト(作中では意図的にカタカナ表記)まで探検した徳内の前半生記。

    田沼意次政権下に企画された調査団に加わり初めて蝦夷地に赴いた徳

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    西條奈加作品には珍しいとも思った。読み終えてい、西條奈加作品に違いない。ただただ涙出る素晴らしい話でした。ぜひご一読をお勧めします。

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    川越さんの「熱源」と同じくアイヌのお話。
    江戸時代の幕府も絡んで読ませてくれました。
    徳内とアイヌのみんなとの強い絆が美しく、心地よい感動を与えていただきました❗

    0
    2025年04月15日

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