西條奈加のレビュー一覧

  • 四色の藍

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    異なる背景を持つ女性4人が、それぞれの恨みを晴らすべく女将環の下、協力し合い犯人を追及していく。そしてその中で各々は自分の愛がどこに向かっているのかを認識する、四色の藍ならぬ四色の愛の話

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    2023年12月10日
  • とりどりみどり

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    しっかりした長兄、傍若無人だが頭の切れる三姉妹と、末っ子気質な鷺の関係性が大変そうだけど微笑ましい。最後の締めが良い。

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    2023年11月21日
  • 曲亭の家

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    202306/面白かった。お路が気の毒だし、本気で馬琴一家にイライラして没頭一気読み。これまた見事な一作、作者のふり幅もすごい。

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    2023年10月25日
  • 曲亭の家

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     男性の強さと女性の強さは明らかに違うのだろうか?
     生きるのに必要なのは竹がしなるような折れない強さなのかもしれない。
     心の中で悪態をつくのも強さだと思う。
    懸命に生きる女性は美しい。無理だと思ってたこと、何時の日か超えていた自分に出会うと嬉しい。
     自分をしっかりもってるお路さん素敵だ。

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    2023年10月17日
  • 金春屋ゴメス(新潮文庫nex)

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    「人ってなぁ、てめえの思ったとおりには、決して動いてくれねえもんだな」p.232
    ■三つの魅力(1)金春屋ゴメスの人間離れした強烈さと、どつかれつつも活き活きしている周辺キャラクタたち。できればゴメスにはもっと大々的に活躍してほしかったかも。(2)すぐそこにある「江戸」の、スローでちょうどよい感じのゆたかな暮らし。(3)謎の病気「鬼赤痢」は人為的なものと推理したゴメスが犯人を搜すミステリも。

    ■江戸についてのてきとーなメモ
    【一行目】十三夜の月に照らされた濡れ縁に、黒いしみが浮いていた。

    【医師】江戸政府のお達しでどんな村にも最低二人は医師がいる。無医村などはない。その技術は東洋医療に西洋

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    2023年10月10日
  • 閻魔の世直し―善人長屋―

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    「西條奈加」の長篇時代小説『閻魔の世直し―善人長屋―』を読みました。
    『善人長屋』に続き、「西條奈加」の作品です。

    -----story-------------
    裏社会の頭衆を襲う閻魔組。
    「善人長屋」の面々は裏稼業の技を尽くしてその正体を暴く。

    周囲から「善人長屋」と呼ばれる千七長屋。
    差配も店子も表向きは堅気のお人好し揃いだが、実は裏稼業を営む悪党だらけ。
    ある日、「閻魔組」と名乗る三人組によって裏社会の頭衆が次々に襲われ、惨殺される事件が発生する。
    天誅を気取る「閻魔組」の暗躍は、他人事として見過ごせない。
    長屋を探る同心の目を潜り、裏稼業の技を尽くした探索は奴らの正体を暴けるか。

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    2023年10月02日
  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    いくつかのエピソードがあって、最終的には最初の発端となる事件に繋がった。江戸ものの割にはそんなに当時の時代背景が出てこなかったかなぁ。
    猫を擬人化する場合、大概可愛いか愛嬌があるのだけど、ミスジは根っからの江戸っ子でカッコいい系だった。
    ただ、ところどころ猫の生態の説明があるけど、猫は犬より鼻がいいです。(猫検中級保持者より)

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    2023年09月17日
  • とりどりみどり

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    大店の廻船問屋飛鷹屋。その家の次男坊鷺之介には三人の姉がいた。その姉達は傍若無人、わがままで金遣いも荒く、鷺之介にとっては目の上のたんこぶだった。その三人を早く嫁入りさせたいと願うが上手くはいかず、かえって三姉達の振る舞いに振り回されてしまう日々。
    そんな三姉と鷺之介に巻き起こる出来事を描いた作品。
    とにかく三姉達のパワーが強烈でおもしろい。
    賢いけど大人しい鷺之介が姉達に振り回される姿もなんとも可愛い。市井物ともちょっと違うなかなか楽しい一冊。

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    2023年09月15日
  • 金春屋ゴメス 因果の刀(新潮文庫nex)

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    江戸開国以来の大ピンチ。
    手下たちの話が多く、ゴメスの活躍が物足りない。
    恋バナもあるが、上手くいかなそうなのが逆に良い。
    再建された江戸の話をまた読んでみたい

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    2023年09月08日
  • とりどりみどり

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    はじめは三姉たちの金持ちのわがままっぽいところが鼻についたけど、だんだんと鷺への愛情が理解出来てきて面白く読んだ。

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    2023年09月07日
  • 上野池之端 鱗や繁盛記

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    たまたま手にして読み始めましたが、面白く、あっという間に読み終えました。江戸時代の上野にある落ちぶれた料亭が舞台、主人公はひょんなキッカケでそこに駆り出され働く13歳の女の子、ということで、その子のドタバタサクセスストーリー的な短編系かと思いきや、本筋はしっかりミステリー作品です。主人公お末も可愛らしく応援したくなります。ほっこりするシーンや当時の料理の話しもあったり色々楽しめた1冊でした。

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    2023年08月28日
  • 曲亭の家

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    横暴でしかも非常に細かく人づきあいが悪い曲亭馬琴、病弱で癇癪持ちの息子の宗伯、息子を溺愛する姑。曲亭の家を切り盛りして貰おうと馬琴に望まれて、宗伯に嫁いだ路。路が次々と困難に直面する中で、自身の常識を打ち破り、居場所を見つけ、馬琴を支えていく。

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    2023年07月17日
  • とりどりみどり

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    ネタバレ

    お鷺はかわいい。
    キャラ強めの三姉妹がそれぞれのやり方で世間に抗う様もなるほどねと思う。
    でも、全てを悟りつつも騙されたふりをした男に、女は怖いとか言わせる展開は、私の趣味じゃなかった。

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    2023年07月01日
  • 曲亭の家

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    丁度夫婦喧嘩は犬も食わないを体験している途中に読み始めたので、主人公お路さんの言葉や態度に少し共感したりもした。私が伝記モノというかが苦手だからとは思うけれど、いつものようにページが進んだとは言いがたい。ノンフィクションをフィクションに仕立てることはやはり難しいのだと改めて思った。

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    2023年06月16日
  • とりどりみどり

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    主人公の鷺之介は末っ子らしい素直な性格で、可愛らしいなと思いながら読みすすめた。
    対する姉三人はかなり個性的。
    江戸時代にしては近代的な発想の持ち主なところは好きなのだけど、問題解決の時にすぐに大金をちらつかせるところがちょっと不快だった。

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    2023年06月12日
  • とりどりみどり

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    ネタバレ

    アクの強い三姉妹に末っ子の鷺ノ介は困らされてばかり、大好きな長兄に不満を漏らしつつお坊ちゃんとして日々を過ごしている
    その出自には大きな秘密が隠されていて…
    お七さんは穏やかに見せていただけで、心のうちでは思うところが多々あったのは間違いない
    三姉妹も奔放なようで自分の生き方を貫こうともがいているだけなのかもと思う
    父は全て分かった上で家族を大事にしていたのだから懐深いなあ(浮気は許せんけど!)

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    2023年05月10日
  • とりどりみどり

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    面白く読めた。
    3姉妹の潔い位の金持ちっぷりが、ただ鼻につく感じから徐々に隠された思いや思慮が感じられ、なんか好きになったぞ、とくに長姉が。

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    2023年04月30日
  • とりどりみどり

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    ネタバレ

    【収録作品】螺鈿の櫛/ふういんきり/箍の災難/とりかえばや/五両の手拭/鷺と赤い実/とりどりみどり

    破天荒な父親と堅実な跡取り息子が営む破格の大店。その三人娘と彼女たちに振り回される末息子の話。
    結婚しても好きなように振る舞う豪快な長女、おっとりしているようにみえて毒舌家の次女、我が道を行く賢い三女は、いずれも周りにはばかることなく自分たちの好きなように生きている。
    鼻持ちならない金持ちのわがまま娘たちなのだが、底流に「女」として差別される側であることに抗う覚悟があるから侮れない。

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    2023年04月30日
  • せき越えぬ(新潮文庫)

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    箱根の関所役人の日常が、いつの間にか二宮金次郎やシーボルトまで登場する史実混じりの憂国の志士の物語に変わっていた。
    でも、主要人物の造形が中途半端なのかイマイチ盛り上がりに欠けたなぁ。

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    2023年04月26日
  • とりどりみどり

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    廻船問屋『飛鷹屋』の末弟・鷺之介は幼いながらも周りを達観しているようで可愛い。
    シリーズ化しても楽しめそう。

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    2023年04月15日