西條奈加のレビュー一覧
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座敷童やかぐや姫伝説などを盛り込んだ時代ファンタジー。
人間の罪悪感を映し出す目を持つ、イオという睦月童の女の子。前半は、大店の若旦那である央介とともに、江戸の街中で起こる事件の解決に乗り出す話で進められるが、後半は一転、その睦月童の力の根源である睦月神と対決する話へと移っていく。
前半の、睦月童の不思議な力を使った事件解決の話をもう2、3話読みたかったかも。後半の対決編もかぐや姫とか八百比丘尼伝説が盛り込まれて面白かったのではあるが、前半から後半への転換が性急すぎるのが残念だった。
結末は、果たして明るい未来、過酷な未来のどちらを予感させるものか、考えさせられるものであった。神様と言えど、 -
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おめえの鏡は罪じゃあなく、人に残った人らしいところを映すんだ。人にとっていちばん大事な、あったかい心だ。
ある東北の村から日本橋の酒問屋に招かれた一人の少女・イオ。彼女は「人の罪を映す」という不思議な目を持っていた。荒れた生活を送っていた酒問屋の跡取り息子・央介は、彼女の目をみたことで激しい良心の呵責に襲われ、かつて自分が犯した罪を贖おうとする。やがて更生した央介とイオは、彼女の目を使って、江戸で起こる数々の事件を解決していくことに。しかし、イオの出生の秘密を知る侍が現れたことで、二人の運命は大きく動き始める……。
人にとって「罪」とは何か。そして「許し」とは何か。イオの不思議な能力の源泉に隠 -
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不思議な力をもつ睦月童のイオと酒問屋の跡取り・央助との交流を描いた江戸時代を舞台とするファンタジー小説。
4話まではイオの力を使って人々を改心したり、事件を解決するなど畠中恵の『しゃばけ』シリーズのような日常ミステリを扱った作品のように感じるが、5話以降はイオと睦月童の謎に迫っていくことがメインになり4話までとは内容が異なってくる。そのためミステリ的内容を求めると肩透かしをくらうかもしれません(とはいってもそこまでミステリしているわけではないが)。
西條作品を薦めるなら、この作品よりも『千年鬼』の方がファンタジーとしては楽しめたのでそちらをおススメします。 -
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昨年読んだ『涅槃の雪』で本格的な時代小説の書き手の一人と見直した西條さん。
なんか、読み進むにつれて印象が変化する作品でした。
最初はキャラを立てた軽めの捕り物。八丁堀同心を父に深川芸者を母に持つおきゃんな長唄師匠のお蝶と、母親違いで父の後を継いだ兄の嫁、いつもしとやかな笑顔だがとんでもない方向音痴の紗十の義姉妹が主人公。
しかし何やら裏に流れる物が見え始めて、世話物として進めながら最終章あたりでその解決に持って行く本格的な時代ものに化けるのかな?と思ったら、真ん中より前あたりで裏が表に変わって結局はアクション性の強いチャンバラ物っぽくなりました。
ま、エンターテインメントとしては十分に楽しめ -
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西條奈加さんといえば、やっぱり『金春屋ゴメス』の印象が強く。
この作品は「お蔦さんの神楽坂日記」という副題が付いていますが、元芸妓でシャキシャキのお蔦さんと、孫の中学生の少年を主人公にしたライトミステリーの短編集です。
台所に立たないお蔦さんの食事の世話ため、北海道に転勤になった両親が、料理のできる孫を残して行ったという設定で、少年の作る料理(同級生の女の子に頼まれてお菓子を作ったりもしてます)がなかなか美味しそうです。
祖母と孫の組合せが一つの特長ですが、ごくごく普通のミステリー。本文中に料理のレシピが出てくるのも、最近よく見かける傾向ですし。
西條さんはあまり読んでないのですが、いろんなタ -
購入済み
ヘイト 軍国肯定マンガ
日本本
最低です。
嫌韓、嫌中を扇動し
戦争を美化して靖国肯定。
新撰組を奉ろうがいかなる戦争も
合法的な殺人にすぎない。
そこを問わずしてただ美化のための
理屈をこねても作者をサイコパスとしか感じない
戦争が戦がなかったとしても
何らかの現在は存在しているんですから。
そもそも作品としてもキャラは立っておらず
コマ割も下手。
読みにくいこと極まりない -