西條奈加のレビュー一覧

  • 善人長屋

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    私は、現代ものしか無理って思ってたけど、コレなら読めた。江戸時代、町人文化は、なんとか受け入れられそうなので、このシリーズ続けようかな

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    2024年09月08日
  • 姥玉みっつ

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    お麓、お菅、お修、3人のお婆さんが住むお萩長屋。ぽんぽんとやり合うところも面白い。3人の優しさにほろっとするところもあり、楽しく読めた。

    声をなくした女の子が誰なのか興味深かった。

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    2024年09月07日
  • 歴屍物語集成 畏怖

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    短編集だがどの物語も個性がありストーリーがリアリティがありテーマがありとても引き込まれた!これは世に埋もれた快作だ!

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    2024年09月06日
  • バタン島漂流記

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    自分だったら、どうする?止まるか万に一つの無事航海に賭けるか。帰国しても妻は再婚。仕方ないとはいえ哀しい。鎖国政策、ここまで徹底?「異国への渡りようを覚えた者たちを船に乗せる訳にはいかない」あまりに狭量だけど…

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    2024年09月03日
  • 姥玉みっつ

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    おばあちゃんになっても喧嘩しつつも、言いたいこと言い合って、協力し合える幼なじみがいるって素敵。

    成り行きで育てることになった女の子のことを心から大切に思って、考えれる長屋の住人達がかっこいい。
    私もせめて近くの人だけでも相手の幸福を思って行動できるかっこいい人になりたい。

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    2024年08月29日
  • 九十九藤

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    ちょっとストーリーに無理がないか?と思いつつも面白さに一気に読んでしまった。
    お藤さんの女っぷりに痛快な気分になれます。

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    2024年08月27日
  • 姥玉みっつ

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    職場の人にすすめられて読むことに。
    時代物はあまり読んで来なかったが、なかなか面白かった。
    読書の幅が広がる気がした。

    読み始めからすぐに入り込めた。

    3人の婆様の姦しい様子が目に浮かぶ。
    お麓さんにもう少し静かな自分の時間を作ってあげたくなった。

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    2024年08月26日
  • とりどりみどり

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    この人の描く良家のお坊ちゃんはほんとに可愛らしい。世間知らずだけど、友達と家族だけじゃなく使用人にも優しい。そんな子が個性的な三人の姉とちょっとしたことに巻き込まれていく連作短編集。この姉さんたちがどうも好きになれんな…と思ってたのは最初の一編だけで、一人一人にフォーカスを当てた話を読むたびにちょっとずつ好きになり、最後には家族の温かさに号泣。どうしても自分勝手な最後三ページしか登場しない父親と、ゴシップ記者みたいな三女がちょっと気にかかるので星4つ。あと私長女の母親みたいな気っぷのいい姐さんが多分すごく好きなのだ。

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    2024年08月25日
  • バタン島漂流記

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    江戸時代の実話を基にした小説。江戸から尾張へ向けて荷を積んだ舟が港を目前にして嵐の為、流されて今のフィリピンの北の島に辿り着く。言葉も通じない島民達との確執もありながら15人全員で日本に帰る希望を捨てずに暮らして行く様子が胸を打つ。和久郎と門平の友情、白鷺のシーンが哀しかった。

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    2024年08月20日
  • 隠居すごろく

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    糸問屋嶋屋六代目として勤め上げて還暦を機に隠居した徳兵衛。根っからの商人で暇を持て余すも孫の千代太が次から次へと拾い物をして持ち込む動物や人に振り回されるうちに第二のすごろくが始まる。
    最初は子供とはいえなんか持ち込んでは「お祖父様お願い!」の千代太や施されるのは嫌でも強請るのは当たり前の子供達にイライラした。読むのを止めようかと思い始めた時に千代太屋が立ち上がりそこからは楽しく読めた。最後は徳兵衛さんのお葬式で幸せな第二のすごろくの上がりを感じて嬉しかった。

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    2024年08月17日
  • 善人長屋

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    善人ばかりだと言われる長屋の住人はみな裏稼業を持つ者ばかり。唯一の善人加助が持ち込む難題をみんなで解決する連作短編集。

    面白かった。悪人なのに人情あふれる人達。それぞれの過去や江戸時代らしい設定とストーリー展開。素晴らしく良かった。

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    2024年08月12日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    秋葉原の交番に現れた足だけの幽霊。便宜上足子さんと呼び交番に持ち込まれる事件を解決しながら足子さんの事件を追う。
    典型的なモラハラ父親で家族みんなが逃げ出して、残された父親はその後どうなったのかな。
    お母さんが逃げ込んだのが新興宗教と出てきて嫌な想像をしたけど本当に人に寄り添ういい人たちでよかった。
    「神のために人がいる」宗教ではなく「人のために神がいる」宗教だった。
    足子さんはこのまま交番に居続けていくのかな?

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    2024年08月12日
  • 姥玉みっつ

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    西條作品はやっぱ安定感があるといいますか、大きく当たり外れることがないので良いですね。…にしても、三人寄れば姦しいとはよく言ったもので…私はこの三人の中だとお麓さん寄りだと思うので、良くも悪くも人間関係の濃厚な時代や地域に生きてなくて良かったと思ったり(^^;)

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    2024年08月11日
  • 心淋し川

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    小さなドブ川沿いに暮らす人々。一番良かったのは「はじめましょ」かな。飯屋を営む与吾蔵が出会った幼い女の子。自分が昔捨てた女との再会、明かされる事実。三人の明るい未来を予感させるものだった。怖かったのは「冬虫夏草」。母の息子への歪んだ愛情、息子の理不尽さはそんな母へのせめてもの抵抗なのか。「灰の男」長屋の差配人の過去、息子の仇を十二年間見守る不思議な関係。

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    2024年08月08日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    警官2人とゆうれい1人(?)のミステリー。

    警官2名の凸凹感が素晴らしい。
    こち亀の両津と中川ってわけでもないが、コンビとして、非常に完成されている。
    そこに、3人目として、ゆうれいのツッコミが刺さりまくるという形。

    舞台は秋葉原。
    実在する名称も多く、馴染みやすい。
    扱うテーマもそれらしく、フィギュアやメイドさんなど。

    連作形式で1話あたりはコンパクトで読みやすい。
    話が進むに連れて、徐々に色々な社会風刺もうたわれていく。
    そのため、単なる娯楽小説ではない印象も受けた。

    結末も一捻りされており、なるほど関心。
    続けられそうな終わり方がされているので、是非とも続編を読みたい一作。

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    2024年08月08日
  • バタン島漂流記

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    四代家綱の時代。
    江戸を出た弁才船が三河沖で遭難。
    1ヶ月あまり漂流しバタン島に漂着。
    島民に奴隷のように使われる。
    そして、船乗りたちは自力で船を再建し日本へ戻ってくる。
    これ、史実だという。

    船の構造、専門用語などもわからないことは調べながら読み進めた。
    「板子一枚下は地獄」
    荷を乗せ波に揉まれ目的地に帰り着くまで皆で無事を祈る。
    西條奈加さんの手により人間味あふれる作品に仕上がっている。
    島民との交流も読み応えあり。

    当時は多くの海難事故があったという。
    命を落とすこと無く日本に戻ったからこそ
    今の時代まで語り継がれている。
    命あってのもの。
    頭たちの声が聞こえてくるようだ。

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    2024年08月02日
  • 隠居すごろく

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    Audibleにて。

    隠居したお爺さんと、その孫、そこに集まって来た子ども達のほのぼのいい話。
    タイトルにあるすごろくの意味がわかった時、うるっと来た。あがりの無いすごろくが、ずーっと続いていくって良い表現。

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    2024年07月26日
  • バタン島漂流記

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    途中から小生の子どもの頃に読んだ十五少年漂流記を思い出しながら読んだ。もう昔のことなので内容など全く覚えていない。本書は十五人の水夫が図らずも乗った船が難破してバタン島に漂着し日本に戻る苦難の道のりの話しだ。それも鎖国時代のこと。生還したとはいえ彼等の御苦労は大変なものだ。なかなか細部まで語られていて素晴らしかった。

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    2024年07月24日
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き

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    西條奈加さんは時代小説の人と思いきや、現代物も良作をお書きになる。
    ゆうれい付きなのでちょっとだけホラーっぽいかな。とはいえそんなに怖くはない。
    ゴリラ系オタクの権田さんと、イケメンで武術ができるけど脳みそが残念な向谷さんが、足だけの幽霊の通称足子さんがどうして足子さんになってしまったのか?を解き明かすミステリーが軸になった作品。
    機能不全家族だったり、秋葉原のメイドカフェだってり、それなりに時事的な問題を含ませつつ、さすが西條さんという人情もの。

    続きもありそうな雰囲気だけど、本当に続きはあるのだろうか。あるなら読みたい。

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    2024年07月24日
  • 心淋し川

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    千駄木町の一角、心町(うらまち)。そこに流れる川の名前は心淋し川(うらさびしがわ)という。
    趣があるのは名ばかりで淀んで汚くすえた臭いがする川である。
    その川のどん詰まりにある貧乏長屋には心に淀みを持った訳ありの人々が暮らしている。
    そこに住む訳ありの人々と差配の茂十の話だが、どの人も生き辛い悲しみや切なさを抱えている。6作収録されているが、最後の茂十の悲しい過去の話「灰の男」が読み手の心をグッと掴む話になっている。
    「誰の心にも淀みはある。事々を流しちまった方がよほど楽なのに、こんなふうに物寂しく溜め込んじまう。でも、それが人ってもんでね」と茂十が言った言葉。
    物事を簡単に割り切れたらどんな

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    2024年07月21日