西條奈加のレビュー一覧
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″真面目で気のいい人ばかり″と噂の「善人長屋」。
しかし陰に回れば差配も店子も裏稼業の凄腕揃い。
そんな悪党の巣に、根っからの善人、加助が迷い込んだ。人助けが生き甲斐で、他人の面倒を買って出る底なしのお人好し・・・。加助が持ち込む厄介ごとで長屋はいつも大騒動、しぶしぶ店子たちは闇の稼業で鳴らした腕を揮う!
心淋し川で注目した西條奈加さんの本を読んでみようと思いどんな作品があるかと探すと、上の7行の善人長屋の帯に書かれていた文言で今作に興味が沸いた。
まぁ1話完結しながら少しずつ話が進むんだろうなと思ったがその通り。
そして想像より面白かった。
読み進める毎に深まる登場人物のキャラクターが面 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「南総里見八犬伝」を著したことで有名な、曲亭馬琴(滝沢馬琴)の息子に嫁いだ、お路(みち)の生涯。
人気戯作者の息子と、我が娘との縁談!とややミーハーな両親は舞い上がり、馬琴のせっかち(実は占いに従ったともいう)も手伝って、見合いから約半月で結婚した。
しかし、夫・宗伯(そうはく)は病的な癇癪持ち(DV?)、姑もエキセントリック、そして舅の馬琴はいちいち口うるさく事細かく、女中が居つかない。
もう!「リコカツ!!」と実家に帰るところから始まるが、お路の人生という船はすでに大海に漕ぎ出して、後戻りはできなかった。
なんとも壮絶な、女の半世紀だった。
嫁いだ頃は、“ただの戯作者”何がそんなに偉い -
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「人に生きる望みを持たせる。」御師として主人公も成長していく清々しい作品。 本屋で西條奈加フェアをしていた。御師というものは、時代小説で読んだことのないジャンルだったので購入してみた。
御師は伊勢神宮などの寺社に参拝に向けて、積み立て、旅の手配をする仕事をする人々で、ツアーコンダクターのようなものだと考えればよいらしい。ただ、J○○のような民間企業ではなく、寺社が元締め。ほとんどの御師は「おし」と読むところ、伊勢神宮だけは「おんし」と読むのだそうだ。
貧しい庶民から、信仰をタテになけなしの金を巻き上げる御師という仕事に屈託を持つ主人公。しかし様々なトラブルに見舞われながら、御師として -
購入済み
心淋し川が良かったのでこちらも読んでみました。大鶉と南天月、食べてみたいなぁ。
人情話に初めて取り組んだのがこの作品だったそうですが、本当、この世界にずっといたいなあと思う作品でした。読み終わるのが名残惜しかった。
こちら続編があるんですね。続編も読みます! -
Posted by ブクログ
ネタバレ掏摸やかっぱらいでなんとか生きてきた十五人の孤児たち。
捕まったことをきっかけにまっとうな仕事を始めた兄貴分の勝平と子供たち。
彼らの周囲には悪意や偏見に満ちた目がある。それをはねのけて生きていく彼らの元に届く小さな謎。
それを解きながら成長する彼ら。そして彼らの身元引受をしてくれている武家の長谷川家の次男、柾が戻ってきて……。
懸命に生きていく子供たちが何よりも魅力的な一冊です。
こういう話は『お蔦さんの神楽坂日記』に通じるものがあって、厳しいけれども生きていくためには必要なんだよねと思わされます。
こちらも楽しかったです♪