西條奈加のレビュー一覧

  • 紙魚の手帖Vol.03
    22/2/16 誰が配ったっけ?
    22/2/16 運命女神の指
    オーリエラント2作目 年表も面白い
    22/2/17 私の性自認は攻撃ヘリ
    すごい作品だったけど、SF読み慣れてなくて難しい
  • 紙魚の手帖Vol.04
    22/4/12 コラム
    22/6/30 流浪の月特集
    本編を聴き終えたのでやっと。救いの短編だった
    22/6/30 ハンブルパピー
    23/6/15 神の光 vol.11と対?
  • 隠居すごろく
    他人に厳しい糸問屋の徳兵衛が隠居した。人情に篤い孫が持ち込む難題に関わっていくうちに、徳兵衛自身も別人のように生まれ変わってゆく。

    ここ数年のベスト。文章に無駄がない、江戸の暮らしがリアルに感じられる、ストーリーが何層にも分かれ先が読めず、登場人物が魅力的。最高。
  • 大川契り―善人長屋―(新潮文庫)
    相変わらずの面白さだった。
    ヒロインと文吉が可愛い。
    これは続くのか?
    でも、善人のトラブル持ち込み率がめっちゃ高い。
    そろそろ何とかしたほうがいいかも。
  • 閻魔の世直し―善人長屋―
    前巻のラストで、悪党を逃してしまったので、大丈夫か!?と思っていたけど、全然大丈夫じゃなかった。
    今回は長編だった。
    加助はあんまり出てこなかった。
  • まるまるの毬
    親子3代で切り盛りするお菓子屋のお話。

    ライオンのおやつとリンクするところが多々あり。甘いものは笑顔と優しさを引き出してくれる。それは時代には左右されない普遍的なものなのだろう。

    ほっこりと心が温かくなる小説。

  • 無暁(むぎょう)の鈴(りん)
    生とは何か、
    死とは何か、
    信仰とは何か、
    真摯に向き合う無暁の姿は、時として読み手である自分に跳ね返る。

    ーお前はどうなのだ?
    と。
    人生に迷いを感じている時だったので、問答するように読む。
  • 紙魚の手帖Vol.05
    倒叙ミステリ特集。どれも面白かったけど、石持浅海さんの『五線紙上の殺意』が得に好み。
    『吾輩は犯人である』も他では見ないタイプ!猫かわいいし、短編として上手くできてるし面白かった。
  • 曲亭の家
    親に何も言えない癇癪持ちで病がちの夫、人の気持ち等お構い無し、しかし戯作者としては後世に残る傑作を書く舅の馬琴、家事能力欠如の姑。とんでもない家族とは暮らせないと、一度は家を出た路。しかし、修羅の家に舞い戻り、度重なる難題に忍耐強く立ち向かいます。夫の死後は、視力を失い、時代の波に翻弄される、馬琴の...続きを読む
  • 秋葉原先留交番ゆうれい付き
    西條奈加の連作ミステリ作品『秋葉原先留交番ゆうれい付き』を読みました。
    西條奈加の作品は、昨年7月に読んだ『はむ・はたる』以来… 時代小説じゃない作品は初めて読みますね。

    -----story-------------
    著者新境地の人情ミステリ!
    電気とオタクの街――秋葉原。
    その交番に勤める権田...続きを読む
  • 亥子ころころ
    「 まるまるの毬 」に続くシリーズ第2弾!
    南星屋で味わえる日本各地のお菓子が楽しみで早々に手に取りました。

    手首を負傷した治兵衛と人探しで行き倒れ南星屋でお世話になることになった雲平。
    成り行きでお店を手伝うことになり、お永とお君も加わり4人で相談しながらお菓子を考える様子が微笑ましい。
    そんな...続きを読む
  • 千年鬼
    西條奈加さんの作品は好きでよく読んでいます。
    内容を全く知らないまま何気なく手に取った本でした。
    登場人物が魅力的なことものありますが、展開が読めず先が気になり、あっという間に読みました。
    途中、衝撃的な描写があり少し嫌な気分になったのですが、最後まで読んでみるとそこまでの衝撃が必要だったなっと納得...続きを読む
  • 首取物語
    少年トサと喋る生首オビトが七つの幻想国を旅する物語。何故二人は出逢い、過去の記憶がないまま旅を続けるのか。布石の打ち方が巧妙で全ては波賀理の国で明かされる。柔らかな挿画が素敵でした。
  • 亥子ころころ
    2冊一気読みしてしまった。
    面白かった、、、!!

    全国津々浦々の和菓子たちと、
    南星屋のみんなが愛おしくなる。
    いつのまにか時代小説やお菓子の話が好きになりました。歳かなあ。

    前作がけっこう胸にくる悲しみのところで終わっていたので、明るい未来が見える終わり方でとてもよかったです。

    次回作もたの...続きを読む
  • 隠居すごろく
    糸問屋を経営していた徳兵衛は日々を忙しく仕事だけに過ごし隠居する日を夢に見ていた。
    隠居する日をすごろくで例えると上がりだと考えていた徳兵衛だったが…
    癇癪持ちで仕事人間だった徳兵衛は隠居家を作り、俳句や釣りなどを気楽にしながら余生を過ごそうとしていたのだが、どれも性にあわず無為な時間を過ごしている...続きを読む
  • 金春屋ゴメス 芥子の花(新潮文庫nex)
    西條奈加の善人長屋が テレビで放送されましたが

    こっちの方が面白そうです。

    ただゴメスの人選ができないなあ!

    辰次郎 松吉が 島流しならぬ 深い谷送りになって

    芥子畑をさがす。

    谷底でチーズを作って その中に阿片を仕込む アイデアは面白い

    隠密同心も表れ 娯楽色だっぷり!

    楽しいお話し...続きを読む
  • 九十九藤
    口入れ屋の増子屋を訪れるシーンから、ここで何が起きるんだろうと引き込まれ、この店に来るまでのお藤の来歴に息を呑み、百蔵との再会とその後にときどきし、ほろりとした。
    本当に引き込まれて一気に読めた。
    最高におもしろかった。
  • 隠居すごろく
    隠居生活を楽しみに頑張ってきた徳兵衛。
    まるで定年退職を待ちわびた現代人と同様、仕事一途だったがために陥る壁にぶつかる。
    それまでの人生、仕事中毒で人間関係も仕事関係の人ばかり。ご近所の人も知らず、友達もいない。はたと気付けば趣味の一つもない!
    これからどーしたらいいんだ~!と、雄叫びを上げそうな人...続きを読む
  • 猫の傀儡(くぐつ)
    猫の時代小説!くすぐりとかも江戸っぽくできてて、楽しい。この人の時代ものはやはりいい。外さない。こういうの大事。特に不調の時用に取っておこう。
  • 猫の傀儡(くぐつ)
    西條奈加さん、初読でしたが頭にすっと入ってくる文章で凄く好きになりました。
    猫の物語としては可愛いだけではなく、キリッとした所も有って、主人公のミスジが傀儡師としての矜持を持っていく様が読んでいて心地良かったです。
    百獣の王につながる科としての獰猛さや、しなやかさ、人間や烏との関わり方など、猫は好き...続きを読む