西條奈加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
西條奈加の連作ミステリ作品『秋葉原先留交番ゆうれい付き』を読みました。
西條奈加の作品は、昨年7月に読んだ『はむ・はたる』以来… 時代小説じゃない作品は初めて読みますね。
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著者新境地の人情ミステリ!
電気とオタクの街――秋葉原。
その交番に勤める権田は、筋金入りのオタク警官。
対してコンビを組む長身イケメン警官・向谷は頭はからっぽだが、類い稀なコミュニケーション能力の持ち主。
ひいては美脚の「足だけの幽霊」を連れてきてしまった。
2人は「足子」さんと呼び、彼女の死の理由を探し始める。
フィギア盗難、抱きつき魔、迷子、メイド喫茶のいさかい……ご当 -
Posted by ブクログ
「 まるまるの毬 」に続くシリーズ第2弾!
南星屋で味わえる日本各地のお菓子が楽しみで早々に手に取りました。
手首を負傷した治兵衛と人探しで行き倒れ南星屋でお世話になることになった雲平。
成り行きでお店を手伝うことになり、お永とお君も加わり4人で相談しながらお菓子を考える様子が微笑ましい。
そんな何気ない日常にすごく幸せを感じました。
雲平が探している失踪した弟分・亥之吉の行方とその理由。
お店の周りをうろつくお武家らしき子ども。
いったい何がどうなっているのか。
登場人物それぞれが歩む人生。
お菓子も人間模様もますます楽しみな展開!
美味しくて人情味あふれる時代小説の世界観にすっかり魅せ -
Posted by ブクログ
思わず惚れ惚れしてしまう作品というべきか。いい小説を読んだなあ、としみじみと振り返ることのできる温かく爽やかな時代小説です。
ヒロインとなるのは飾り職の老舗「椋屋」の娘・お凛。若いながらも椋屋をおかみさんのように切り盛りしていたお凜は、次代の椋屋主人を決めるよう託されます。そして椋屋に先代口利きの新たな職人がやってくるのですが、これがなかなかのくせ者で……
とにかく人物描写が巧み。女性ながら細工に幼いころから情熱を注ぎ、一方で女性ゆえ男社会である職人の世界では自らの腕を発揮する機会のないお凛。そんな彼女の葛藤とそれでも断ち切れない細工への思い。そうした複雑な感情を巧みに描きます。
そして