入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ウワーッ
いやあ…今回心臓痛かった。
119ページを読んだ時は「うわっやっちまった…いつかはこうなるとは思っていたけど…」と冷や汗かきつつどこかスッキリしたような気もしていたけど、120ページ目をめくった時には思わず一度本を伏せて顔を覆いました。気を取り直してもう1ページめくった時は「あっこれもしかして夢オチかな?」とか考え始めましたがマジでしたね。あ、安達ぃぃぃ……。
終わった…と思って絶望的な気持ちになりましたがなんと終わってなかった。やったね安達!むしろなにも始まってなかった。ドンマイ安達!
安達が変わればすべて上手くいく。最初から分かっていたことだけど、安達が変わろうとするとは思ってな -
Posted by ブクログ
『探偵・花咲太郎は閃かない』(メディアワークス文庫)の続編。
第1章は、またしても木曽川の依頼。携帯電話を盗まれたので取り返してほしいという木曽川の依頼を受けた花咲太郎は、彼の部屋を訪れ、めずらしく探偵らしいところを見せます。
第2章は、折口カヤという老女が、死んだ猫が逃げ出したので探してほしいという依頼を持ちかけます。彼女の双子の姉・折口ミヤは気がふれているのだとカヤは言い、一方ミヤは、妹はボケていると言います。花咲は、信頼できない2人の証言者の言葉をもとに、事件の真相に迫ります。
第3章は、花咲が電車の中で、これから人を殺しに行くと言う女性と会話を交わす物語。第4章は、花咲とトウキの -
Posted by ブクログ
ロリコンで、犬や猫の捜索などを請け負う探偵事務所に務める三代目花咲太郎(はなさき・たろう)と、彼の部屋に暮らす家出少女の「トウキ」こと上真桑桃子(かみまくわ・ももこ)の物語です。
トウキは、身の回りで殺人事件が起きるという名探偵体質で、しかも犯人が直観的に分かるという特殊能力の持ち主です。彼女がいきなり真犯人を告げ、「閃かない探偵」の花咲がその後始末に追われる、という物語。なのですが、このパタンに収まらない展開も多く、どちらかというとストーリーよりも著者の入間人間氏らしい独特の作品世界を楽しむというのが、正しい読み方かな、と思います。
第1章では、山中のペンションに宿泊することになった花咲 -