入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編集ということで、前半3つの短編では、女性3人の初恋等の話から何故にわちを気に入ってるかが、直接的ではないが、描かれていた。『空への明日』での、エリオの「だけど今の私と向き合ってくれるから、イトコは良い。 なんか、すごく良い。」という評価が印象的。
が、個人的には4つ目の短編『ぼくと彼女の月の距離』が一番のお気に入り。にわちと星中の関係は、宮本輝『青が散る』における燎平と夏子のそれのように甘酸っぱく、にわちが青春ポイント獲得に情熱を傾ける礎となるには十分、というかピッタリのエピソードだと思う。
トーエや橘なんとかなど、著者の他作品の人物も出たり言及されたりもよかった。トーエは2つの短編で登場してるし、幸せそうで何より。『E.R.O』でエロ本売り場でイチャイチャしてたバカップルも他の作品の登場人物なのかな、と思って、僕が唯一読んでない「僕の小規模な奇跡」を購入。ハードカバーを買ったの久しぶり。今度読む。
時速三百四十メートルは誤植なのか素で間違えてるのか・・・ -
Posted by ブクログ
作中で何度か「みーくん」が言及してるけど、「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」ってジャンルはミステリーになるの?僕はもはや殺人事件はおまけで登場人物の壊れっぷりを楽しむものだと思っている。犯人は誰かとか考えるの苦手だし。
とはいうものの物語の軸はやっぱり事件にあるんだろうけど。でも今回の事件は、壊れっぷりが弱くて正直面白くなかった。バラバラ殺人が起こってて「壊れっぷりが弱い」なんて、だいぶこの物語の世界に浸かっていることに他ならないな。
前巻のラストが「一人死んだ」みたいな終わり方だったけど、みーくんとまーちゃんのどちらかが死んだら物語終わっちゃうからどちらも死んでないというのは予想してたし、死ぬなら誰か予想して、まあ人物は的中してたが、その死の理由および意味には驚いた、それに対するみーくんの反応にも。
「お、お前!生きてたのか!」なんてのは王道バトルものでやると敵だったやつが味方になる熱い展開だけど、ミステリーでその展開ってどう出るんだろう? -
Posted by ブクログ
「三月三十一日。マユが破綻した」
その事をきっかけに、冒険を兼ねた探索とマユを直す為の模索をする為に自分の意思で昔の家に行く事になるみーくん。
そこには新たな家族が住んでいて、みーくんは毎度の事ながら事件に巻き込まれる。
冷淡すぎる大江家の人々、大江家という完全密室に閉じ込められたみーくんと何故かついてきた伏見。
この狭い世界の中で繰り広げられる壮大な入間節は、今回も健在でした。
というか、言ってしまうと、前巻で伏見ファンになった人は絶対に買いです。不謹慎ですが、可愛すぎです。
今回のヒロインは伏見と言い切っていいでしょう、みーくんは浮気は嫌いだと言っていますが。
そのせいもあってか、今回はまーちゃんは破綻してしまった故にみーくんとまーちゃんの絡みはまるで皆無です。
あとは登場人物がどとっと増える所が、人によっては読む気を失せさせてしまうかもしれないと思いました。
…で、ここからが私の本当に言いたいところなのですが。
個人的に、あの分厚い3巻を読んでから4巻を見ると、ページ数も宛ら、内容も薄く思えるかもしれません。
それもそのはず、お話がこの1巻で完結していないからです。
入間先生曰く、「大長編」だそうで、もし4巻から入間節の世界に入ろうと言う方がいるのでしたら、次巻もまだあるというご覚悟を。
それと共にファンとして喜ばしいのは、このシリーズがまだまだ続くということです。
今回もあっという間に読破させて頂きました、入間先生様々です。