入間人間のレビュー一覧

  • 安達としまむらSS2

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    これまであまり触れられなかった人物の視点や、いろんな時間軸の断片が描かれていて面白かった。
    安達、しまむらの家族、それぞれ視点が変われば、同じ世界の見え方も全然違う。
    一つの世界の中にいくつもの小さな世界が共存して、それらがどこかで共鳴しながら調和しているように感じた。作品全体を通して、そういうところが好きなのかもしれない。
    ヤシロやしまむら母、占い師は、そんな世界を少しだけ調律するような存在にも見える。
    でも、その世界を成立させる最初のきっかけは、やっぱり安達の勇気だったんだなと改めて思った。
    小さな世界同士が共鳴して、少しずつそれぞれの形に整っていく。
    現実の世界も、案外そういうものなのか

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    2026年08月11日
  • 私の初恋相手がキスしてた

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    主人公二人の心情は、随分と丁寧に描かれているな、という感じ。なんだけど、ちょっと読みにくいかな。他の作品では、そんな感じを受けた事は無かったのだけど。

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    2026年07月27日
  • クロクロクロック1/6

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    3巻完結。1巻の後書きで全6巻と明言しながらも3巻打ち切り。と言っても格好のつく形で絞められたのは見事です。小学生の時本美鈴と女子高生の小泉明日香の行く末が良い。著者の他の作品の登場人物とがリンクしている、らしい。みーまーと電波女の登場人物はわかった。それらを知らなくても楽しめるけど、知っていたらもっと楽しめるとは思う。それなりには。
    登場人物が多くて、かつ、視点、時系列が入り乱れる綴れ織り式的構成で、人物把握がたいへん。似たような格好の人物も複数いてさらに困惑したけど、それが入間マジック。なんだなんだと思わせられるのを楽しむ。
    わりときつめの暴力描写がある。こんな作者だったっけ、と思った。知

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    2026年07月08日
  • 安達としまむら11

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    謎のフェティシズムが時々顔を見せる。笑
    いろんな時間軸での夏の日常を切り取った巻。
    その中で、しまむらの変化を改めて感じる話でもあった。
    人力車に乗せられる場面は、流れに身を任せてきたしまむらと重なる部分があって印象的だった。
    でも、その人力車から降りたあと、かつての先輩との会話の中で、自分の意思の固さを表現しているのが良かった。
    流されているようで、ちゃんと自分で選んでいる。
    その対比が、この巻のしまむららしさとして残った。

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    2026年05月03日
  • 安達としまむら10

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    日常の曖昧さと、時間を経たことで生まれる確かな変化の描き方がすごいと思った。
    大きく何かが動くわけではないのに、関係や気持ちが少しずつ変わっていく感じがとても良い。
    最後の描写は、アニメ版のラストともリンクしている部分なのかなと感じた。
    「サクラ」という言葉をきっかけに、いろんな感情が高まっていく流れがすごく好き。
    そして、もし本当に地球に宇宙人が来ているのだとしたら、やしろみたいな存在だといいなと思った。

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    2026年04月12日
  • 君に贈る15ページ

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    メディアワークス文庫創刊15周年記念アンソロジー。
    「1人15ページ」という制約のもと、15名の作家がそれぞれの物語を紡ぐ。

    この15という枠は単なるページ数だけでなく
    多くの作家さんが「15」というモチーフとしても回収しています。企画としての統一感が心地よい。短いからこそ、作家ごとの語り口や発想の癖が読メル一冊。

    斜線堂有紀、綾崎隼以外は初読。改めてレーベルの層の厚みを思いますね。

    掌編とも言える分量の中で、特に印象に残ったのは綾崎隼「十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」。
    設定自体はどこかで見聞きしたような“ベタ”なものながら、その王道を真正面から引き受けて

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    2026年03月30日
  • バカが全裸でやってくる

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    ネタバレ

    勘違いでver2を読んで頭の中が「?」だらけでしたが、やっと繋がった!小説家は常に全裸で、露出狂。自分の妄想を赤裸々に世間に書き出し続けている。と、まあ、すごい。小説家というお仕事に憧れがある分、軽く衝撃を受けました。作品を書くためには知識よりも世界を新たに生み出す妄想なのか。人間関係を把握できたので、ver2読み直したいです。

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    2026年03月24日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸

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    ネタバレ

    これがデビュー作で、さらに、電撃文庫から出版されたことに驚き。みーくんの一人称で語られる文章は癖があって読みづらいもののセンスを感じました。誘拐された兄妹が誘拐犯の共犯たるみーくんに懐いていく様子が、不自然な状況と相まって妙にかわいくて和みます。過去に起きた誘拐事件。被害者の少年のみーくんとし少女のまーちゃん、そして、加害者の息子の**。レーベルから甘く見てましたが、なかなか怖くて刺激的な内容でした。積読本を減らしたら続きも購入したいです。

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    2026年03月24日
  • たったひとつの、ねがい。

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    ネタバレ

    読んだ。表紙とタイトルとあらすじと、全てに騙されました。オチも怖いけれど、何より食事の様子が怖い。最初の復讐の描写も怖い。『悪の教典』ほどゲスな主人公はそういないと思っていましたが、こちらの主人公の方が嗜好が特殊すぎる上にゲスくて。ドン引き。私は食事しながら読み始めましたが、食事のお供には本当に向かない。胸がぐわんぐわんする。すごい作品でした。

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    2026年03月23日
  • 昨日は彼女も恋してた

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    ネタバレ

    しゃべる案山子、荻島というキーワードにすごく反応してしまいました。幸せだった過去に戻ることで、疎遠だった二人の仲が修復されていく。約束を守れなかったニア、車椅子の生活を余儀なくされたマチ。ニアと、のちに痴呆になる祖母とのやり取りがあたたかくて好きです。ニアがいなくなってしまった現在。二人が過去でやったことが現在にどういった影響を及ぼしたのか、一気に惹き込まれました。引き続き下巻も読みます。

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    2026年03月23日
  • 明日も彼女は恋をする

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    ネタバレ

    マチに恋する玻璃、ニアに恋する裏袋。玻璃はマチとニアを天秤にかけて、マチを選び、裏袋はニアを選んだ。オチは分かったものの、正確に把握しているわけでもなく、こんがらがっている状態です。上巻の最初の方を読んでみて、やっとこれが玻璃と裏袋の別の状況下での視点なのだと気付けました。たぶん。話を大雑把にも理解できてないのかもしれません。長くて、ダレダレな気分で読み進めましたが、爽やかに終わらないオチは好きでした。

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    2026年03月23日
  • 安達としまむら9

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    いろんな登場人物の視点があって、さらに時間軸も行き来するから、ストーリーや人間関係の変化がすごくよく伝わってくる内容だった。
    濃い時間が流れるほどに、お互いが影響し合って、日常というベースの中で、ゆるやかな時間による変化がじんわり染みてくる。
    そして何より、その変化のきっかけが安達の勇気っていうのが良い。
    そういう小さな変化の積み重ねが、この物語の柱になっている気がする。この先の展開も気になるなぁ。

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    2026年03月19日
  • 君に贈る15ページ

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    15ページでサクッと読めるので、隙間読書にピッタリ。
    個人的には以下の2作品が特に良かった。

    ▪️いざ、さらば(村瀬健)
    ▪️十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語(綾崎隼)

    短いながらも心がほかっとするような満足度の高い作品で、ちょっと元気をもらいたい時に読み返したいと思いました。

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    2026年03月16日
  • たったひとつの、ねがい。

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    ネタバレ

    3,40ページぐらいで主人公拉致されるし、人殺せる車椅子要求するし、最終的には主人公までカニバリズムだしぶっ飛んでたなぁ

    彼女食った犯人に復讐する話だけど、計4人、結構なテンポでやってくから読む手は止まんない。
    ただ、用意してもらった車椅子の特徴やら扱いに慣れてく過程とか、もうちょっと丁寧に書いてくれてもよかったし、毎回の復讐方法がなんか「本当に車椅子でできんの?」みたいなの多くてツッコミながら読むこと必至。

    とはいえ、叙述トリック好きでグロ耐性あるなら読むのおすすめな作品。

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    2026年03月07日
  • 君に贈る15ページ

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    短編集だったのですぐに1週間ほどだ読むことが出来ました。

    個人的には、
    綾崎隼さんと青海野灰さんの文章が良かったです!

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    2026年02月01日
  • エウロパの底から

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    主人公の「自分は小説家である」という矜持が強く伝わる作品。文章とキャラクターがかなり独特だった。
    主人公の能力?や事件に関する詳細な説明はなく、そういうもの、と解釈した方がすんなり読める気がする。

    学生時代に購入した本。

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    2025年12月10日
  • 人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話

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    面白かったですが途中からずっと
    これラノベですよね???
    今の小中学生ってこんなの読むんですか?????
    ってなる作品でした。
    終盤読んでる時からなぜかずっと心臓が変な鼓動してます。

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    2025年12月08日
  • たったひとつの、ねがい。

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    どんでん返しを楽しみに読みました。かなり斜め上を行く設定の突飛さに戸惑いが勝ちましたが、話が進むうちに不思議と応援する気持ちになっていきました。どんでん返しより、描写のえぐさを求めている方にオススメします。

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    2025年12月06日
  • 人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話

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    溺れている時、手や足をバタバタと動かすと余計溺れてしまうから一旦落ち着いて手足を動かさない方がいいという。
    ダメだ、ダメだと思いつつも気持ちはそのダメな方、ダメな方にばかり向かって行く。皮肉なリバウンド効果である。
    物語や構成として新しいものであるとか、目立つものはない。この作品はそこがいい。奇をてらっていないから、まっすぐに突っ込んでくるのだ。
    あとがきによればこれはラブコメ、ではあるらしい。確かに笑えるところもあるのだが、その比率は全体の一割程度で、あとはもう溺れていく二人の姿しか描いていない。この二人どうなっちゃうんでしょうね……。

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    2025年10月27日
  • 僕の小規模な自殺

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    初めての人
    それにしても想定の上を行く
    ニワトリって・・・ねえ
    アレを小規模な自殺と言う
    ふ〜〜〜ん、面白い

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    2025年10月14日