あらすじ
彼女と知り合ったのは学生時代だった。互いに心を通わせてる、そのことすらも確認しなくてもわかる日々。 そして今日。 思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。下手に出て、お伺いしてみる。恐る恐る顔を上げて反応を確かめると、非常に希少なものが拝めた。 彼女がにたにたと、ともすれば意地悪く見えるほどにやついている。 つまり、良いよ、ということ? やったぁ……と、思ったその瞬間。あんな、あんなことが起こるなんて。 それから、僕のもう一つの人生は始まった。
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長く付き合っている彼女との穏やかな生活。結婚をほのめかすと、彼女はニヤニヤと笑った。ところが幸せは幕を下ろし、俺の人生の第二章が始まっていく…。 グロ注意。
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ほんわか恋愛小説だと思ていたのに、騙された。
表紙詐欺だ。
てっきり猟奇的な方法で彼女を殺した男たちに対する復讐に人生を費やした男の話だと思って読んでいた。
それでも彼女のために人生を費やした男の話というのは変わらないが。
グルメ小説と表現するのは不謹慎だろうか?
それにしても食べ物の恨みは恐ろしい。
そういえば彼女が奪われたところで警察が来ていなかったよな。
なるほどそういうことだったのか。
最後の主人公が本当に芋虫(あるいは達磨)。
個人的には主人公がその後、どんな人生を送ったのかの方が気になる。
自分としてはいつもの入間さんよりもグロ多めだが、最後のどんでん返しなどはいつも通りで、嫌いじゃない。
そういえば図説人肉全書という本があって、その本曰く「一番軟らかくておいしいのは臀部の肉」らしい。
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表紙にダマされた…。
あらすじ的にまたタイムトラベルかな?とか思っていたらこの有様です。
電車で読んでいて思わず声を出しそうになり、その日一日何も好きになれないほどでした…。
それでも内容は面白く、久しぶりのトリックもみれたので満足でした。
とにかくグロかったです。
(2012/12/01)
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入間さんの本を読んだのはこれで2冊目で、読むきっかけは絵師さんからだったので内容にはびっくりしました。最初に引き込まれつつもページをめくる手が止まりそうになるような内容でしたが、最後まで読みきったときにはもう一度読み直したいと思わされるものでした。
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ライトじゃないライトノベル。
恋愛小説かと思ったら…。
復讐の動機がシンプルなんですが、やられた。
最後まで読んだら中盤のシーンの見方が変わりました。救われない話だけど、面白かった。
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この作者によくある最後の最後に考えていた前提が覆されます。
主人公はある恨みからこれからの人生をかけて復讐するお話。人食表現があるので苦手な人は要注意
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表紙詐欺ですね.
まんまと騙されてしまったわ.
そして更に叙述トリックにもまんまと騙されたわ.
でも,読み終わって真相に気づいた時の爽快感
は違うか.
してやられた感が半端ないな.
くそう,してやったりですか?
それにしてもよくこんな話思いつくよな.
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表紙から想像できるような恋愛小説ではなく、全てを捨てて殺戮を決意した復讐劇… だと聞いて読み始めた。
最後まで読むとそこが本質ではないことに気づく。
まずこの小説は、我孫子武丸の「殺戮にいたる病」を例に挙げられるような、エゲツない描写のカモフラージュに包まれたどんでん返しミステリーである。5章の最後「俺が食おうと思ってたのに」で主人公へのイメージが一変する。実はプロローグで彼女である東雲陽子を車椅子の男たちに食べられていた「拓也」は、1〜5章のタクヤとは別人だった。
さすがに拓也さん、あんな目にあったとはいえ人格変わりすぎでは、と思っていたが人どころか時代まで違っていたのである。
ネタバレを知った上で読み直すと、この車椅子のタクヤの行動は常軌を逸している。帯の「この物語に同情の余地などない」などという表現ではタクヤには生ぬるく、この世に存在する悪を全て集めたような外道っぷりを最後まで披露してくれる。
食い物の恨みは恐ろしい、その言葉の重みを何倍にも感じられるような作品だった。
Posted by ブクログ
つまり、プロローグとエピローグが地続きの話(風間拓也視点)で、中はダンタクヤ視点の話って事だね。そう考えると「俺は悪人」発言はとてもうなずける。
この人物誤認の叙述トリックはかなり「えっ⁉︎」ってなった。あと復讐の為に逆立ちで地下室に殺しに行くとかは結構意表を突かれた。
ただご都合展開は否めなくて、その辺りはうーん??って、どうしても感じてしまう。サッと読むには良いので、さすがはラノベって感じです。
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こういう書き方は失礼だとは思いますが、表紙から分かるようにライトノベルなのです。擬音やセリフがいちいちマンガチックで読み進めるのが辛い。じじいが「ぐぬ。」って。
また、レビューなどで「大変グロいので注意」という感想がよく見られますが殺戮描写や人体欠損描写が全然リアルでないので私的にはグロくないです。
リアルでないといえば、半身不随車椅子の主人公のシモの世話はどうなっているのか、無職で遺産などもない身なのに調査にかかる費用はどこから出ているのか、警察が手掛かりさえつかめない放火犯をどうやって見つけたのか、などツッコミどころがありますがなぜ☆4なのか。
それはラスト近くのたった1行のセリフで価値観が根底からひっくり返る、というどんでん返し好きすぎラーとしてひさびさに超カタルシスを得たからに他なりません!
なるほどそれならば描写が甘くてもいい!すばらしいストーリー構築と言わざるを得ません。
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"嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん"や"電波女と青春男"の入間人間が2012年に発表した小説。表紙やタイトルが詐欺です。入間人間が書いてる作品という時点で、ただの甘々なラブストーリーになるなんてこれっぽっちも思っていませんでしたが、ここまでハードな内容になるかと。ただ文章はスッキリしていて、他の作品よりも読みやすいです。それなりにグロテスクな描写が続きますが、頑張って読んでみましょう。ラストであっと驚くはずです。このラストのオチは好きだけど、人に勧めるのは無理ですね。人格を疑われかねない。
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※カニバリズム注意
あらすじと表紙はほのぼの恋愛系だったので微妙でしたが、入間氏なので購入。
買って正解でした。
えぐい復讐劇でした。
最初から嘘でいっぱい。
やはり入間氏は読む人を選ぶ。
苦手な人は要注意。
あらすじも表紙も暗い系なら良かったのに。
MW文庫よりも電撃が合う気がする。
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表紙詐欺ばっちこーい!
救いはないけどはまるひとははまると思う。みーまーなんかを読んで入った入間ファンにはおすすめ。のんさんのイラストがかわいらしいので本棚がほんわかする。
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【ネタバレあり】
プロローグ→エピローグがひどい。
一気に読めるが、嘘は叙述トリックではない、
せめてそれが妄想だったとかそういった描写がほしかった。
でも読み物としてはおもしろかったです。
表紙詐欺はマジです。
羽澄は個人的にはいなくてもよかった…
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タイトル表紙と内容のギャップに驚きました。
でも、入間人間らしく、最後まで読みたくなる話でした。
多分、入間人間じゃなかったら、途中放棄したと思います笑
復讐はする方もされる方も苦しいです。
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どんでん返しを楽しみに読みました。かなり斜め上を行く設定の突飛さに戸惑いが勝ちましたが、話が進むうちに不思議と応援する気持ちになっていきました。どんでん返しより、描写のえぐさを求めている方にオススメします。
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けんごさんおすすめで気になってたやつ。
ページも少ないから今日2冊目だけど読み終わった。
復讐かと思いきや…!?
最後のタネ明かしうーん。。。
Posted by ブクログ
某YouTuberが紹介していたので買ってみた
これがラノベというやつか
とりあえずルビが多すぎて読みにくいという新しい読書体験
ストーリーは共に拉致された彼女が食われるという超展開
障がい者となった彼は復讐のために車椅子の超人となり拉致グループメンバーならびにその家族を容赦なく手にかけていく
目的を果たした彼が最後に思い起こす事とは…
人物誤認の叙述トリック
プロットは及第点
ミステリとして成立していると思う
だが文章や設定や表現は読むに堪えない
グロでもホラーでもなく、刺した、死んだ、の字面から受け取るものは何もない
これだけルビを振る必要のある年齢層が読む内容ではない
今後も自発的に手に取る作家ではない
Posted by ブクログ
学生の頃に親しい友人が入間人間さんの作品を読んでると知り、自分も興味をもって一冊読んでみるかと手に取ったのが「たったひとつの、ねがい。」でした。当時は表紙を見てほのぼのしたラブストーリーかなと思ったのですが、内容は復讐ものだったので驚きました。
この本の一番お気に入りは驚かされるところです。p28
の二行目でいきなり『彼女が頷殴られた。』から始まったときはそれまでの和やかさが嘘のようでした。頷くところでいきなり差し込まれる殴られたというのをやっと理解してからの展開もなかなか衝撃でした。久しぶりに読んでもやばいです。
ページ数が250ページほどなので復讐のテンポが良いです。全体的に陰鬱とした感じというよりはネジが何本か抜けてるような狂気が乱舞してるのが自分の好みには合ってました。オチも綺麗で個人的にとても好きな作品です。
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何の予備知識もなく読み始めたら…この展開には度肝を抜かれた。
表紙から連想される導入部の長閑な恋愛物語調からの突然のまさかの展開。心の準備をするまもなく物語はどこまても突き進む。
主人公の疾走感につられてページをめくると気がついたら読み終わっていた。そんな一冊。
Posted by ブクログ
表紙に騙された。
内容は復讐である。しかもおまけ付きのである。
少しグロも入っており、実は、実はである。
なかなか面白かった。
内容(「BOOK」データベースより)
彼女と知り合ったのは学生時代だった。互いに心を通わせてる、そのことすらも確認しなくても分かる日々。そして今日、俺は思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。下手に出て、お伺いしてみる。恐る恐る顔を上げて反応を確かめると、非常に希少なものが拝めた。彼女がにたにたと、ともすれば意地悪く見えるほどにやついている。つまり、良いよ、ということ?やったぁ…と、思ったその瞬間。あんな、あんなことが起こるなんて。それから、俺のもう一つの人生は始まった。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
入間/人間
1986年生まれ。2007年6月作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読後感の悪さ特集、みたいなところで見かけて、入手したのだったか。珍しく、いわゆるラノベに手を出してみた。でもやっぱ、慣れんことはあんまするもんじゃない、という典型例。とりあえず最後までは読めたから☆3つにしたけど、内容的には2つレベル。ってかライトなノベルって、読み心地がサラッと軽いという意味だと思ってた。読んでみて分かったのは、①人物造詣がペラい、ライト。②世界観が軽佻浮薄な、ライト。③物語展開が雑で軽い、ライト。そういう、ネガティブな意味でのライトだったんだ、ってこと。よくもまあ、これだけご都合主義に展開させるよなっていう、出鱈目な物語構成。小説はまあ、書き手が神な訳で、何でもアリっちゃ何でもアリなんだろうけど、ここまでいくと勝手が過ぎる。自分にとってラノベがいかに不要かってことが納得できたから、その点も多少プラス評価かも(笑)。
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後味の悪いカニバリズム、というのを知って。
ラストは予想外で、なるほど!と。
ところどころあったひっかかりはそういうことか!と。
ただ思ったよりも後味の悪さはなかったなぁ。
もっと胸糞でもっと痛々しくてもっとどんよりするのかなぁと、ちょっと期待しすぎてしまったかもしれない。そこまでグロくもなかったし。そこを期待しただけに…
(なので評価が難しい…★4かな、3かな…うーん。
Posted by ブクログ
彼女と知り合ったのは学生時代だった。互いに心を通わせてる、そのことすらも確認しなくても分かる日々。そして今日、俺は思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。下手に出て、お伺いしてみる。恐る恐る顔を上げて反応を確かめると、非常に希少なものが拝めた。彼女がにたにたと、ともすれば意地悪く見えるほどにやついている。つまり、良いよ、ということ?やったぁ…と、思ったその瞬間。あんな、あんなことが起こるなんて。それから、俺のもう一つの人生は始まった。
(BOOKデータベースより)
久々のライトノベル。破天荒な設定になるのに引き込まれてしまう。そして強烈などんでん返し!
油断してると、食われますよ。
Posted by ブクログ
学生時代に知り合って社員寮にも出入りしている彼女との思い出を振り返ると、食べ物にまつわることが多かった。
そんな微笑ましい生活の中、彼女に結婚をほのめかした。そして、世界は変わった。
ジャケ買いしてしまった人、御愁傷様。
ブラックジャックあたりにインスパイアされたのかなあこの作風…
⇅⇅と、ほのぼのしたりグロかったりのバランスに読んでいて時々付いていけなくなる。
Posted by ブクログ
この物語に、同情の余地なんかない!!食べ物の恨みは恐ろしい。この一言に集約されている。あとあと読み返すと、プロローグの俺・・・
それにしても表紙との隔たりようがなんとも言えない。
Posted by ブクログ
入間さんの作品の中でも際立って強烈だったのではなかろうか…でも、すっきりしたようなしないような、この終わり方は好きです。夜中一人で読もうとか、読み返そうとか、そういう気にはなりません!
Posted by ブクログ
ちょ・・・
え?・・・
あれ?・・・
完全に表紙とタイトルの雰囲気に騙された人です
『みーまー』は未読ですが、
それ以外の作品とかなり趣向の違った感じに・・・
復讐怖い・・・
Posted by ブクログ
後のあらすじと表紙にすっかり騙されたと言いますか何と言いますか…
てっきり『あんなこと』は彼女が交通事故かなんかにでもあって記憶を無くした〜とかそんな事かと思っていたものですからまぁ一旦あらすじ読み直しましたよね(笑)
帯にもありましたが
『この物語に、同情の余地なんかない』
うん。まじだ。
うーん、、
文章、なかなかわかりづらかったです。難しく書こうと頑張って空回りしてる感じで。文章読んで、その意味をどれだけ考えてもわからないところもありました。
あとカニバリズムも中途半端だと思います。カニバするならもっと料理したりとかを想像してたんですが、生でって、、異常者といえゾンビじゃないんですから。いくらカニバしたくっても普通は焼きませんか?
どんでん返しということは知っていたので、てっきり彼女が実は牛だったとかそれくらい見当外れな予想してました。
あと身内?家系図?よくわかりませんでした。