入間人間のレビュー一覧
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第4巻の続きで、事件の解決編です。
みーくんは何者かによって襲撃され、地下室に幽閉されてしまいます。湯女のおかげで地下室から脱出したみーくんは、彼のことを犯人ではないかと疑う耕造を相手に、事件の謎解きを披露します。
今回の事件は、8年前の誘拐事件に多大な関心をもつ景子の計画にしたがって動いていることが明らかにされますが、謎が解けても、屋敷の中に閉じ込められた彼らの運命は少しも変わることはありません。しだいに衰弱していくなかで、みーくんは屋敷から脱出するための道があることに気づきます。
本シリーズはキャラクターの魅力で引っ張っていくタイプの作品だと思っているのですが、今回は登場人物の魅力が -
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この巻と第5巻とで続きものになっています。
お絵かきをしたことで、思い出のなかのみーくんのと現在のみーくんの姿とのあいだに齟齬をきたし、まーちゃんの精神が崩壊してしまいます。恋日先生にまーちゃんを託したみーくんは、アマチュア無線部の部長を務める伏見柚々(ふしみ・ゆゆ)とともに、事件の起こった彼の旧宅を訪問します。そこで彼は、あの事件の大ファンだという現在の家主・大江景子(おおえ・けいこ)の熱烈な歓迎を受けます。柚々とともに大江家に滞在することになったみーくんでしたが、なんと景子さんが銃で撃たれて殺害されるという事件が起こります。しかも、みーくんと柚々は、一家と共に屋敷の中に閉じ込められてしま -
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みーくんは、同級生の琵琶島八事(びわしま・やごと)とともに、美化委員を務めています。ところが、美化委員長の宗田義人(そうだ・よしひと)が何者かによって殺害されます。義人のことを愛していた副委員長の一宮河名(いちみや・かわな)は、夜の町に出て犯人を探し出そうとし、八事はそんな彼女に協力します。
さらに、期を一にして動物が殺害される事件が起こります。しかもその手口は、失踪したみーくんの妹がかつておこなった動物虐殺とそっくりだったのです。
そしてみーくんは、母の実家に引き取られていた妹との再会を果たします。妹が犯人なのではないかという疑惑を抱えながら、みーくんは真犯人を追いつめていきます。
一 -
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前巻の事件で負傷したみーくんは入院を余儀なくされ、そんな彼を追ってまーちゃんも自分からケガをして入院生活に入ります。ところがこの病院で、名和三秋(なわ・みつあき)という少女が失踪するという事件が起こります。しかもまーちゃんが、旧病棟で犯人が名和三秋の死体を隠すところを目撃してしまいます。
名和三秋と同室の患者、長瀬一樹(ながせ・いつき)は、みーくんの知り合いでした。一樹の姉・長瀬透(ながせ・とおる)は、みーくんの中学時代の元彼女だったのです。彼女たちと嘘を交えた会話を繰り広げながら、みーくんは事件の真相に迫っていきます。
ストーリー自体はどうということのない話ですが、クセのあるキャラクター -
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「まーちゃん」こと御園マユ(みその・まゆ)と、彼女から「みーくん」と呼ばれる主人公の少年は、8年前に起こった誘拐事件の関係者です。一人の男が小学三年生の男女を誘拐し、1年近く監禁し、暴行を加えるという残虐な事件で、誘拐された二人の小学生と、当時小学生だった誘拐犯の息子は、心に深い傷を負うことになります。
そして今、この町でふたたび殺人・誘拐事件が起きてしまいます。主人公の少年は、まーちゃんが唯一心を開くみーくんとなって、彼女が誘拐・監禁している二人の小学生・池田浩太(いけだ・こうた)と池田杏子(いけだ・あんず)の世話をし、精神科医の坂下恋日(さかした・こいび)先生や、その友人で刑事の上社奈月 -
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読書録「探偵・花咲太郎は閃かない」3
著者 入間人間
出版 メディアワークス文庫
p42より引用
“ ご免被る。ぼくは探偵である自分に誇り
を持っているが故に、推理など行わない。
探偵とは探し物と捜しもの代行者であり、迷
宮入りの謎を解くのは警察の仕事なのだ。”
目次より抜粋引用
“花咲太郎は閃かない
残酷ペット事件
ぼくがルイージな理由
マリオ
愚かさの閃き”
ロリコンの自称犬猫専門探偵を主人公とし
た、短編連作ミステリ小説。
自分では犬猫専門に近いと思っている探
偵・花咲太郎、そんな彼の意に反して、目の
前にあるのは人の死体だった…。
上記の引用は、死体の死因や犯人 -
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読後感の悪さ特集、みたいなところで見かけて、入手したのだったか。珍しく、いわゆるラノベに手を出してみた。でもやっぱ、慣れんことはあんまするもんじゃない、という典型例。とりあえず最後までは読めたから☆3つにしたけど、内容的には2つレベル。ってかライトなノベルって、読み心地がサラッと軽いという意味だと思ってた。読んでみて分かったのは、①人物造詣がペラい、ライト。②世界観が軽佻浮薄な、ライト。③物語展開が雑で軽い、ライト。そういう、ネガティブな意味でのライトだったんだ、ってこと。よくもまあ、これだけご都合主義に展開させるよなっていう、出鱈目な物語構成。小説はまあ、書き手が神な訳で、何でもアリっちゃ何
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定職とニート、学生と学生、子供と子供
ニートとニート、それから…。
題名の660円は、かつ丼の値段。
それに対して、の動きですが、全てが
5話目に終結されます。
この生き方が悪いのか、突き通すべきなのか。
悩んでみたり、先送りしてみたり。
年齢がばらばらなので、いくつになっても
悩みから解放される事はないんだな、と。
それが子供の事、になったら、さらに、ですし。
一番潔いのは、最初の話の主人公。
今のまま、を選択しましたから。
いいよ、と言ってくれる人がいるのなら
そのままでも大丈夫、です。
突き当たってから考えれば。
遅いか遅くないか、は知りませんけど。
しかし小学生の女の子の家は、楽