入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前に読んだ作品(探偵・花咲太郎は閃かない)は、★1でしたが、どこか斜め上視点の作風自体は嫌いではなかったので、つい買ってしまいました。(まぁ、古本で100円でしたけどね。。。)
いや、相変わらずのふざけた文体が心地良かったです。
結構、まじめ(?)に青春物語してました。
第1章が終った後に、そのまま話が続くのかと思ったら。。。
ちょい肩すかしをくらわせ、そのまま人を喰った“あとがき”まで続くという作風が、ちょい“ニヤリ”もので、結構好きです。
たった、ひとつどうしても、うけいれられなかったのが、登場人物(作家)のうちのひとりの正体がXXだということ。。。
物語の上で、どうも必然性がない上に -
Posted by ブクログ
ネタバレ第1章だけは面白かった。主人公の「僕」と「バカ」のやりとりが楽しかったのだけど、第2章で視点が変わってから急激に冷めてしまった。幽霊作家が登場してからはさらに冷めてしまった。大人の一人称にしては、地の文が浮ついている。
そしてある登場人物が現れた瞬間、作者の仕掛けに気付いてしまったので、最後まで読んでも第1章を読み直したくはならなかった。ライトノベルよりはしっかりしてるかもしれないけど、一般文芸として出すには詰めが甘いような。
でも、ラストはよかった。なので、面白いか面白くないかしか感想がないとしたら、まあ、面白かった。でいいか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ某掲示板で、「このラノベを読め!」と薦められていたのに踊ってみて読んだ作品。入間人間さんの作品は初読。
20年前、余命を伝えられた青年が、好きだった女性に告白に行く。
彼女は既に結婚している、だから当然フラレて死んでいく。
奇跡など必要ない舞台の中で、彼女の家に向かう道中、唐突に暴漢に襲われてケガをして……そしてその加害者は彼女の夫だった。
その20年後、"僕"は大学のキャンパスで一目惚れした"彼女"に、「あなたのこと全く好きではないけど、付き合ってもいいわ。その代わりに、わたしをちゃんと守ってね。理想として、あなたが死んでもいいから」と奇妙な条件付