入間人間のレビュー一覧

  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん9 始まりの未来は終わり

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    前作のショーゲキのラストの一文から気になっていた
    最終巻の1つ前。ここからどういった展開でラストに
    着地するんだろうか...。凄く気になる、

    トオルがいなくなってからのクズ野郎のみーさんは
    さらに廃人化が加速。みーさんに対してこれまた尋常じゃない
    執着心を持って接してくれるもんだから、更にみーさん
    壊れちゃったのね。

    もはやライトノベルという言葉と対極のベクトルにストーリーは
    進むし、人はサクサクって死んでしまうは、活字としての
    体裁すら成さない文字の羅列は少しも「ライト」じゃないっス。
    読み難さを通り越して、目が痛いっス。

    何度も死の淵から蘇ってきた不死鳥ゾンビのみーさんの
    華麗

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    2010年04月20日
  • 電波女と青春男(4)

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    “(ねぇ、宇宙人くん)
    (なにかな、地球おねーさん)
    (ここのなぞの地下施設にいる予定の宇宙人はお茶のみ仲間とかだったりするの?)
    (良く肉じゃがとか作ってお裾分けに来てくれますよ)
    (マジで。ちゅーか、ジャガイモって宇宙でも大活躍なのか、見直しちったい)
    (……あのさ)
    (んー?)
    (宇宙人って、本当にいると思ってる?)
    あたしが尋ねても違和感ない事柄を、まず相手から口にしてきた。思いの外真剣っぽく。
    階段の中腹であたしは立ち止まり、男の子を見上げる。男の子は神妙な顔つきで、潤んだ瞳がアクエリアスの水溜まりみたいに飲み応えありそうな揺れ方だった。
    (んむ、そうだなぁ……いる、って信じてるよ。

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    2010年05月16日
  • 探偵・花咲太郎は閃かない

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    タイトルに「探偵」と付いているからといって、謎解きを期待してはいけません。殺人事件が起こっても、探偵は全く謎なんか解きません。タイトルに偽りなく、「閃かない」探偵(犬猫探しや家出人捜し専門)の物語でした。

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    2011年07月20日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 『i』 記憶の形成は作為

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    短編集なんだね。
    ぼくがまだぼくだった頃のお話し達。
    つまりみーくんになる前の話ね。

    若い頃の恋日先生、自殺願望の鬱っ娘、
    強烈なまでに哀しい苛めっ娘、にもうと...
    そしてまーちゃん。登場する女の子が
    やはり全員苦しいまでに壊れてるw。

    四季に準じた物語になっていて、個人的には
    「夏」のお話しの哀しさが一番キた感じ。

    さて、急転した本編に戻りますか。

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    2010年03月21日
  • 探偵・花咲太郎は覆さない

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    今回はイマイチだったかも。動かない探偵の目新しさがなくなったからかな。桃姫成分が少ないからかもしれない、ロリコンとしては。木曽川の存在は面白いけど。

    それよりも、この作品をわざわざメディアワークス文庫で出すことに疑問。短いスパンでポンポン続きを出すなら電撃文庫でよかったんじゃないだろうか?他のメディアワークス文庫を読んでないからなんとも言えないけど。

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    2010年03月18日
  • 探偵・花咲太郎は覆さない

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    続を買ってしまった・・・(汗
    なんか後を引く感じだったから・・・
    確かに覆さななかったね(^^;

    次、出たらまた買うかな・・。

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    2010年04月26日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん8 日常の価値は非凡

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    こ...これは...。なんて大胆な。人気シリーズの土俵で
    堂々と違う作品を書ききってる...。もう全く「みーまー」じゃないっすね。
    閃かない探偵タローくんの登場や、「僕の小規模な奇跡」ともリンクして
    おり入間作品のコマが集まった感のある内容。
    そのやる気に比例してシリーズ中一番のページ数、543ページ。
    この人の文章を真剣に一字一句追っていくとすっごい読むのに
    時間かかるんだよね...。群像劇仕立てで読み易くなってるとは言え、
    結構疲れた。

    ほとんどキカップルのみーまーの登場がなく、ようやくラストに
    再登場かと思ったら衝撃の展開で終わる...。
    なんて性質の悪い作家なんでしょうw。ズルイなー

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    2010年03月05日
  • 探偵・花咲太郎は覆さない

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    探偵、花咲太郎の第2弾。特にストーリーが
    広がる事もなかったけれど、ロリコン太郎くんと
    お姫様トウキとの出会いが描かれています。
    それでいいのか? という程あっけなく彼等の
    生活が始まるところはなんとも入間作品っぽい。

    前作でも太郎くん以上のキャラで主人公を喰った
    殺し屋さんの木曽川氏とのデレデレな掛け合い漫才
    のみで引っ張る第1章。一見ミステリのような
    伏線や要素を匂わすけど、なんら責任を取らない
    探偵小説の第2章など、バラエティな今作です。

    この作品でも描かれる、愛情は相変わらず歪み、
    偏愛ですが哀しい事に真っ直ぐなのだねぇ。

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    2010年02月28日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん9 始まりの未来は終わり

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    まーちゃん連れ去られて、絶望している?みーくんは
    恋日先生と再会する。
    そしていろいろみーくんが壊れ始めてしまう
    かんじのお話です

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    2010年03月01日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん7 死後の影響は生前

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    そろそろクライマックスかしら? 前作で
    強制退場を余儀なくされたみーくんに代わって
    このヘンな物語の語り手となるのは、もう一人の
    みーくん...大江湯女。
    とは言え本質的には大きく変わりはないw。

    舞台から降ろされたみーくん亡き後のまーちゃんの
    行動はあまりにも怖い。完全に壊れているんだね...。
    大好きなまーちゃんを壊れたまんまに出来ない...っていう
    シンプルな原理のみで「ボク」はひたすら嘘を付く。
    嘘を付き続ける。

    ひたすら暗くツラく、哀しい物語なんだねーと
    ようやく実感。

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    2010年02月11日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん9 始まりの未来は終わり

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    長瀬が死んだ。みーくんはおかしいふりをするがおかしくなりきれない……。にもうとを心配するのに言えないみーくん、優しい恋日先生、湯奈……。文章の前衛を意識した感じと、ぐるぐるするみーくんと、素敵な女性陣が良い。

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    2010年02月04日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 嘘の価値は真実

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    とうとう問題の6巻。ようやく表紙のまーちゃんが
    この恰好だった事に納得...。
    つーか、これでいいのか?? 余りにも前作の
    流れを無視して唐突過ぎる展開。カオスかつ
    アナーキーですなー。にゅふふふ。

    まぁ、既にこれ以降の作品が出てるのは分かって
    いるのでアレですが、今作で終わらせるんだったのかなぁ。
    そういえばドラえもんも一回未来に帰るのって
    6巻じゃなかったっけか??
    それにしては今作で挿入されている幾つかのストーリーも
    回収してないしねぇ。こっからどういった展開で
    次巻に繋がっていくのは興味深いス。
    嘘つきクズ人間のみーくんの本当に狂った、病的なまでの
    言葉のダム決壊が圧巻。文字の塊って

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    2010年01月31日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5 欲望の主柱は絆

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    館連続殺人事件の解決編。つーか事件としては
    特に何かが解決された訳ではないのですが...。
    今シリーズの最初のクライマックスになるのかな...?
    狂気の18泊19日の旅を終えたみーくんの疲弊した
    精神同様に作者の心情もさすがに衰弱して
    いるんでは? と思われる記述が後半に
    見られますねー。無防備な記述。それだけに
    リアルに響きます。
    この内容、テーマ、グロさ、想い...
    どこが「ライト」ノベルなんでしょうね(笑)。

    あー...面白かった!

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    2010年01月15日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん4 絆の支柱は欲望

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    完結しないんかいっ! 前半数ページしか
    まーちゃん登場せず。まーファンにしてみたら
    身悶えするようなチラ見せ登場だろう。

    元々壊れているまーちゃんが完全崩壊し
    初期化されてしまったが故、みーくん、今回
    大ハッスルですな。しかも別の女性同伴で...。
    きっと今作で相当な数の柚々たん萌え男子を
    増やした事だろう。

    なんとなく体裁的には館での連続殺人事件の
    ミステリ的展開を見せ、そのクローズド・サークル
    に於ける犯人探しも佳境に入ったところで本巻終了。

    館での連続殺人事件の犯人は?
    みーくんは壊れたまーちゃんを直す事が出来るのか?
    壮大な前振りで終わった騙しの4巻。ある意味圧巻。

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    2010年01月07日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3 死の礎は生

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    文字麻薬。意味を半分くらいなさない言葉の羅列を
    作者に負けないように必死コイて追っていくと脳内が
    静かに崩れてくる。そして気持ちよく...はない。嘘だけど。

    で、突き抜けたかの様に殺伐とした3巻。
    冷静沈着に揺ぎ無く狂っています。登場人物のほとんどが
    狂ってます。なにこの街(笑)。

    後半の奥歯が痛くなるような血の鉄分が充満した展開は
    完全に破滅に向かっていくテンションなのに、こうもカラっと
    乾燥した印象なのは、やはり意味のない文字の羅列による
    効果で何かが麻痺してくるんでしょうな。うむうむ。

    狂気の第3巻ですた。

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    2009年12月16日
  • 電波女と青春男(3)

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    “藤和家に、エリオより先に入る。サンダルを脱いで廊下に上がり、エリオに「待て」と手の平で制する。「うー」と唸るエリオを無視して台所に向かった。奴に濡れ布巾を渡さなければいけない、足を拭かせる為に。今日は裸足での外出を注意したら、全力疾走で外に出て行ってしまったのだ。十代の反抗期とは異なる、子供の意地っ張りみたいなものである。
    台所で顔を洗っている女々さんと「借ります」「うぃ」短いやり取りを交わして布巾を濡らして絞り、玄関に戻る。「ほれ」とエリオに布巾を放った。エリオはそれを摑んで、渋々といった態度を隠さないまま、足の裏を拭く。二回ぐらい撫でるように布巾を足に当ててから「キレイキレイ」「出来てな

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    2010年03月08日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん8 日常の価値は非凡

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    主人公らが、めずらしくトラブルを回避したが他の人がいろいろ大変だったはなし


    今までの話で関わった人や、電波女と青春男の関連の話の人たちはいいけど…
    電撃文庫MAGAZINEの短編の人とかさすがにわからないです。

    まとめてだして…

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    2009年10月04日
  • 電波女と青春男(2)

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    “握り拳をがむしゃらに降り下ろし、その前屈みの勢いで喉から声を絞り出した。
    「働く!」
    「ああ?」最後の文字が『け』じゃなくてホッと胸を撫で下ろ、しはせずに。
    「わたし、社会、復帰?する……かも……って、思って、る、かな」
    用水路に浮かべた笹の葉のように、語尾と決意が気弱に流れた宣言だった。
    ……まぁ、意欲はあるということで。初回故甘めに、エリオの社会復帰ポイント、+3。”

    布団離れをした美少女エリオが社会復帰にむけて頑張ったり四十歳を向かえた女々さんがなんか色々する話。
    りゅうしさん可愛いすぎ。
    前川さんもキャラが好き。
    しかし、なんだってこの町の人は前かごに人を乗せるんだ。

    “「ど

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    2010年03月19日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 『i』 記憶の形成は作為

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    前巻からあんまりスパンがなく早いなぁと思ったら、
    電撃文庫マガジンに載っていたらしい短編だった

    ところで主人公の本名が語られたのってこれが初めてなのだろうか?

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    2009年10月04日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5 欲望の主柱は絆

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    ちゃんとした推理モノでした。「推理」と呼べるかはわかりませんが、ライトノベルズでかなり丁寧に話を書いた方だと思います。人の肉を食う事をちゃんと描写したり。文章が読みづらいところがあって、大変でした。

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    2009年10月04日