感情タグBEST3
Posted by ブクログ
主人公もヒロインも登場人物全てが好き
登場人物の性格とかぶれなさ加減が好き
一人一人が存在感あって、
印象にも残る。何度読んでも好きでしかいられない
しかも、すっごく楽しそう
仲間にいれてくれーい
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主人公の刹那的でシニカルで死ぬほど自己中心的な、全くブレない立ち位置が厭世的で凄く好き。
その礎となったエピソード(「花咲太郎は覆さない」)の乾いた空気感が特に秀逸と思うが、直前に彼の思想を抽出したかのような印象的な掌編(「この電車の行く先で」)が挿入されている事によってより「表裏」のコントラストが明白になっている気がする。
そう言えば彼の登場するみーまー8巻にも「表裏『あなたの人生がある訳』」という素晴らしいサブタイトルがあったけども、この作者サブタイトルのセンスが鋭すぎて時々ソレだけで泣ける。。
個人的にみーまー>>>越えられない壁>>>花咲太郎>>>電波女、なイメージだったのだけど、この巻はみーまー並に良かった。文句無く★5つ。シリーズ続刊希望。。!
書店にて新品購入。
Posted by ブクログ
殺し屋との会話が好きです
一巻も見ましたが、二巻もおもしろいです
トウキが来てからの初めての事件
トウキとの会話も好きです
三巻が楽しみですね
Posted by ブクログ
“「上手くいくように願うしかないわな」
二人で手を合わせて祈った。時間が無駄になりませんように、と。
十秒ほど口を噤んで、エニグマ作戦の成就を祈願した。
「さて、と」
それを終えてから部屋を軽く見渡す。リビングには他に手をつける場所が見当たらない。
「こんなものかな、やりすぎると家を荒らしただけになるし」
「そうだな」
「よし、そろそろ撤収だな」
「ああ、よっこいしょ」
木曽川がすくっと立ち上がる。その後、背中側に少し足がよろめく。
「いやよっこいしょじゃない」
「僕らの歳ならまだどっこいしょか?」
「なんで立ち上がるついでにクマのぬいぐるみを背負う」
「ウチで一緒に暮らそうと」
「管理人に目撃されるとかそういうレベルじゃない。泥棒だ」
我ながら指摘の順番が狂っている。木曽川菌に感染して若干、倫理観が変質している最中なのだろうか。
「分かったよ、書き置き残しておくから」
「何を分かったんだ」”
続編出た。うれしす。
木曽川とルイージのやり取りがもう楽しい。すごい楽しい。
探偵役と殺人鬼の仲が良いというのは戯言にもあるけど、この二人の仲の良さは、何だ、その、1と0とはなんか別次元。
漫才とか、できそう。
“「家が気に入らないから出たっていうだけじゃないの?家出の理由なんて」
「ま、そーだけど」
「ぼくもそうだし」
「えっ」”
二話目が、ちょっと気味悪い。うん。
あとエピローグがちょっと切ない。うん。
……というか、このエピローグの少女、トーエ、じゃぁ、ないよなぁ……。
あー、続編希望。ってか、きっと出るよな。
“「今の話、本当に信じたわけ?」
桃子ちゃんがぼくを、新種として捕獲された深海魚か何かを見るように、物珍しさと疑惑の募った目線で見据えてくる。自分から言い出して、この子は何を言うのか。
「桃姫様を疑う理由がぼくにはないからね」
自分を騎士に見立てて、恭しく一礼してみる。無論、「キモッ」大不評だった。
桃子ちゃんが鼻を鳴らして、気分の尖りを如実に表すように下唇を突き出す。
「……ふんだ。その信用が何日持つか見物ね」
「信用というか、信頼だね」
訂正を口にすると、桃子ちゃんが目をつり上げる。憤りと、後は何かな、疑心?
「じゃあルイージが動いて頑張って証拠集めて、この事件を解決してみなさいよ」
「それは無理」
「どうしてよ」
「今日も迷える子犬を捜さないといけないからだ」
それがぼくの探偵になった理由なのだから、多少のことで見失ってはいけない。
そんな探偵像がお気に召さないらしく、桃子ちゃんはそっぽを向いてしまうけどぼくの方には、彼女への信頼を『覆さない』ことを、犬捜しと両立出来る自信が確かにあった。”
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一気に読みました!
木曽川と花咲のコンビ炸裂!!ってかんじで、ノリがすごく好きでした。
エリオットもいいですよね。
お気に入りの話は「エグニマ作戦」「この電車の行く先で」「水槽の向こう側」です。
Posted by ブクログ
探偵が主人公なのに、謎解き成分ゼロ(^ ^;
前作で「説明不足」と書いた点のいくつかは、
本作で少し「顛末が明かされる」が...
いずれにせよ根源的な疑問は解決されないまま。
不気味なご縁で「懐かれている」殺し屋との、
命がけの軽口のたたき合いが秀逸。
でもまだ大きな「?」は残ったままだ...(^ ^;
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話の1つ1つが別々なのに濃くて面白かった。
太郎が木曽川と仲良すぎるwwww親友かwwww
淡白で変態だけど、トウキへの想いはちゃんとしてるんだなと好感。
恋愛かどうかは別として、王子様だね。
あと五章の木曽川が本領発揮で素晴らしかった。
三章の矢印の話が共感できたし良かったかな。
だらだらうだうだ考えて動かない、でもそれもよくあることだよね。
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「あの人が犯人よ」「どうして言い切れる?」「何となくよ。だから頑張って、この事件を解決して」「それは無理」「どうして」「今日も迷える子犬を捜索しないといけないからだ」ぼくの名前は花咲太郎。探偵兼ロリコンだ(いや逆か?)。犬猫探しが専門で、今日もその捜索に明け暮れている。……はずなのだが最近、殺人事件ホイホイの美少女・トウキのおかげで、望まない大事件がぼくに向かって顔見せ中。ヤメテー。『閃かない探偵』のぼくにできることなんて、たかがしれてるんだけどなぁ。
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太郎さんと殺し屋さんの会話が楽しかった。太郎さんは誰と話してても面白い。
[太郎さんについての考察]
太郎さんはショートカットが好きらしい。そして地に足のついた人生を心がけてる。
太郎さんの周りは空気が緩い感じ。気負いもてらいもないように思う。言っちゃえば普通の人。でもなんだか普通じゃない人。受け入れの間口が広いのかな。色々を「あ〜そうなの」って感じでとりあえず受け入れて、それからトウキちゃんを最優先事項で考えて自分の都合で対応していく。
[補足]
太郎さんの呟き調な文面が、そのまんま太郎さんと話をしてるような気にさせる。
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前作に比べて読みやすくなったし、話の起伏もあって結構楽しく読む事が出来た。今回はトウキとの出会い等が判ります。しっかし、木曽川かっこいいなぁ…。
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ロリコンのやる気の無い探偵。
わがままマイペース美幼女。
そんな二人が大好きですが、個人的に、女子高校生をおばさんという発言だけは許せないです。
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間違えて2巻から読んじゃったのですが、2巻のほうが面白いです。
殺し屋が何気に好みです。
中編で構成されているので読むときに区切りも付けやすいのでさくっと読めるの○、
(最近ラヴクラフト全集を読んでたせいで余計読みやすく感じたのもある)
Posted by ブクログ
花咲太郎シリーズ2作目。
今回は花咲太郎の過去が明らかになっており、トウキとの出会いから今に至るまでが描かれている。
相変わらず動かない、状況を覆さない花咲太郎だがある意味どんな状況でも俯瞰してみているとも感じられる。
これもまた一つの信念のように思える。
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知り合った誰かと永遠に出会わないこと。
それもある意味、『運命』の殺人事件じゃないだろうか。
そして、それなら。
「誰が運命を殺しているんだろうね」
ぼくはそんなよく分からないことを呟きながら、他人だらけのホームを後にした。
(P.172)
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『探偵・花咲太郎は閃かない』(メディアワークス文庫)の続編。
第1章は、またしても木曽川の依頼。携帯電話を盗まれたので取り返してほしいという木曽川の依頼を受けた花咲太郎は、彼の部屋を訪れ、めずらしく探偵らしいところを見せます。
第2章は、折口カヤという老女が、死んだ猫が逃げ出したので探してほしいという依頼を持ちかけます。彼女の双子の姉・折口ミヤは気がふれているのだとカヤは言い、一方ミヤは、妹はボケていると言います。花咲は、信頼できない2人の証言者の言葉をもとに、事件の真相に迫ります。
第3章は、花咲が電車の中で、これから人を殺しに行くと言う女性と会話を交わす物語。第4章は、花咲とトウキの出会いを描いた物語。
第5章は、またまた木曽川が登場。水族館に出かけた花咲と、そこに居合わせた木曽川が、イルカの解放を要求するテロリストの人質になってしまいます。
いつものように著者独特の作品世界ですが、他の作品に比べるとちょっと薄味かもしれません。
Posted by ブクログ
前作に比べると、作者が頭を使って書いてるなぁ と思う
ただ、それで面白くなっているかどうかは別問題
読者を騙そうとか、予想外の事をと思うあまり返って作品の質が落ちてるような気が・・・
ま、それはそれとしてサクッと読めるので読んでいて楽に楽しめる
Posted by ブクログ
「探偵・花咲太郎は覆さない」
僕の名前は花咲太郎。探偵兼ロリコン。犬猫探しが専門で、今日もその捜索に明け暮れているはずだった。しかし、自称友人からのお電話が、平穏な僕の暮らしをぶち破る。
探偵・花咲太郎第2弾。第1弾は「閃かない」だったけど、本作は「覆さない」である。被害者が残したダイイングメッセージの謎を解明したり、容疑者のアリバイを崩したり、密室トリックを解いたりする探偵達、彼らの武器のひとつは閃きではないだろうか。しかし、太郎君は閃かない。その上、今度は、覆さないだと?太郎君は探偵として一体何重苦なんだろうかw
第1章「エニグマ作戦」では、前作で知り合った殺し屋木曽川からの依頼を受け、しぶしぶ動く太郎君を拝見でき、第2章「双子ペット事件」では、大好きな猫の捜索依頼を受け、後にがっかりする太郎君を観察し、第3章「この電車の行く先で」では、今から人を殺しに行くという人に話しかけられ、探偵らしからぬ態度をとる太郎君を「何やってんだよ」と叱責出来ます。
しかし、一番力が入っているのは表題の第4章ではないでしょうか。というのも、この章は「前作から既に登場し、主人公であるはずの太郎君を操る影のフィクサー的ポジションに収まっている上真桑桃子ことトウキと太郎君の出会い話」であるからです。
ロリコン太郎君がロリコン対象年齢に収まっているトウキに話しかける時点で「アウト!」と誰かが叫んでもおかしくないわけですが、そこから一体どう転んで、トウキが太郎君と一緒に住むことになったのか、トウキの予知能力なるものがどんな状況で発揮されたのか、を知ることが出来ます。しかし、それを知ったとしても、どーーんと衝撃を受けることはないw
唯一、どーーんと衝撃を受けるのは、最終章「水槽の向こう側」ですね。何せ、木曽川は本当に殺し屋なんですか?という疑念が渦巻いていた中、答えをくれたのがこの章ですから。あのスピーディーな動きはやっぱり殺し屋であろう。もちろん、太郎君は、このときも動きませんし、動けませんw
全編で光る太郎君の特徴と言うのは、実は「覆さない」ではなく「閃かない」であると思います。探偵として、依頼人の嘘を看破出来ないし、人質となったときに洞察力を発揮して、事態を収拾出来ないし、犯人が分かっていてもそいつを逮捕するような道筋を作ることも出来ない。それが太郎君です。
では、何故「覆さない」なんだろうか。それは、トウキと太郎君の出会いが肝でした。これを指しているのならば、「なるほどね」って思います。
Posted by ブクログ
イケないお兄さんとわかりつつ木曽川が出てくるとちょっとにんまり。
てかこのシリーズのカバーイラストって左さんなんですね。
真っ黒なのに…勿体無くないですか?←
そんな一冊←←
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覆さないねぇ……。覆せないじゃねぇの……。
気力が無いだけかもしれないが……。
なんか色々匂わせてる部分があるけど、語る気は無さそうだなぁ。
しかしまぁ変な物語ですね。
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2巻とは知らずに二巻から入ってしまいました。
トウキとの出会いが描かれてましたね・・
好きじゃないタイプとは思い出も作ろうとしないんですね・・
よっぽどのロリコンなんだ・・
Posted by ブクログ
花咲太郎シリーズ二巻目は花咲太郎とヒロイン?のトウキとの出会いのエピソードが描かれている。アニメ版の電波女と青春男でしか入間人間に触れたことはなかったが、あの独特の言い回しや雰囲気が本作でも感じることができた。フランクなコメディミステリー作品?となっている
Posted by ブクログ
トウキと太郎さんの出会いの話が読めて満足。とはいえ相変わらずいつもの展開で、この作品ほど探偵好きを怒らせる作品はないと思う。そこがこの作品らしさであり、個性なんだけどね。覆せよ!というツッコミは太郎さんに届かないわけで。彼は愛するトウキちゃんとただ一緒に過ごしたいだけのある意味ものすごい平和主義なんじゃないかなーとも思います。(笑)
Posted by ブクログ
う~ん気になっていた、トウキとルイージとの出会いの場面なんだけど、
もうすこし掘り下げてほしかったかなというのがあるんだよな・・
トウキがいったいどういった理由で、家出したのかも聞かないし
トウキからもはなしてくれないし
きになるよ~
5章のシーンでの、木曽川とルイージとのやりとりはなかなか楽しめた
もう少し立場わきまえろとつっこみたくなったのは多々あったのだけれども、コメディーだしと割り切ればいたってすんなり読める
Posted by ブクログ
今回はイマイチだったかも。動かない探偵の目新しさがなくなったからかな。桃姫成分が少ないからかもしれない、ロリコンとしては。木曽川の存在は面白いけど。
それよりも、この作品をわざわざメディアワークス文庫で出すことに疑問。短いスパンでポンポン続きを出すなら電撃文庫でよかったんじゃないだろうか?他のメディアワークス文庫を読んでないからなんとも言えないけど。