入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初はとにかく読むのに時間がかかった。
主人公たちの思考が突飛で、感情移入できなかったのと、そんな彼らにも素敵な恋人がいるということへの嫉妬があったからだろうか。
読んでいくうちにこれが「若い」ということか、私には描けない世界だなと納得しだすと、下品な言葉でも眉をひそめつつではあるが、受け入れられるようになった。
後半、お爺さんと少女の話は読みやすく感じた。
なにより、少女相手にも丁寧語で語りかけ、ちょっとお茶目なところもあるお爺さんに好感が持てたからだろう。
ラストは一章の彼女の夢がちょっぴり?叶う。
にくい終わり方だと思った。
読み終えてみて、「上手く繋げたもんだなぁ」とぎゅうぎゅう -
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Posted by ブクログ
ネタバレ長瀬透が死んだ。みーくんは少しずつ壊れていく。
まーちゃんが殺人犯に連れ去られた後は、完全に壊れます。
そっからの文章が色々とぶっ飛んでいて少し読みづらい。でも、なんか切なかった。みーくんが初めて(?)の涙を見せるからだろうか。
恋日先生にプロポーズしちゃってますが、結構本気で言ったのかなと思いました。
他にも妹に会いに行って同居しないかと提案したり、伏見宅に行って浮気(?)を図ろうとしたり……。伏見宅のくだりの文章はびっくりした。
湯女の登場が嬉しかったです。
湯女と茜の励ましによって無事みーくんは、右腕はボロボロだけど復活。 -
Posted by ブクログ
“「——けど お前は小説家になるぜ
自分じゃ信じられないか?
なら お前を信じる俺を信じとけよ」
「……それアニメの名セリフじゃねーか」
「バレたか」
「…あのアニメよかったよな 僕好きだった」”
紛うことなく全裸。
原作覚えてないー。
“「——例えば!
転校生の少年がクラスの少女に一目ぼれするが少女は実は人間の皮を着用した怪物であると知ってしまう
主人公は泣いて懇願する少女に秘密にすると約束し少女を守っていこうと誓うが
実は周囲の人間はほぼ全員怪物で各々自分だけが怪物と思って生活していて——って話」
「…三百十円」
「一クラス丸ごと修学旅行先の外国でゲリラ組織に拉致られていつもぼっちの少 -
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Posted by ブクログ
前に読んだ作品(探偵・花咲太郎は閃かない)は、★1でしたが、どこか斜め上視点の作風自体は嫌いではなかったので、つい買ってしまいました。(まぁ、古本で100円でしたけどね。。。)
いや、相変わらずのふざけた文体が心地良かったです。
結構、まじめ(?)に青春物語してました。
第1章が終った後に、そのまま話が続くのかと思ったら。。。
ちょい肩すかしをくらわせ、そのまま人を喰った“あとがき”まで続くという作風が、ちょい“ニヤリ”もので、結構好きです。
たった、ひとつどうしても、うけいれられなかったのが、登場人物(作家)のうちのひとりの正体がXXだということ。。。
物語の上で、どうも必然性がない上に