入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初はとにかく読むのに時間がかかった。
主人公たちの思考が突飛で、感情移入できなかったのと、そんな彼らにも素敵な恋人がいるということへの嫉妬があったからだろうか。
読んでいくうちにこれが「若い」ということか、私には描けない世界だなと納得しだすと、下品な言葉でも眉をひそめつつではあるが、受け入れられるようになった。
後半、お爺さんと少女の話は読みやすく感じた。
なにより、少女相手にも丁寧語で語りかけ、ちょっとお茶目なところもあるお爺さんに好感が持てたからだろう。
ラストは一章の彼女の夢がちょっぴり?叶う。
にくい終わり方だと思った。
読み終えてみて、「上手く繋げたもんだなぁ」とぎゅうぎゅう詰めの表紙絵を見て思う。
地元コミュニティが出てくる時点で狭い世界の話なのは想像できたものだが、ここまでぐいぐい繋げられるとは思わなかった。
これぞ「今時」の小説だと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ表主人公のバカップルの話は特筆事項なし。ただの青春。普通の恋愛小説な感じ。好き合って成就してハッピーエンド。
裏主人公の話はただひたすらに胸が痛い。自分もストーカー気質で身に覚えがありすぎるからかもしれない。こちらは普通の小説であればまず取り上げられない、恋愛が成就しない気持ち悪い側のエピソード。失恋して、前向きになるかと思いきやそのまま鬱々。普通の小説なら、失恋しても前向きエンドとかなるだろうけど、現実ではただひたすらに落ちていく場合も多いだろう。「事実は小説より奇なり」ということわざがあるが、この裏主人公の話は「事実を小説にした」という感じ。だがそれがいい。 -
Posted by ブクログ
"正直に言えば彼女のことは好きではないと思うが、なんとなく、好きでないといけないような気がした"
大学3年生になった俺とたいてい一緒にいる彼女。大学4年生になれば、顔を合わせる機会も減るだろうから、この1年の間に、「彼女を好きになる方法」を見つけなければならない。
"彼女を好きになるのに、理由は必要なかった。一目惚れだったからだ。"
僕が好きな彼女への距離はきわめて遠い。彼女の靴のサイズまで知っているのに、声すらも掛けられないし距離は一向に縮まらない。
「彼女を好きになっていい方法」を誰か教えてくれ。
「僕の小規模な奇跡」のなんとなく緩く気だるい読後感が気に入って、著者の最新作を購入。
会話のテンポが独特で、笑えるのか、笑えないのか読んでいてもよく分からないんだけど、ふとしたタイミングに面白いのかもしれないと感じてしまうのが妙な感覚。
ストーリー的には何か劇的なものがあるわけでもなく、12ヶ月の「俺と彼女」「僕」の二つの物語が淡々と流れていく。
ウチ自身はどちらかというと「僕」に近い所があるので、読んでいるとちょっとどんよりとしてしまいますが、人によってはドップリとはまってしまうのかもしれないですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ長瀬透が死んだ。みーくんは少しずつ壊れていく。
まーちゃんが殺人犯に連れ去られた後は、完全に壊れます。
そっからの文章が色々とぶっ飛んでいて少し読みづらい。でも、なんか切なかった。みーくんが初めて(?)の涙を見せるからだろうか。
恋日先生にプロポーズしちゃってますが、結構本気で言ったのかなと思いました。
他にも妹に会いに行って同居しないかと提案したり、伏見宅に行って浮気(?)を図ろうとしたり……。伏見宅のくだりの文章はびっくりした。
湯女の登場が嬉しかったです。
湯女と茜の励ましによって無事みーくんは、右腕はボロボロだけど復活。 -
Posted by ブクログ
“「——けど お前は小説家になるぜ
自分じゃ信じられないか?
なら お前を信じる俺を信じとけよ」
「……それアニメの名セリフじゃねーか」
「バレたか」
「…あのアニメよかったよな 僕好きだった」”
紛うことなく全裸。
原作覚えてないー。
“「——例えば!
転校生の少年がクラスの少女に一目ぼれするが少女は実は人間の皮を着用した怪物であると知ってしまう
主人公は泣いて懇願する少女に秘密にすると約束し少女を守っていこうと誓うが
実は周囲の人間はほぼ全員怪物で各々自分だけが怪物と思って生活していて——って話」
「…三百十円」
「一クラス丸ごと修学旅行先の外国でゲリラ組織に拉致られていつもぼっちの少年が瀕死の重傷を負う
彼が死ぬ時一番最後に言う言葉を当てた人間だけ解放されるが
その少年本人にそのことを知られたら全員殺されるというルールを設定される——」
「…三百二十円五十銭」
「八年前の誘拐事件の被害者だった少年少女が再会する
互いに八年前の後遺症で様々に歪んでしまっているが再会を喜び合う
しかし少女の家の奥の間を開けると今その町で起こっている失踪事件で行方不明の小学生の兄妹を少女が監禁していて——」
「…五百七十八円」”