5つの話、季節で区切ってある。
『嘘つきみーくん』がどうして嘘つきになったのか。その原点の話。
春『嘘が階段を上るとき』
『みーくんじゃないみーくん』が、嘘つきみーくんになる前のお話。
誘拐(?)されて、殺されかけて、救い出された後の物語。
ある意味壊れてて、寸止め状態で精神病院に入院している話から始まる。
恋日先生とは、このときからの付き合い。
自殺願望で、本当に飛び降りてしまった入院先の患者ヤマナさん。
そこから始まる『嘘だけど』。
夏『ともだち計画』
誘拐事件後の夏のお話。
学校に行って・・・いじめの対象となる。指示したのは『嘘つきみーくん』を気に入った女の子。名前を『トーエ』。
けれど、そのトーエ(浜名遠絵)が 嘘つきみーくん と一緒に帰った事を見咎められて、いじめの対象に。
水泳中の出来事で、トーエからいじめのリーダー格を譲り受けた格好の『赤池』は 嘘つきみーくん を水中に沈めるという行為に出る。
が、赤池、 嘘つきみーくん の反撃に遭い沈められる羽目に。
人殺しにならなかったのはトーエのおかげだと思う。
トーエといいカンジで友達になれなかったのは、残念。
秋『蟻と妹の自転車籠』
トーエが引っ越しをして始まった2学期。遠足での出来事。
迷子になった 嘘つきみーくん である。
(金子は夏休み前から登場、枇杷島、伏見はクラスメイトとして登場)
迷ったらその場を動かない って事で、回想開始。
妹との山での出来事。妹曰く『変なの』は青年男性で、動物を殺してる。
嘘つきみーくん と妹は逃げる。
そして、妹を守る為に自分を犠牲にして守りきる。
にもうと、可愛い・・・。すごく怖いけど。
回想終了後、迷子から遠足へ合流。
冬『happy Child』
嘘つきみーくんが 『まーちゃん』と呼んだのがきっかけで起こった事件。
既にまーちゃんは完全に今と同様の有様になっていたが。
嘘つきみーくん、まーちゃんによって監禁再び。
幸い恋日先生によって難を逃れたが、まーちゃんは依然として以前のままで。
コレの事件によって 嘘つきみーくん がまーちゃんを守ろうと決心するわけです。
クリスマス前後の・・・本編の・・・序章に当たる。
とってももしもにもしかして『壊れていない正しさの世界があるのなら』
コレはifルート。監禁殺人事件に巻き込まれなかったらの世界。
父、母、大学生の兄 嘘つきみーくん じゃない あい という名を伏せ字にしない世界。
故に引っ越しもしてないし、妹も居ない。
お隣は伏見柚々(ゆゆ)だし。
留年もしてないから柚々は一学年下で、同じ剣道部。一緒に登校。
海老原、菅原、枇杷島、金子、一宮、宗田も居る世界。
まーちゃんは普通に菅原の彼女で、彼の事を『みーくん』と呼び・・・。
lastの1行 結局みーんな、嘘だけど。 の台詞が彼らしい。