入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前巻で完結したと思ったら、しっかり続いていた本作。
作者の思う壺だった模様です(あとがきより)。
今回は「僕」ではなく、湯女が語り部で進んでいきます。
最後に「僕」に戻りますけども。
で、事件そのものはゲーム的に殺人をやって、ゲーム的に犯人推理をしようとした連中に割り込んでいってしっちゃかめっちゃかにしてしまいます。
そもそもマユが一人を拉致監禁したのがしっちゃかめっちゃかの原因でしょうが。
そして結局のところ、ほぼ全滅なのですが、そのあたりの描写は無し。
こうなるだろうって予測と、そうなったという結果が語られます。
「僕」が事件に関わった部分が少ないのと、湯女の言動パターンがちょっとアレなの -
Posted by ブクログ
ネタバレこれにて入間人間デビュー。(この著者の作品を初めて読んだ)
「リペイント」という能力を持つ主人公トカゲ(SDC)が、ずっと憧れていた非日常にはずの巻き込まれ、そっち側にいくことを決意する始まりのお話。
あとがきにあるが「中学生」らしさ、それも「中二病」の痛さをひしひしと感じ、どこか共感しやすく、どこか恥ずかしくなる、そこにリアリティがあると思う。
場面ごとにさまざまな登場人物の主観に切り替わり、時間軸もある程度ばらけていくために、読みながら少しずつ「あの夜」の全体像が見えてくる。
戦闘は結構痛ましいものがあるが、活字のみなので比較的不快感はなかった。この巻の登場人物のうち半分は離脱してるの -
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Posted by ブクログ
ネタバレ知恵熱でそう・・・
いい意味で・・・
考えさせられた
時間がテーマですが、どこか親しみやすいところがあります
日常に沿った内容だからだろうか
時間って不思議ですね
「未来を待った男」の中では、時間が通る道があり、それをさかのぼることでタイムスリップができる、といった話がありましたが、
実際、「時間」という概念について私たちの知っていることは少ない
本当に時間の通る道があるのかもしれないし、
時間というのは私たちが感じているだけで、本質的には何もないのかもしれない
でも確かなのは、私たちが皆平等に、時間という束縛から逃れられないということ
おそらく、時間の正体は人間の、少なくとも僕の知り -
Posted by ブクログ
ネタバレ入間人間さんの操る独特の主人公視点で彩られた物語も、いよいよ大詰め。電波女と青春男、7巻。
内容的には短編の連続のイメージ。
りゅうこさんエンドとひいおじいちゃんエンドが切なかったため、前川さんエンド大推し!笑
本編ではいまいち矢印を向けているのかわかりづらいところもある前川さんでしたが、文化祭からの前川エンドで、私以外にも前川さんファンは増えたのでは?と思います。
もちろん本命はエリオなのですが、ひいおじいちゃんエンドは口調からしてもう切ない…
幸せなはずなのですがところどころ終わりが見えている感じが苦しい。
そして個人的にはもう少しいちゃいちゃして欲しかったのですが、それは八巻のお楽しみと -