入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この人が普通の青春ものをやれって言った所で無理なことは解っているのです。シニカルなサヴァイヴ感溢れる作品が入間さんの真骨頂ですから。ライトノベルという既にパターン化されているジャンルに入間人間という異端者が入るとこんな感じになるんだぜ、という電撃文庫が放つ刺客が本書『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』になります。
話は至って簡単です。誘拐者はまーちゃんで、みーくんはとある嘘をついています。その嘘はとても根底からこの話を覆すもので、もう素晴らしきネタバレになってしまいますから口を閉ざしますが、それを知るのは最終10巻のことである!長いな!けれど、その流れを長いと思わず読めるかと思います。知った後 -
Posted by ブクログ
ネタバレAルートでは藤くんが、他人の命について葛藤しながらも、困難に立ち向かい乗り越える熱い主人公をしていて、読後感もわりと爽快感がある。
だが、Bルートは全体的に読んでいて心を抉られる。Bルートの敷島さんは前回の怪獣退治で心のバランスが崩れてしまったようで、犠牲を出すことに躊躇しなくなってしまっていて、読んでいて辛い。犠牲が最小限のAルートとの対比で、Bルートはゲームクリアを優先してある程度犠牲を出すことは前回から分かっていたつもりだが、今回ここまで悲惨な結果になるとも思わなかった。藤くんが語り手なのに、無力で、それゆえ卑屈になっているのもきつい。Aルートでは、スキルと勇気でけっこうかっこい -
Posted by ブクログ
ネタバレ小さな離島・針島に住む僕と、車椅子に乗る幼なじみのマチ。僕とマチは、小学4年までは仲良かったが、ある事件をさかいに仲違いしてしまう。
島のマッドサイエンティストが作った軽トラ型のタイムマシンに乗って、9年前にタイムスリップした僕とマチ。
小さなマチを見た時、僕は思う。事故にあう前のマチ。もしかしたら、やりなおせるかもしれない・・・と。
バック・ツウ・ザ・フューチャーばりの変人科学者・松平が面白い。小さなニアとマチの元気な姿はバカでかわいいし、僕のおばあちゃんもいい味をだしている。
なにより、僕がマチを純粋に好きでいる思いが伝わるラブストーリー。
入間人間の作品ははじめて読んだけど、面白か -
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Posted by ブクログ
ネタバレ六章あります。
最後に繋がるんですが、一章一章の主人公の自問自答な感じです。
まぁ、ぶっちゃけ、読みづらいです(笑)
それでも、心に響く部分が多くあったので、★四つです。
北本食堂の元店主、北本のおじいちゃんがネットに「カツ丼作れますか?」のトピックを立てたところから始まり~
一章はニートで駅でギター弾いてる姉ちゃん、ギョアッチョの話。
二章は、北本と、北本の同級生竹仲の話。竹仲は各務原書店の本を常習的に盗んでいて、ある日北本の出前のカブを盗もうかと邪な考えを抱きながら、北本と一緒にいることで、良心が芽生えたのか、各務原書店で盗んだ本、総額六万七千二百円を北本食堂でバイトすることで返済