入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コミック版との違いが気になったので購入。
コミック版と同じく熱量が伝わる作品でした。小説版では小説家になろうとする「僕」と周り、そして投稿された小説に関わる人物たちを書いていました。どいつもこいつも出てくる登場人物全員が才能に振り回されながらもあくまで「小説」を中心に人生回していってる小説バカどもでした。
コミック版のあとがきで入間先生が語っていた結末通り、小説らしい終わり方。あえて「僕」の結果を教えず、書ききったところで作品自体が彼から離れていく。なんとも歯がゆい展開だが、この小説の表題作である「バカが全裸でやってくる」からすれば別に結果なんて宙に浮いたって関係ないかと見終わったあと -
Posted by ブクログ
ネタバレ主要キャラクター達の短編集。
リュウシさんも、前川さんも、おっさんも、にわちも、どうにもならない過去をどうしようもなく引きずって、息苦しそうにしています。
悩みが消化されていく経緯は人それぞれですが、至った心情には共通するものがあるように感じました。
それは、今をしっかりと生きること。
「空飛ぶの諦めて、地面走れ」
言い放つ本巻で最も幼いエリオが、そのことを一番よく分かっているように思います。
幼いからこそ、かな?
おにーさんおねーさんは成長した分、余計なことも考えてしまうものなんです。
そんな思春期爆発な悩みが大好物な自分としては、とても楽しむことができました。
「うだうだ考えてないで何か -
Posted by ブクログ
バカ全裸完結。くすぶり続けた夢が見事に昇華されたいい作品でした。内容を入間先生は小説版バ◯マンを目指したとあとがきで言っていましたが、向こうは完全に天才そして少年ジャンプマンガらしい順調ぶりを見せつけてただけに感情移入できなかったが、『バカが全裸でやってくる』は良い意味でバカなとこに好感がもてました。
考えても、考えなくても、漠然とした未来に不安だらけで立ち向かっていかなきゃいけない。そんな自分との戦いに逃げず全裸になるほど全力で突き進んだ「僕」に感動しました。
1巻でいった井田先生なりのマンガでの仕掛けというのは1話以降のバカの存在だったのか、2巻の途中にあったライトノベル大賞の選考シ -
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