入間人間のレビュー一覧

  • 僕の小規模な自殺

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    入間人間さんの今年最後の作品。

    しがない大学生のもとに鶏の姿の姿した未来からの使者来た。その鶏の忠告を信じて、病気で死ぬ運命にある彼女を救おうとする話。

    入間人間さんの書く話は設定や登場人物がいつも面白いなと思う。

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    2013年12月30日
  • 電波女と青春男

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    初めての入間人間作品。
    最初は改行少なくてちょっと読みづらいなーと思ったけど、慣れればうん。
    常にボケとツッコミみたいな掛け合いが離れない。ツッコミ嫌いじゃないからよし。
    エリオかわいいなー

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    2013年12月27日
  • 多摩湖さんと黄鶏くん

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    へんたいだー!へんたいかっぷるだー!

    やまもおちも意味もありません。いや、意味ならあるかな。
    独自なカードゲームで二人の愛を深めるのと、黄鶏君の変態成長というw
    ただただ変態カップルが微妙なエロスでいちゃいちゃしてるのを眺める本。
    2人しか出てこないし、短編だし、伏線も何もないので頭空っぽにして読めた。
    バカップルではないよこれは変態だよでもうらやまグギギ。
    エピローグの辺りはすごく好きな文章だったなー。妄想だけど。

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    2013年12月06日
  • 多摩湖さんと黄鶏くん

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    昔友人との会話の中で、なんの山も落ちもなく、起承転結なんて関係ねぇー、とばかりに好きな女の子といちゃいちゃする話ってないかなー、と話した覚えがありますが、まさにこれがそれです。

    まぁいちゃいちゃの方向がちょっとアレですが。
    こういうのもたまにはいいですよね。

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    2013年11月26日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり

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    こういう壊れた子を守る愚直な主人公好きー
    読んだ後、体の力、入らないけども。
    下手すると悪夢見るけども、読みたくなる魔力があるのよねー

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    2013年11月22日
  • 安達としまむら2

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    ネタバレ

    オーバーヒート気味の安達がとにかくかわいい!
    良くも悪くも、それだけのシリーズ。

    クリスマスのお話だけれど、クリスマス特有のキラキラした浮遊感は感じない。現実のよくある一般家庭のクリスマス、その延長という感覚。
    百合要素を除くと鋭く現実味のある心理描写が唯一の(そして最大の)見どころなシリーズのため、あまり浮足立たない、現実離れしていない中でのささやかなイベント感が楽しめる。小さいけれど確固とした幸せ。

    宇宙人は無理に絡めなくて良いかな。。
    ヤシロのキャラは嫌いではないのだけれど、上述の理由から非日常感を振りまかれるとちょっと幻滅してしまう。

    そして未だに下の名前が解らない二人。
    見守り

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    2013年10月24日
  • トカゲの王V ―だれか正しいと言ってくれ―

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    ネタバレ

    トンボ復活キタ━(゚∀゚)━!
    彼女(でしょう、多分)のキャラがなかなか好きなので嬉しい限り。
    イラスト来ないかねえ。

    ナメクジがすっかり「マイマイ」になってしまった。
    バッタとクモがキモい。

    個人的にP122の猪狩友梨乃の言葉が、この巻のハイライト。

    「どんな理由があっても、だれかを騙すのは悪いことでしょう」
    「それがどれだけ善に属する結果だとしても、騙すということはやっぱり悪から始まるものなんです。それは理由とか動機とか優しさなんかじゃあ覆せないことなんですよ」

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    2013年10月24日
  • 強くないままニューゲーム2 Stage2 アリッサのマジカルアドベンチャー

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    それぞれ主人公なった別に進行してるのが設定の別視点が見えて面白い。ゲームらしさを感じます。

    お互い大切にしてるものが違うために展開も状況変化していく。そうしてスマートな解決方法が正しいわけじゃないなんてことを示唆しているようにも見える。

    たぶん、藤ルートは難易度が高く、敷島ルートは難易度が低くなってるだろうなぁ。

    中間のシナリオは何処かで補完されるんだろうか。
    さて、俺より強いやつに会いにいきましょうか。

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    2013年10月19日
  • 時間のおとしもの

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    時間をテーマにした不思議で独特な短編集。
    『時間のおとしもの』が凄く好きかもしれない。
    どうしたって時間は流れてゆくし、昔のままではいれない。
    けど思い出とするか、針を自主的に進めるかは自分次第だよね。
    『未来を待った男』は最初ミスリードしてた!
    結局変えるのかな?変わるのかな?って思う感じが良い。
    『携帯電波』が一番いるまん節が強くて脱落者多そうだけど、
    なかなかバラエティに満ちてる作品集なので、
    薦めたいなーと思ったり。

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    2013年10月10日
  • 瞳のさがしもの

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    ネタバレ

    瞳に関する短編集でどれも片想いな話です。

    とはいえ、あっさりした青春な話ばかりでなくて「にゃんと素敵にゃ」を除くとそれなりに暗い展開が待ち合わせしている。特に「ひかりの消える朝」「みんなおかしい(ぼく含む)」あたりはちょいとぐろめなシーンもあったりするかもしれません。

    # ひかりの消える朝

    ひどく疲れている時に読んだせいでもあるけれども、どこまでいっても彼女の一番にはなれず、特別になれず、それでも特別だったけども、そんなどうしようもない現実が僕を突き刺していった。彼らはまだ子供だから物語はまだまだここから続いてくといいなと思うのでした。

    # 静電気の季節

    失なったものが大きいほど生き

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    2013年10月09日
  • 時間のおとしもの

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    S F的時間をテーマにした短編集。
    平行世界一つとっても、単純な平行世界の話ではなくミステリーを絡めてあったり、ループしていたりと、色々趣向が凝らされていて面白いです。
    短編で趣向が凝らされているので、その分、読み辛い箇所もありましたが
    楽しめました。

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    2013年09月14日
  • 昨日は彼女も恋してた

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    久しぶりに時間軸が当たりました(笑)

    喧嘩して口も聞かない二人が過去に行って、仲直りしましょー的な感じでした。
    過去に行ったせいで、未来が変わってうんたらかんたら
    すべてが最後に繋がる。
    とても大好きなお話でした。

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    2013年09月08日
  • 僕の小規模な奇跡

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    KnifeとShoesと美術館、それが今回の人間関係を紡ぐ糸です。この小説では大どんでん返しやトリックはありませんが、読み進めるにつれ登場人物の関係と接点が明かされる書き方は入間さんならではですね。恋愛関係の進展が面白くて、ニヤニヤしながら何度か読み返してしまいました。・・・「お義兄さん」の回答を知りたいなぁ。

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    2013年08月10日
  • 電波女と青春男(2)

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    そりゃ街中でおかしな行動してれば、社会復帰するのは難しいわけで。
    真やエリオよりも女々さん主体ですが、これはこれでなかなかいいモノです。

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    2013年08月07日
  • トカゲの王V ―だれか正しいと言ってくれ―

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    巻を増すごとにグロくなっていっている気がする。
    ナメクジ、最初から不幸だけど、開花した能力も使いにくく報われない。

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    2013年08月06日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん7 死後の影響は生前

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    今回物語るのはみーくんとゆずゆず拉致監禁事件の時の浴衣ちゃん.
    あれ?
    前回でみーくんやっぱり死んじゃった?
    でもこの作者があっさりみーくんを殺すとは思えない.
    むしろ生かさず殺さずボッコボコにする筈だ.
    と推理しながら読み進める俺氏.
    ふっふっふ.
    いつまでも「してやったりですか?」な俺ではないのだよ.

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    2013年08月02日
  • 六百六十円の事情

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    短編の登場人物が、それぞれどっかで繋がっていたという連作小説
    こーゆーのは結構好き

    ま、他の小説にくらべたら文体もライトのベルよりは普通の小説に近い

    ご都合主義とかリアリティの面で不満はあるけど
    最終的にはキレイにまとまっていていいと思う

    好きなエピソードは高校生のカップルの話し
    ああ、あんなに言い合える同級生が欲しかった・・・(笑)

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    2013年07月26日
  • 探偵・花咲太郎は閃かない

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    ミステリと思って読むと肩透かし(いい意味で)

    謎解きとか関係なく、日常の描写を楽しむものでしょうね
    文体がライトのベル(?)ちっくなので、ダメな人はダメでしょうけど・・・

    そっち系の知識があれば小ネタはかなり楽しめる

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    2013年07月26日
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり

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    とてつもなくキュートでポップなはっぴーえんど。
    その裏側は誰かの不幸の上に成り立ってるんだけどね。

    トリックはなんとなーく違和感でわかってたけど、
    そしてみーくんの心情は読みやすくわかりやすい筈なのに、
    なんでかな、後半になった瞬間にほっとして「やっぱりこっちだなー」って。
    好きだけじゃ駄目なんだね。
    壊れものには、壊れものじゃないと。

    誰かを犠牲にしながらも幸福である××と。
    誰かが幸福ならばそれはまあ良いかなって思うヤマナ妹。
    違うようで似てるヤマナさんに影響を受けた二人。
    エピローグはかなり好き。
    きっとこの先もみんな、誰かを犠牲にしたり、壊したり、
    そうしながら狂った街で幸せに平和

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    2013年07月25日
  • クロクロクロック1/6

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    入間さんの三人称小説を、たぶんはじめて読みました。
    いつもの独特な語りがちょっとだけ抜けていた?かな?という印象。

    一巻完結だと思っていたので、続くの文字に驚きました。でもタイトルを見て納得。
    巻が進むにつれてどんどん面白さが増す作品なのだろうと思う。
    花咲さんと黒田さんの会話が好きなので、二巻にもたくさん出てきたらいいな!
    殺し屋さんの出番も待機。
    あの二人もまたどこかで出てきたらうれしいな…!最初に出てきたときは驚いてうれしくて、何度も読み返してしまいましたw

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    2013年07月07日