入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
省略すると砂漠のBL。どうみても腐女子歓喜…。なんてことはさておいとけないのだけど、そもそも登場人物は男子だけではなく、女子も登場する。しかし、腐女子だ。どうみてもイチャイチャである。オチ方もBL感が…。砂漠のオアシスといえば某水泳部女子向けアニメを思い出すのだけど、意識したのだろうか。
そんなことはどうでもよくて、失敗すると這い上がれないかというとそんなこともなくて、失敗した経験をもつことで他の人とは違う感性が生まれて、個々の独自性が生まれてくるのである。失敗して終わりなんて人生はない。
のうのうと生きてる人たちの上をゆこうという野心もそういえば10年前ぐらいに抱いていたような気がする。い -
Posted by ブクログ
ネタバレGOTHを思い出した。基本的な構造的なものは似ているのでは?逆に、全く参考にしていないのであればそれは凄いとも思えるが。
要するに殺人鬼に近い立場の人間が本物を追いつめるボーイミーツガールってところか。
ただ、GOTHが比較的ベーシックな文体で描かれているのに対し本作は作者の特徴的な文体で描かれている。
つか、文体じゃなくって描写ってゆーより比喩。
言い回しが一つ一つ練られていて面白い。
ストーリー的には若干の陰鬱さが伴うことと、まーちゃんが誘拐した理由がいまいちはっきりしないこととか、まーちゃんの正体とか。
ま、読みこめばわかると思うんだけど、そこまで読み込みたくない、つか、もっと -
Posted by ブクログ
ネタバレ結構、普通の男の子が転校をきっかけにハーレムする。って簡単に言ってしまえばそうなんだけど、語り口調が面白くて面白い。くそー。
一つ一つに色々な比喩とかそんなものが打ち込まれていて、読んでいて飽きない。
電波女の性格が微妙であるし、そこは一巻だから全く解決されないんだけど、日常的ラノベとしてはそれはそれでいっかなーみたいな気楽な気持ちで読むことができる。
って、青春ポイント+1。
人間、青春がどうあったか。なんてことを考えだすのは、その時点でおっさん化している証拠なんだけど、どうしても考えてしまうよね。とかつぶやく青春ポイント-1。
何の話をしていたかわかんなくなるけど、やっぱり青春時 -
Posted by ブクログ
この人が普通の青春ものをやれって言った所で無理なことは解っているのです。シニカルなサヴァイヴ感溢れる作品が入間さんの真骨頂ですから。ライトノベルという既にパターン化されているジャンルに入間人間という異端者が入るとこんな感じになるんだぜ、という電撃文庫が放つ刺客が本書『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』になります。
話は至って簡単です。誘拐者はまーちゃんで、みーくんはとある嘘をついています。その嘘はとても根底からこの話を覆すもので、もう素晴らしきネタバレになってしまいますから口を閉ざしますが、それを知るのは最終10巻のことである!長いな!けれど、その流れを長いと思わず読めるかと思います。知った後 -
Posted by ブクログ
ネタバレAルートでは藤くんが、他人の命について葛藤しながらも、困難に立ち向かい乗り越える熱い主人公をしていて、読後感もわりと爽快感がある。
だが、Bルートは全体的に読んでいて心を抉られる。Bルートの敷島さんは前回の怪獣退治で心のバランスが崩れてしまったようで、犠牲を出すことに躊躇しなくなってしまっていて、読んでいて辛い。犠牲が最小限のAルートとの対比で、Bルートはゲームクリアを優先してある程度犠牲を出すことは前回から分かっていたつもりだが、今回ここまで悲惨な結果になるとも思わなかった。藤くんが語り手なのに、無力で、それゆえ卑屈になっているのもきつい。Aルートでは、スキルと勇気でけっこうかっこい -
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Posted by ブクログ
ネタバレ六章あります。
最後に繋がるんですが、一章一章の主人公の自問自答な感じです。
まぁ、ぶっちゃけ、読みづらいです(笑)
それでも、心に響く部分が多くあったので、★四つです。
北本食堂の元店主、北本のおじいちゃんがネットに「カツ丼作れますか?」のトピックを立てたところから始まり~
一章はニートで駅でギター弾いてる姉ちゃん、ギョアッチョの話。
二章は、北本と、北本の同級生竹仲の話。竹仲は各務原書店の本を常習的に盗んでいて、ある日北本の出前のカブを盗もうかと邪な考えを抱きながら、北本と一緒にいることで、良心が芽生えたのか、各務原書店で盗んだ本、総額六万七千二百円を北本食堂でバイトすることで返済