入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本編が終了した後の二十歳の時や社会人になり同棲している時、安達や皆の死後のおばあちゃんになった時、死後、3700年後の安達としまむらを描いた短編集。
登場人物の心情が丁寧に掘り下げられて描かれており、時を経て変わってしまうこともあるものの安達としまむらのお互いを思いやる心や愛は変わらないことがヒシヒシと伝わってきた。また、死後の風景は今までの軌跡を思い返すような美しい描写で、幸せな最期を迎えられたと知れたのが嬉しかった。
どこまでも時間の流れに対し無力な人間に対し、全く変わらないものとして、ヤシロの存在があり、3700年経ってもしまむらの願いを叶えているのが象徴的だった。二十歳になった章 -
Posted by ブクログ
これは...ホントに入間先生ですか!?(^ ^; と言うのが正直な第一印象(^ ^; 「バカが全裸で走ってくる」ような作品を描いていた人とは、とてもとても思えない重厚で息苦しいくらいの作品(^ ^;
まずは時代劇である。太平の世になって久しい、おそらく江戸時代に、敢えて「剣に生きる」ことを選んだ、いや「選ばざるを得なかった」者たちの物語。
永遠のライバルとの命がけの仕合や、「ただ強い者と斬り合いたい」という、剣に魂を奪われたような漢とのやりとり、はたまた仇討ちに取りつかれた女との邂逅... と書くと、司馬遼太郎先生とか池波正太郎先生とかの世界かに見える(^ ^;
が、これを「SF」とカテ -
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