6人の登場人物による拳銃をめぐる群像劇。
それぞれ個性のあるキャラクターたちが織り成す、
ミステリアスでちょっぴりスリリングな物語の展開は魅力的でした。
1巻はまだまだ序章といった感じなので、ぜひ2巻以降も読みたいところ。
前半は少し展開が遅くて飽きてしまいそうでしたが、
事が起こってからはドキドキさせてくれました。
登場人物たちの絶妙な絡み合いややりとりも面白いです。
ものすごく迫力があったりドラマティックだったりということはありませんが、
なぜか引きこまれてしまう不思議な魅力のある一冊です。