あらすじ
どもども丹羽真です。えー、俺は今、青春ポイントが浮遊しまくる魅惑のボーナスステージに立っているのだった……! そう。本日は我が母校の文化祭なのである。今年は 『引力』 をテーマとしているらしく、生徒も一般入場者も、全員その小指にはカラフルな糸がぷらぷら結ばれている。なんでも、同じ種類の糸を巻いている人を発見して結び合えば、『運命という引力で引き寄せられた者』 同士ということで、めでたく文化祭のメインイベントである体育館ライブコンサートにアリーナ席で参加出来るらしい。さて。俺はその 『引力』 とやらでどんな相手を引き寄せるんだろうねぇ。ふと気づけば、見慣れた水色の粒子があたりをキラキラ散乱していた。この晴れ舞台で、ついにエリオは 「せーしゅん女」 になる。
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学校四大青春イベントの一つ,文化祭ですよ.
文化祭になにか面白いことをしたような記憶がないんだけども.
なんでフィクションの皆さんはあんな楽しげな文化祭をやってるんでしょうか.
やっぱアレか,一緒に回る約束を女子とするとか
女子のアレの手伝いをする約束をするとか,
そういうフラグが重要になってくるのでしょうか.
学校四大青春イベントなんて書いてみたけど
文化祭,体育祭,修学旅行,あと何だろう?
まぁ,なんとなくそういう学校行事だと考えて頂ければ良いのではないでしょうか.
さて,今回は文化祭.
なんと今まで話にだけしか登場しなかった例のあの人が登場!
更にはあいつらまで登場して一堂に会してしまうという展開が….
面白かったよ.
しかしそれにしても丹羽くんはモテモテですなぁ….
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いままでの話がこの一冊のためにあったといっても大げさじゃない一冊かな。集結による盛り上がりは異常で実験的なこともしつつまとまってるという印象。
史上最大の青春ポイントが今動く。
Posted by ブクログ
ついにアニメ化☆
最近のラノベのアニメ化は早いなと思いつつ、この作品なら問題ないという気持ちもいっぱいです♪
まさかの「多摩湖さんと黄鶏(かしわ)くん」が参加!
ますます気になる入間ワールド第6巻です!1
とにかくSFは絶対許さないという覚悟の見える話の構成。謎は謎のままにすることで神秘性を増したいのだろうが、程度を過ぎると全てがストーリーのための虚構に見えてしまう。
それはともかく、話の展開としてはこれまでの話の集大成に近い、全体の中の一つのハイライト。面白くなくはないのではないか?
Posted by ブクログ
まるまる文化祭編。
エリオは少しずつ変われているけれど、その変化は周りが認めていないので認めさせてやろう!って感じでした。
ミッキーたちに悪意はないんでしょうけどね。不気味ですものね。
前川さんはやっぱり良いやつでした。
Posted by ブクログ
小さくて強力な引力の話
いや~綺麗ですね
最初は、全然関係ない人とペアになっとるやん!
と思っていたのですが、(特にマコト)
そこは入間さんの凄さですね
綺麗にまとまってます
今までで最大の青春ポイント変動にも注目!
(青春ポイントの換算してるページ毎回面白い)
今さら気づいたんだが、俺は前川さん派らしい
Posted by ブクログ
文化祭でのエピソード
エリオの父親が出てきたり、青春ポイントが0になったりたった一日の出来事なのに色々と話が進んだような気がする。
久々のシリアス女々さんが新鮮だった。
Posted by ブクログ
頑張った、頑張ったねエリオ…!エリオが着実に前へ歩んでいるのが嬉しくて仕方ないです。真くんが保護者の心境になってしまうのもわかるなあ…。ここから周りがどうなっていくかはわからないけれど、エリオに味方してくれる人たちがちゃんといるのだからそれを忘れないでほしいな。それから相変わらず前川さんが可愛いです。彼女にも良かったねと言ってあげたい…!
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スマキンかわいいよスマキン。
短編やら他の本の人物やら、今まで関係を匂わせてた人達総出演なわりにじゃうまくまとまってたのが不思議だ。でも女々さんはもっとデレるかと思ったんだが、まぁいいや。
まだ続く。
Posted by ブクログ
他の生徒のエリオへの反応を見ると本当に電波な行動してたんだなぁ。そう考えるとリュウシさんと前川さんの器のデカさがはんぱない。
別作品のキャラがここまでがっつり絡んでくるとは思わなかった。
Posted by ブクログ
“そして、改まった前川さんの口もとが緩やかに、美しい曲線の伴った微小を形作った。
「今日はこうして付き合ってくれてありがとう、十分満足してる」
ぐわ。面と向かって素直にお礼を言う前川さんにやたら、目が白黒と落ち着かなくなった。どうしたんだ、今日の前川さんは。普段よりずっと青春ポイントの変動を……って、ああそうか。着ぐるみ姿じゃないからだ。いや、女子高生のコスプレが実に似合っていらっしゃる。
周囲の人たちの視線を気にしながら、前川さんと向き合う。各所の肌がこそばゆい。
「いや、俺付き合うっていうかホントなにもしてないけど、いいのかな?」
「それがいいのさ。『なにもしていない転校生』が、ここにいることがね」
それで十分、私は引力に満足しているよ。前川さんは俯きがちに笑いながら、そう言った。
引力文化祭は始まったばかりなのに、そんなあっさりと。
だけど時を経たからって熟すわけでもないだろうしな、引力。”
これはやばい。めっちゃ良かった。
ちょこちょこ細々と出ていた伏線らしき描写が一気に解消される。
大勢を動かすのが得意なのかな?
四章の終わりと五章の始めが好きすぐる。
前川さんかわいーよー。
そして、せーしゅん女への第一歩、大きな一歩。
“……だから。
一瞬の幸福に酔いしれるように、気の緩んだ俺は。
導かれるように訪れた体育館で待ち受けるものに、なんの心構えも出来ていなかった。
オッサンに引き続き、再び俺の心の剥き出しな箇所が猫だましを喰らう。
毒の沼を越えて辿り着いた体育館前には、希望とも絶望とも判別のつかない原石の出会いが転がっていたのだから。俺はそれに気づかないまま、『そいつら』と鉢合わせる。
それぞれの顔が、各自の驚嘆に準じた蒼白を迎える。
「げ」
「うひ」
「わ!」
「おやぁ」
「ん、ん?どうした若者たち」
「あー!」
「なぬー!」
「もふ?」
『八者八様』の反応が花火のように咲き誇り。
そしてようやく、『今日』を強く照らす日が昇り始める。”