あらすじ
具体的には、ミニマムサイズの布団ぐーるぐるな存在が、俺と藤和エリオの前に現れた。うん、この展開。本来だったら 「この地球外生命体みたいなやつの目的とは!?」 なんて気張るところなんだろうが、このリトルスマキンにそんな期待(?)をしても意味がなさそうだった。しかし、俺はこいつと出会って思い知ったことがある。青春ポイントの低下要因であったはずの藤和エリオ。俺は彼女に、どれだけ依存していたかってことを。今回のお話で、俺は宇宙人たちに終わりをコールする。うまくいくかはわからないけど、こうご期待! って気持ちで待ってて欲しい。てな感じで、なんだかんだあっても。俺たちは、相変わらず青い空を眺めて、遙か宇宙を目指すんだ。だって、地球人だから。以上。丹羽真でした。
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Posted by ブクログ
妄想からリトルスマキンの襲来。
SF版を読むとなんとなく分かるような分からないような。
リトルスマキンの襲来には社が関係あってつまり社が首謀者?ん?
結局宇宙人ってなんだったのか、エリオの過去ってなんだったのか。
そもそもどうしてこうなったのか。
なんとも投げやりな最終巻だなーと思いました。
エリオの神秘性を重視した結果なのだろうか。曖昧にすることで妄想膨らむ的な。
Posted by ブクログ
突如現れたリトルスマキン.
それに触発されてスマキン再び!
更に何故か大供さんもスマキンに!
どんどん増殖していくスマキン….
このままでは世界中がスマキンになってしまう.
このスマキンパンデミックをにわちは止めることができるのだろうか!?
はい,そんなわけでとりあえず最終巻です?
まだSF版が残ってるけど.
面白かったお.
うん,シリーズ通しての感想だけど.
というか,そんなに面白くない話がなかったのは凄いね.
あ,冒頭に書いたアレは半分くらい嘘なので間に受けないように.
Posted by ブクログ
なんか変なの出た(笑)
フラッシュバックですね
またややこしい去り方しますよね
ヤシロ同様、結局どっちなのか分からない・・・
まあ、慣れましたけどね
(マコトに同情・・・)
Posted by ブクログ
特に謎は解決せずに終了。こういうのもありではある。リトルスマキンのボケっぷりやら、エリオの小動物っぽさやら、メメさんの子供っぽさやら、それらのキャラはかなり完成度が高くてよいよい。
ストーリーとしては前巻の妄想が具体化しそうな展開なんだけど、その辺りの作者の意図が読み取れず悩ましい。
結論としてはニワくんのハーレム(青春)話という事でOK?
Posted by ブクログ
あれ、これで終わり?という感じがしました。自分自身まだ読んでいたいという気持ちが思いのほか強かったのかな。ただリュウシさんも前川さんも四十路さんも、皆それぞれらしいまま終われたのはいいかなと。エリオはエリオで多少なりにも成長してるとも思えたし。リトルスマキン相手に嫉妬してた(?)のも微笑ましかった。まぁ前巻でマルチエンディングみたいなのやったしね。とりあえず最終巻までリュウシさんは可愛かった。アニメで動き声のつくリュウシさんに期待せざるを得ない。
やっぱりどうしても、夢は諦めて現実見ろよ的なストーリーで、言いたいことはわかるが読んでて面白いかと言われると上から目線で説教されているみたいでむかつく。夢も希望もない終わり方で、暗い気分になるとは言わないが、明るい気分になれる作品ではなかった。あえていうならこの時代を振り返ってノスタルジーに浸れる作品か。
宇宙に行きたい人にはオススメできない作品。
Posted by ブクログ
最終巻でこれまで出てきたキャラクターがほぼ登場していた。
一巻でやっていたことをもう一度行っていたり一巻で出てきたスマキンがエリオとは別に登場していたりと最初の物語を意識しているように感じた。
前回同様オチが分かりにくい。
作者は何を言いたかったのだろうか。
Posted by ブクログ
“「どうした?」
顔を覗きこんで尋ねる。エリオの表情に苦痛はない。ただ、苦いものを呑む顔だった。
「心の古傷が痛んだ」
「......それ、昨日のドラマで主人公が言ってたな」
俺の指摘は無視して、顔を上げたエリオがぽーんと胸を叩く。軽薄な音だった。
「よしっ」と、意気込むように頷いてから、自分の顔を指差した。
「ここはこのエリオさんに任せておきなさい」
「なんと頼もしい」
ぱちぱち、とスーパー投げやりに拍手して送り出した。リトルスマキンの前で背を伸ばしたエリオが、控えめに、慣れないように腕を組む。深呼吸を一度挟んでから、言葉を発した。
「まず、わたしをししょーと呼んでみなさい」
『しっしょー』
「ちっちゃいのが余分」
『しっしー』
「あ、あにきー」
「そうだねすっごい舐められてるね、なんでだろうね」
数秒のやり取りで舎弟キャラに逆戻りしたエリオに対して、笑いを堪えるのが大変だった。”
リトルスマキンはウチュージンだったのかエリオの子孫的人間だったのか。
前川さんの下の名前は知りたかったなー。
“『あ、紙が切れた』
肩をすくめる。補充してくれと頼まれても、手持ちはもうないぞ。
俺の鞄の中身もぐっちゃぐちゃだし。
さてどうする、と気怠く見守っていると、リトルスマキンが新しい紙を掲げた。
なんだ、あるじゃんと笑いかけたところに。
『仕方ないなぁ』
「......っ」
リトルスマキンが腕を引っこめて、そして。
その布団を軽やかに、初めからなんの束縛もなかったように外す。
バラバラバラ、と手品かなにかのように油性マジックや紙の束が地面へと散らばる。それらを拾い集めることもなく布団を緩やかに振り回し、リトルスマキンがその『正体』を晒す。
布団に隠されていた顔。
髪。
そして、溢れる粒子。
「きみは、何者?」
「だから、ウチュージンですよ」
肉声で偽らずに言葉を、初めて発する。
そして布団を取り払ったリトルスマキンの素顔に、目を剝く。
その顔が無邪気に微笑み、俺に腕を突き出してきた。
「ししょーによろしく」”