入間人間のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレオーバーヒート気味の安達がとにかくかわいい!
良くも悪くも、それだけのシリーズ。
クリスマスのお話だけれど、クリスマス特有のキラキラした浮遊感は感じない。現実のよくある一般家庭のクリスマス、その延長という感覚。
百合要素を除くと鋭く現実味のある心理描写が唯一の(そして最大の)見どころなシリーズのため、あまり浮足立たない、現実離れしていない中でのささやかなイベント感が楽しめる。小さいけれど確固とした幸せ。
宇宙人は無理に絡めなくて良いかな。。
ヤシロのキャラは嫌いではないのだけれど、上述の理由から非日常感を振りまかれるとちょっと幻滅してしまう。
そして未だに下の名前が解らない二人。
見守り -
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Posted by ブクログ
ネタバレ瞳に関する短編集でどれも片想いな話です。
とはいえ、あっさりした青春な話ばかりでなくて「にゃんと素敵にゃ」を除くとそれなりに暗い展開が待ち合わせしている。特に「ひかりの消える朝」「みんなおかしい(ぼく含む)」あたりはちょいとぐろめなシーンもあったりするかもしれません。
# ひかりの消える朝
ひどく疲れている時に読んだせいでもあるけれども、どこまでいっても彼女の一番にはなれず、特別になれず、それでも特別だったけども、そんなどうしようもない現実が僕を突き刺していった。彼らはまだ子供だから物語はまだまだここから続いてくといいなと思うのでした。
# 静電気の季節
失なったものが大きいほど生き -
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Posted by ブクログ
とてつもなくキュートでポップなはっぴーえんど。
その裏側は誰かの不幸の上に成り立ってるんだけどね。
トリックはなんとなーく違和感でわかってたけど、
そしてみーくんの心情は読みやすくわかりやすい筈なのに、
なんでかな、後半になった瞬間にほっとして「やっぱりこっちだなー」って。
好きだけじゃ駄目なんだね。
壊れものには、壊れものじゃないと。
誰かを犠牲にしながらも幸福である××と。
誰かが幸福ならばそれはまあ良いかなって思うヤマナ妹。
違うようで似てるヤマナさんに影響を受けた二人。
エピローグはかなり好き。
きっとこの先もみんな、誰かを犠牲にしたり、壊したり、
そうしながら狂った街で幸せに平和 -
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Posted by ブクログ
サスペンスですかね。ストロベリーナイトみたいな。
過激な描写や、陰鬱で悲惨な設定は自分の好み。その内容で、最後まで一気に読める。それぐらいは面白い。
落ちはそれなりだけど、びっくりはしない。一般的なミステリーのトリックでもないし、叙述トリックでもない。語られない設定をバラス感じ。
また、先に登場したいろんな設定の詳細が語られず、判らない事が多かった印象。正直クリアにならないなぁ。シリーズ全部読めばすっきりするのかな?
そのせいで、一気に読んだ甲斐がないのが残念。
(※どこかで落ち(呼称と犯人)について、匂わせていたら私が気づかなかっただけ、すいません。途中マーちゃんと呼ばない所は確かにあっ -
Posted by ブクログ
分厚い。そして長い。ラノベだけど凶器になりそうな巻。
今回狂気に満ち溢れてるのはエコさんだけでしたけどねw
大変だったけど、読み始めると案外さくさく読めます。
みーまーでやらなくても〜な意見もあるみたいですが、
逆にここまで手放しで一貫していちゃいちゃ出来てたのってない気がするので、
次巻の展開考えたら、その非日常が何を引き換えにした幸せか、
最後の一文の重さが凄まじいものになるので、
やっぱりみーまーである必要はあったんじゃないかなあ。
××が語るのは最初と最後だけ。
あとは騙りもせずに、いくつもの他人が織りなす群像劇。
同じ出来事が違う視点から丁寧に書かれて、
人物像もくるくる色を変える