司馬遼太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
関ヶ原の戦いで東軍が勝利をおさめ、東軍の大将である徳川家康はその後、江戸に幕府を開いた。誰もが天下は徳川家のものと認識していた。
しかし、そんな中、西側に取り残されている城がある。
それが大坂城だ。
大坂城の城主は豊臣秀吉のあとを継いだ秀頼。そして実質的に力を持っているのは、生母淀殿。
淀殿は、秀頼が天下のぬしという思いにとらわれている。その意識は、もはや世間一般の意識とは異なったものとなっていた。
上巻では、大坂冬の陣の前の大坂城がどんな存在だったのか、そこで何が起きていたのかが、えがかれている。
世間一般から取り残された、大きな城。
男中心の武家の政治と異なる、女の