司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 翔ぶが如く(三)

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    昨年、司馬遼太郎の「坂の上の雲 全8巻」を読みました。

    坂の上の雲の中ですごく気になったのは、司馬遼太郎が描く薩摩藩型のリーダーシップ。
    ネット上での解説を少し転載します。


    明治時代も終わりに近づいた頃、ある座談会で、明治の人物論が出た。
    ある人が「人間が大きいという点では大山巌が最大だろう」と言ったところ
    「いや、同じ薩摩人だが西郷従道の方が5倍は大きかった」と反論する人があり
    誰もその意見には反対しなかったという。

    ところが、その座で、西郷隆盛を実際に知っている人がいて
    「その従道も、兄の隆盛に較べると月の前の星だった」と言ったので、
    その場の人々は西郷隆盛という

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    2013年08月29日
  • 翔ぶが如く(二)

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    昨年、司馬遼太郎の「坂の上の雲 全8巻」を読みました。

    坂の上の雲の中ですごく気になったのは、司馬遼太郎が描く薩摩藩型のリーダーシップ。
    ネット上での解説を少し転載します。


    明治時代も終わりに近づいた頃、ある座談会で、明治の人物論が出た。
    ある人が「人間が大きいという点では大山巌が最大だろう」と言ったところ
    「いや、同じ薩摩人だが西郷従道の方が5倍は大きかった」と反論する人があり
    誰もその意見には反対しなかったという。

    ところが、その座で、西郷隆盛を実際に知っている人がいて
    「その従道も、兄の隆盛に較べると月の前の星だった」と言ったので、
    その場の人々は西郷隆盛という

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    2013年08月29日
  • 翔ぶが如く(十)

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    昨年、司馬遼太郎の「坂の上の雲 全8巻」を読みました。

    坂の上の雲の中ですごく気になったのは、司馬遼太郎が描く薩摩藩型のリーダーシップ。
    ネット上での解説を少し転載します。


    明治時代も終わりに近づいた頃、ある座談会で、明治の人物論が出た。
    ある人が「人間が大きいという点では大山巌が最大だろう」と言ったところ
    「いや、同じ薩摩人だが西郷従道の方が5倍は大きかった」と反論する人があり
    誰もその意見には反対しなかったという。

    ところが、その座で、西郷隆盛を実際に知っている人がいて
    「その従道も、兄の隆盛に較べると月の前の星だった」と言ったので、
    その場の人々は西郷隆盛という

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    2013年08月29日
  • 城塞(上)

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     関ヶ原の戦いで東軍が勝利をおさめ、東軍の大将である徳川家康はその後、江戸に幕府を開いた。誰もが天下は徳川家のものと認識していた。

     しかし、そんな中、西側に取り残されている城がある。
     それが大坂城だ。

     大坂城の城主は豊臣秀吉のあとを継いだ秀頼。そして実質的に力を持っているのは、生母淀殿。
     淀殿は、秀頼が天下のぬしという思いにとらわれている。その意識は、もはや世間一般の意識とは異なったものとなっていた。

     上巻では、大坂冬の陣の前の大坂城がどんな存在だったのか、そこで何が起きていたのかが、えがかれている。

     世間一般から取り残された、大きな城。
     男中心の武家の政治と異なる、女の

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    2013年08月25日
  • ひとびとの跫音 上

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    ネタバレ

    正岡子規と妹の律そして養子の忠三郎を中心とした伝記。子規の若い頃の情熱、秋山兄弟との心の交流が兄弟の子供たちと忠三郎の世代にも続いていたことが面白く読めました。忠三郎の友人、ぬやまひろし(西沢隆二)ことタカジなどユニークな人材も多く出てきます。

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    2013年08月25日
  • 胡蝶の夢(四)

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    写真が伝来した件は大変興味深かった。
    蘭方医がみた、幕末といったところか。

    伊之助は大村益次郎と重なる部分がある。
    良順にはなかなか感情移入ができないが、伊之助にはできてしまう。
    たぶん作者は伊之助に愛着があるのだろう。

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    2015年07月14日
  • 以下、無用のことながら

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    司馬遼太郎について語るのも何ではありますが、故人を顕彰する文章や弔辞にも趣きと気品がありますな。思わず読んで、観て観たくなります。個人の器の中に溢れんばかりのというか溢れる知識と思想を抱えてた時代の風景を感じます。

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    2013年07月31日
  • 翔ぶが如く(二)

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    征韓論に端を発した明治政府政策闘争録。
    著名人が多く出てくるが掴み所のない西郷という巨人を抜きにすると話がスカスカになる。

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    2013年07月30日
  • 胡蝶の夢(一)

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    松本良順とその弟子、島倉伊之助(司馬 凌海しば りょうかい)、関寛斎など幕末に蘭学を学んだ人々の物語。

    伊之助が面白かった。

    1936年に亡くなった元学習院大学独学教授の司馬亨太郎氏は、司馬凌海の長男だそうです、司馬遼太郎とよみが同じなのは、偶然なんだろうか?

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    2013年07月26日
  • 馬上少年過ぐ

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    馬上少年過ぐ、自ら言ってるところがあまりにもかっこいいじゃないか。

    貂ってなんだろ、
    と。菜の花の沖のロシア描写にもずっとあった、黒貂だったが、まぁ豹の一部に似てるものだと思っていたのだが(つくりがいっしょだし)ウィキってみてびっくり、
    非常にめんこいもんだとは。
    動物園にもいないよなぁ

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    2015年07月14日
  • この国のかたち(二)

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    司馬遼太郎の日本人観コラム集、第二巻。
    日本は「職人を尊ぶ国」だという章が印象に残った。職人を尊ぶ文化は珍しく、儒教では身を労することはいやしいことで、英国でも貴族は職人のまねはしないらしい。そして、職人は"評判"を生き甲斐とする。確かに現代の日本にも残っている気がする。

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    2013年06月26日
  • 風神の門(下)

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    『梟の城』(直木賞受賞)に続く忍者ものですが・・・。やはり前作の方が良いですね。才蔵はともかく、彼を彩る女性陣が今ひとつ。もう少し数を減らして掘り下げた方が良かったと思います。

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    2013年06月11日
  • 新装版 歳月(下)

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    日本の法制度を整えた人、江藤新平。
    上巻では薩長中心の新政府にかちこみ、初代司法卿まで上り詰め、
    下巻では征韓論で大久保利通と対立し、佐賀の乱の首謀者として晒し首にされるまで。
    まさに、波瀾万丈。

    司馬遼太郎の好みもハッキリわかる。
    どの視点に立つかで全然見方が変わる“幕末明治”の面白さが存分に楽しめると思います。今度は大久保利通側からの本を読んでみよう!

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    2013年06月07日
  • 歴史と視点―私の雑記帖―

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    前半、戦争、戦車に対する怨念がすごい。
    半分を割いて当時の話をかきつらねる。

    天皇は神である、とは当時も思っていなかったという著者。
    そう思っているのは以外にも、マッカーサーしかり外国人だったという。
    天皇の人間宣言は旗からみれば滑稽だったのかどうか。
    確かに、当時の庶民の考えは後世の人間からすれば、推測すらできないのかもしれない。

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    2015年07月14日
  • 翔ぶが如く(十)

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    ネタバレ

    結局西郷が何者か分からずじまい。。。でも現在の「政府」が明治時代に誕生した「太政官」の組織・気分をほぼそのまま継承してるという考察はなるほどと思った。

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    2013年05月29日
  • 十一番目の志士(上)

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    幕末の勢いだけであれこれやっちゃう感が好きなんだけど、人切って逃げて人切って逃げてってゆーせわしない人生はいやだなぁ(・・;)

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    2013年05月29日
  • 以下、無用のことながら

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    それぞれいろんな時期に書いた随筆の組み合わせ。
    ジャンルごとにまとまっている気が。

    街道を行く
    みなきゃだめか。

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    2015年07月14日
  • ロシアについて 北方の原形

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    中国東北旅行中に読んだので、後半の清朝のモンゴル対策は非常に興味深かった。
    ロシアについては、
    菜の花の沖
    坂の上の雲の
    復習。

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    2015年07月14日
  • 新装版 王城の護衛者

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    友達に本をもらった。初の歴史小説。容保は綾野剛に脳内変換して読み進める。清廉潔白な容保の姿が印象的だった。忠義を尽くしたにもかかわらず、会津の悲劇的な運命に涙を禁じえず。もう少し
    歴史的背景について知識を得なければいけないな。

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    2013年05月04日
  • 新装版 箱根の坂(中)

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    早雲の妹・千萱は今川義忠に嫁ぎ、氏親をもうけた。
    その嫡子・氏親は幼少であったので、
    義忠の従兄弟である今川新五郎が実権を握り対立した。
    中巻ではその今川新五郎が斃される。

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    2013年05月03日