司馬遼太郎のレビュー一覧

  • この国のかたち(五)

    Posted by ブクログ

     神道や朱子学が日本国の精神史に与えた影響についてと裏表紙の解説にあるが、内容が内容だけに、ただただ関心するのみ(笑

    0
    2014年10月01日
  • 新装版 播磨灘物語(4)

    Posted by ブクログ

    備中高松城攻めから隠居まで。
    山崎合戦や関ヶ原合戦の描かれ方は淡白だが、それは官兵衛自身事前準備や段取りの役割を終えたという感情を反映しているのかもしれない。
    信長死後の秀吉の変節は、単に下劣な本性が出たものと思う。日本では古来、大陸や朝鮮半島の文化を進歩したもの、鮮やかなものとみなしていたが、朝鮮出兵以降それらを見下すようになってしまったのだ。大阪で太閤などと持て囃すのが理解できない。
    石田三成も然り。先日、歴史討論番組で「三成が関ヶ原で勝っていれば、日本人は島国根性を持たずに済んだ筈 云々」を発言していた歴史家がいたが三成の度量では誰も着いてこないだろうと思う。

    0
    2014年09月27日
  • 花妖譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    司馬遼太郎になる前、福田定一時代の花にまつわる幻想短編集。花の香りは妖しく、歴史の心象風景に欠かせないものだったのだな。


     花を知っている人間になりたい。間違いなく、花を知っている人間は本をたくさん読んでいる。そう感じる。

    ____

    「水仙」 … ナルキッソス。美しい。どこもまでも美しい。美しいという言葉はいかにも妖しい。


    「チューリップ」 … 別所長治の自害した遺骸の側に生けられていたという奇譚。チューリップは明治になってから日本に入ったはずだろ?
    (別所長治:織田家臣だったが、信長が上月城を見捨て秀吉を取り立てたことで離反した。荒木村重のように三木城に籠城して対抗したが、秀吉に

    0
    2014年09月27日
  • 翔ぶが如く(九)

    Posted by ブクログ

    薩軍熊本退却

    この頃の軍人は降伏すると、敵側に付き働くと言う日本古来の合戦の習慣の様なものがあった。駒をとればその駒を使う将棋のルールに似ている。その後、日露戦争の時も捕虜になった日本兵が簡単にロシア側に寝返ることもあり日本軍の弱点として意識され続けた。この事が捕虜になることを極度に卑しめる教育をするもととなった。

    0
    2014年09月26日
  • 翔ぶが如く(八)

    Posted by ブクログ

    熊本城に籠る政府軍(熊本軍)+博多から上陸する政府軍vs薩軍
    政府軍は農民の寄せ集めと言われ、弱く、薩軍は士気高し、高瀬で会戦。

    0
    2014年09月25日
  • 翔ぶが如く(七)

    Posted by ブクログ

    神風連に呼応して、秋月、萩ノ乱が起こる。

    鹿児島私学校生徒、火薬庫を襲い、西郷隆盛これを怒るが、彼等を政府のいいようにさせないためにも立ち、西南戦争へ。

    0
    2014年09月24日
  • 幕末

    Posted by ブクログ

    幕末時に起こった暗殺集。
    逃げの小五郎は司馬の創作の言葉だったとしたら、感服。
    暗殺にくらさはつきものである。

    0
    2015年07月15日
  • 翔ぶが如く(六)

    Posted by ブクログ

    神風連立つ
    著者曰く「この神風連騒動は、全国一般の士族感情を刺激した。士族であるかぎり、神風連を粗暴凶悪の徒として憎んだものはおそらく、ひとりもいないであろう。維新以降、廃藩置県、廃刀令等いわば全ての権利と権威を失った」

    0
    2014年09月16日
  • 新装版 王城の護衛者

    Posted by ブクログ

    司馬遼太郎の短編。短編も面白いことを発見。
    この本で大村益次郎を知り、現在大村益次郎だけに焦点を当てた花神を読んでる。

    0
    2014年08月30日
  • 新装版 播磨灘物語(4)

    Posted by ブクログ

    信長が殺された。秀吉は「主の仇」光秀を山城山崎で討ち、その二年後には、豊臣政権を確立した。
    官兵衛は自分の天下構想を秀吉という素材によって、たとえ一部でも描きえたことに満足だっただろう。
    この戦国の異才が秀吉に隠居を許され、髪をおろし入道し「如水」と号したのは、四十八歳のときであった。
    (当書裏表紙あらすじより)

    お盆休みが予想以上に悪天候に恵まれた(?)おかげで、読書に勤しむ時間が普段以上に取れました(笑)
    かつ、本著の前半から中盤過ぎまでが、中国大返しから山崎の合戦を予想以上に細かく書いてあったので、ついつい先が気になって読むスピードが一気に速まってしまい、結果として10日ちょっとで読み

    0
    2014年08月26日
  • 新装版 播磨灘物語(1)

    Posted by ブクログ

    NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の原作。竹中半兵衛と黒田官兵衛の区別もつかなかったが読み始めるととても面白い。久しぶりの司馬遼作品。

    0
    2014年08月22日
  • 街道をゆく 42

    Posted by ブクログ

    鎌倉散策の友にと読み始めた。司馬の「街道を行く」シリーズを読むのは初めて。散漫だが人に話したくなるような興味深い話もいくつか。司馬曰く、鎌倉時代がなければ日本史は大陸のそれに似たようなものになっていたとのこと。

    0
    2014年08月22日
  • 新装版 播磨灘物語(3)

    Posted by ブクログ

    官兵衛を信長に取り次いでくれた荒木村重が信長に謀反を起こし毛利についた。翻意させるべく伊丹を訪れた官兵衛は囚われてしまう。
    信長は官兵衛も裏切ったと錯覚し、子の松寿丸を殺せと命じた。竹中半兵衛の策で救われるが、官兵衛が牢を出た時は、半兵衛、既に病死。
    牢を出てからの官兵衛は身も心も変わる。
    (当書裏表紙あらすじより)

    相変わらず読むスピードが遅いので、大河ドラマに後れを取ってしまいました(笑)
    と言うか、この本のスピードが遅いような感じがしています。
    全四巻の内、三巻まで進んだ状態で未だに高松城水攻めまで辿りついていないんですから(^^ゞ
    予備知識なしで読み始めたんですけど、この本は一体どう

    0
    2014年08月15日
  • 木曜島の夜会

    Posted by ブクログ

    明治から太平洋戦争勃発期にかけて、オーストラリア北部の離島木曜島では高級ボタンの材料とされる白蝶貝を採るべく日本人ダイバーが活躍していた…

    インタビューを元に当時の記憶を活き活きと切り取った取材録。日本版「老人と海」とも言える。

    安全かつ高給な「親方(今でいう現場監督?)」ではなく、サメや潜水病の恐怖が付きまとう「ダイバー」を選ぶ日本人の性。

    今でも木曜島に居住する元ダイバーの藤井氏の発言が興味深い。
    「海底では、もう金銭も何も念頭にない。何トン水揚するかということだけやったな。紀州者も伊勢者も(日本人は)みな鬼になってしまう。」
    「今の日本人は知らんけれども、あのころの日本人はそういう

    0
    2014年08月04日
  • 十一番目の志士(上)

    Posted by ブクログ

    フィクションの主人公
    宮本武蔵の 流れを汲む 天才的な剣士
    高杉晋作に会うことで 大きく 人生が変化していく。
    桂小五郎、西郷隆盛、勝海舟などにであう。

    自らは 剣で禍を呼ぶと思い込んでいる。

    しかし、何故司馬遼太郎は 
    この天堂晋助をモデルに書きたかったのだろう。

    不思議である。
    いわゆる剣客。何故天賦の剣術つかいになったのか。
    その過程は 説明されない。
    そして、マグアイの描写が やはり へたくそ。

    通俗アクション剣術つかいの物語と言うことですね。

    0
    2017年10月06日
  • 新装版 播磨灘物語(2)

    Posted by ブクログ

    官兵衛は信長に新時代が出現しつつあるというまぶしさを感じていた。
    「だからこそ織田家をえらんだ」のだ。
    信長に拝謁した官兵衛は、「播州のことは秀吉に相談せよ」と言われ秀吉に会う。秀吉は官兵衛の才を認め、官兵衛も「この男のために何かをせねばなるまい」と感じた。
    ふたりの濃密な関係が始まった。
    (当書裏表紙あらすじより)

    二巻も読むスピードは遅かったです(^_^;)
    なかなか波に乗れない歯がゆさを感じながら読んでいました。
    それでも後半、播州騒乱から村重謀反まではスピードが速まりましたね。

    二巻は、信長に拝謁するところから始まり、秀吉の播州入り、そして播州での騒乱が勃発し上月城の尼子残党の滅亡

    0
    2014年07月23日
  • 空海の風景 下巻 (改版)

    Posted by ブクログ

    大学生のとき読むのを断念し、あれから何年が経ち、もう一度トライ。
    よかった、スラスラ読めました。
    全集でなかったからか、知識が増えたからか。
    でも今までの司馬作品の中では一番難関だったのは確か。

    途中の長安描写には心躍るものがあった。
    結局、密教とはを一言で語るのは難しいのだろう。
    司馬氏ほどをもってしても。

    0
    2015年07月15日
  • 新装版 播磨灘物語(4)

    Posted by ブクログ

    大河ドラマにあわせて読んでみた。決してつまらない本というのではないが、他の司馬遼太郎の作品に比べると描かれている黒田官兵衛自体の性格からか、置かれた立場の問題か、ダイナミックな展開に欠けるので、文庫4冊という大作ながら小品という印象が残った。
    とはいえ、久しぶりの司馬遼太郎、十分楽しめました。

    0
    2014年07月15日
  • 対談 中国を考える

    Posted by ブクログ

    中国を 二人の視点から考える。
    中国に対して なみなみならぬ 知識が
    中国の近世を見つめることで 中国がどうなっているか
    を明らかにしようとするが、毛沢東中国に関して言えば
    好意的な見方をしているのが おもしろい。

    マルクスレーニン主義が 具体化した国が
    ソビエトと中国だった。
    それが、やはり 大きな問題を抱えていた。
    すくなくとも 腐敗を生み出す仕組みが現存することは確かだ。

    談天半天
    第1章 東夷北狄と中国の2千年

    正座は、玄宗皇帝までしていた。
    宋の時代から、椅子となった。
    その頃は、褌がなく、あぐらは無理だった。

    魚をとるのはうまかったが、
    船を作るのは、へただった。

    日本は

    0
    2014年07月14日
  • 新装版 箱根の坂(下)

    Posted by ブクログ

    ・興味深かったんだけどどうも読み進むのが遅かった。いまいちのりきれなかった。
    ・北条早雲、元の名は伊勢新九郎。足利将軍家の子供を預かって礼儀作法を教え込んだりする伊勢家の末端の男。つまりもとは京都の名家の人なんだが、応仁の乱を経て一介の旅人に。そして縁あって駿河の今川家を助けることとなり、その後色々あって伊豆を盗り、三浦半島を攻め、武蔵の戦いに巻き込まれて川越で戦い、やがて小田原の主となり…そして、関八州の長となる。京都中心の政治のなかにいた人が流れ流れて関東にくるわけで、近畿から見た関東ってどんなだったのか、という視点で語られる部分が個人的には面白かった。
    ・太田道灌が江戸城を作った。太田道

    0
    2014年07月11日