司馬遼太郎のレビュー一覧

  • この国のかたち(五)

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    個人的にそこまで興味の持てる題材ではない第5巻だったけれど
    それでも「そうだったのかぁ」と、読破したくなる面白さが詰まっていた。
    私が江戸期までの日本人に好意を抱いてやまないのは、
    大好きな祖父の姿に少し重なるからだと思う。

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    2013年01月19日
  • 翔ぶが如く(五)

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    【本83】征台論決着。大久保の外交は圧巻だが、ちょっと強引。もっとも背景が背景なだけにしょうがないのだろうか。後半部分は宮崎に焦点が当たるのだが、これは著者の趣向だろう。

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    2013年01月07日
  • 翔ぶが如く(三)

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    【本81】征韓論決着。冷めた目でみると薩摩の私闘だが、それが国の運命を左右してしまう大事件に発展していく。しかし、公卿はいつの時代もこのようなのか。別視点からの考察が必要。

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    2013年01月06日
  • 翔ぶが如く(二)

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    【本80】シリーズ二作目。征韓論を巡る政局が繰り広げられている。維新前後の西郷の変わり様に筆者が深い考察を与えているところは必読。

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    2013年01月06日
  • 菜の花の沖(五)

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    幕末の蝦夷地(北海道)とロシアの関係が細かく説明された1冊。
    つまり、淡路出身の船乗りさんで、一代で莫大な資産を築き、今の函館の街の発展に寄与した高田屋嘉兵衛さんの物語としては、ぜんぜん進んでいません(笑)
    この後、嘉兵衛さんはロシア船に捕まっちゃう予定なので(歴史は変わらないもんね!)その前提として、当時の日本とロシアの関係を説明してるんだろうな。
    でも、とてもお勉強になったよ!

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    2013年01月04日
  • 新装版 アームストロング砲

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    表題の『アームストロング大』が良い。かなり労力を費やしたのに、その威力の為、たった12発で終わったアームストロング砲。なんとも云えず、司馬遼ぽい。

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    2013年01月02日
  • 菜の花の沖(四)

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    この巻はあまりお話が進まずに、当時の幕府の実情とか制度とか、今で言う北海道や北方領土の実情とかの説明が多かったです。
    らじはそういったものにも興味があるから良いけど、それほどでもない人はちょっと苦痛な1冊かもしれません(笑)
    でも、知っといたほうが、お話を面白く読めるんだよ♪
    ……たぶん。

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    2012年12月29日
  • 街道をゆく 6

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    今回の紀行とは関係ありませんが、司馬さんがお話の中でチョイチョイ東大阪について語る所が好きです。
    よく、大阪の東郊の雑な町で、と表現されています。好きなのだか嫌いなのだか分からないけれども、お亡くなりになる迄住んでいらっしゃったのだから、きっと嫌いではないのでしょう。
    私も大阪市の東に住んでいますので初対面の人への自己紹介では、大阪市の東郊です、と言うことにします。

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    2012年12月14日
  • 新装版 歳月(上)

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    とぶが如くの前にみたほうがいいのか、後にみるのが正解なのか悩むが、なんせ、司馬節大爆発の明治維新もの。

    わくわくで下巻に手を伸ばすと、なんと上巻だった(表紙だけ下巻)
    そんな悲劇もありながらの、江藤新平のお話。
    下巻大期待。

    結末は知っているので。

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    2015年07月14日
  • ひとびとの跫音 上

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    「坂の上の雲」執筆の際に知り合った人々を題材にした小説。というか随筆。主人公は正岡子規の養子(正確には子規の妹の養子)忠三郎。彼を通して子規の人柄を見つめ、同時に彼の交友関係を通して激動の昭和を見つめる。ちなみに忠三郎は有名人でないただの人。

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    2012年11月14日
  • 殉死

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    昭和の井上大将が嫌いそうな軍人の典型。

    ステッセルの降伏調印に際して、帯刀を許可し且つ海外記者団にその模様を撮らせなかった話は、武士道らしい美談である。

    明治天皇に殉死した背景として、陽明学が影響しているのは初耳だった。
    殉死による警世精神が、夏目漱石のこころでも明治精神の終了として描かれている。また逆に後の日本陸軍の象徴的存在とされたのが、大戦の悲劇を生み出したとも読み取れる。
    司馬遼太郎さんの言う通り、色んな意味で「劇的」な人であると感じた

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    2012年11月05日
  • 街道をゆく 2

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    ネタバレ

    やっぱりこの方の好奇心の抱き方が好きだ。朝鮮半島との歴史的つながりをソウル滞在時に感じる事が出来た。

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    2012年11月01日
  • 功名が辻(三)

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    三巻は、朝鮮出兵から上杉征伐あたりが舞台です。
    千代を中心とした話の運びが軽快で、読み進めるのが楽しいです。

    山内一豊と千代とは大きく関わりのない部分ですが、
    面白かった点を以下に記載しておきます。

    瓜畑あそびの記述がありました。蒲生氏郷の登場にかんして、
    「大奥の婦人にもっとも人気のある会津宰相蒲生氏郷である。
    (中略)しかも爽快な性格のもちぬしであり、
    この時代におけるいわば完成男子のようなおとこであった。」と、
    司馬遼太郎さん突然の大絶賛。蒲生氏郷がかっこいいです。
    「爽快」であるという賛辞は、
    司馬遼太郎さん最大の賛辞なのではないかと思います。

    蒲生氏郷の次は織田有楽斎の登場。

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    2012年10月30日
  • 空海の風景 下巻 (改版)

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    空海というニンゲンのスケールが、余すところなく
    書かれていて、読み終えて しばし呆然とした・・。

    24歳(18歳)までの 『三教指帰』をかくまで
    31歳の 空白の期間から 遣唐使になるまで
    33歳の 唐での生活
    唐から日本に戻って 空海のしようとしてきたこと
    空海と最澄・・・空海の入定

    この5つの部分が 太い タッチで描かれる。
    この空海は タダモノではない・・・。

    15歳で讃岐の国を出て 24歳で『三教指帰』をかいた
    それが、戯曲風で、その代表的な意見がはっきりする中で、
    『儒教』『道教』『仏教』の3つの宗教をつかまえていたこと。

    空海は 儒教の限界を見抜いていた。
    それが、大きな思

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    2018年03月10日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    空海というニンゲンへの知識は
    満濃池と弘法大師という二つだけである。
    私の知識は 小学校で学んだだけでとまっている。
    『空海』という名前は 空と海 をあわせもった男としての
    スケールの大きさを感じさせるものがある。

    空海の道を開いた・・理趣経。
    宗教という枠ではなく 人間の中に宗教を見出す。
    自然から生まれた宗教があれば・・・
    人間から生まれた宗教があってもいい。
    空海は 欲望をみとめて 大きな道を切り開いた。

    司馬遼太郎は 『空海』を書くにあったって
    空海の風景という題名にしているのが卓越している。
    空海というニンゲンをその時代の風景をかきながら、
    浮かび上がらせるようにしている・・。

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    2018年03月10日
  • この国のかたち(三)

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     小説では読みとばしてしまいそうな、なぜについて具体的な時代背景など例にとりながら解説する。この本と平行して読むことで時代小説をより深く味わうことができる。ただ、4巻まである『この国のかたち』の目次には時代順、または人物の周辺など、特にきまりは設けてないようだ。時代が前後するので、読むには慣れが必要かもしれない。

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    2012年10月24日
  • 幕末

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    暗殺だけは、きらいだ。という著者が書いた暗殺の物語。 暗殺は殺される人間がどんなに嫌いであっても殺した側はヒーローにはなり得ない。それはフェアじゃないからなのか何なのか。時に時代が必要とすることなのかもしれないけれど、私もやっぱり暗殺は好きではないらしい。

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    2012年10月14日
  • 胡蝶の夢(四)

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    江戸末期の将軍の御殿医、松本良順を主人公とした医学会の話。漢方医が御殿で主導権を握っていたが、鎖国の中、出島から針の穴を通るように蘭学の情報が入り蘭医の先進性を認めざるを得なくなって来る。松本は御殿医でありながら江戸を離れ長崎でオランダ人を先生とする医学校、病院の設立と運営に奔走する。超保守的な江戸時代に黒船が来てからは幕府も先進的にならざるを得ないが、260年前からの体制では古すぎて瓦解してしまう。この本を読んで驚いたことは江戸時代の身分の層が緻密に別れていて、大抵の人間関係に上下がついてしまうことで、そうすると上下関係を認識させるために陰湿ないじめのようなことが起きる。天下泰平だったかもし

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    2012年10月13日
  • 菜の花の沖(六)

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     感動的なシーンがつづき、リコルドと嘉兵衛の詳細なやりとりも記載されてはいるがなにやらうそ臭さを感じてならない。現実に即していないというのか、観念的すぎる感じがするのはわたしだけだろうか。この様にあってほしいと願う著者の気持ちが入りすぎている。小説なのだからして、それは当然なのである。読み進めるうちにノンフィクションと勘違いさせる作品であった。

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    2012年10月10日
  • 花妖譚

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    司馬遼太郎には珍しい幻想小説。今まで数々の司馬氏の歴史小説を読んできたが、このジャンルは初めてである。それもそのはず、司馬遼太郎がまだ、司馬遼太郎でなかった頃の、いや紛らわしいか、本名の福田定一の名前で執筆した、新聞記者時代の作品なのである。
    本書は、花にまつわる男女の悲しい小編恋物語を10篇集めたもの。舞台は古代ギリシャ、漢、宋、清、モンゴルのチンギスハンの時代、日本の大和時代、戦国時代など様々。「幻想」であるため、どれも私好みではなく、流して読んだ感じだった。やはり司馬遼太郎作品はリアリティあふれる作風の方が好きである。司馬遼太郎ファンとして、こんな作風もあるのかと分かっただけでも良かった

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    2012年10月07日