司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 空海の風景 下巻 (改版)

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    大学生のとき読むのを断念し、あれから何年が経ち、もう一度トライ。
    よかった、スラスラ読めました。
    全集でなかったからか、知識が増えたからか。
    でも今までの司馬作品の中では一番難関だったのは確か。

    途中の長安描写には心躍るものがあった。
    結局、密教とはを一言で語るのは難しいのだろう。
    司馬氏ほどをもってしても。

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    2015年07月15日
  • 新装版 播磨灘物語(4)

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    大河ドラマにあわせて読んでみた。決してつまらない本というのではないが、他の司馬遼太郎の作品に比べると描かれている黒田官兵衛自体の性格からか、置かれた立場の問題か、ダイナミックな展開に欠けるので、文庫4冊という大作ながら小品という印象が残った。
    とはいえ、久しぶりの司馬遼太郎、十分楽しめました。

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    2014年07月15日
  • 対談 中国を考える

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    中国を 二人の視点から考える。
    中国に対して なみなみならぬ 知識が
    中国の近世を見つめることで 中国がどうなっているか
    を明らかにしようとするが、毛沢東中国に関して言えば
    好意的な見方をしているのが おもしろい。

    マルクスレーニン主義が 具体化した国が
    ソビエトと中国だった。
    それが、やはり 大きな問題を抱えていた。
    すくなくとも 腐敗を生み出す仕組みが現存することは確かだ。

    談天半天
    第1章 東夷北狄と中国の2千年

    正座は、玄宗皇帝までしていた。
    宋の時代から、椅子となった。
    その頃は、褌がなく、あぐらは無理だった。

    魚をとるのはうまかったが、
    船を作るのは、へただった。

    日本は 儒教の影響を薄くしかうけなかった。
    儒教よりも漢学的な思考法を学んできた。
    それを洋学的な思考法に代えましょうとなった。

    批林批孔とは、どんな意味を持っていたか。
    それは 皮膚を脱いでいるような感覚。

    第2章 近代における中国と日本の明暗

    日本人はタスキとハチマキを開発した。
    文明は共有すべきもので、共有されるから文明なんや。

    仏教は 人が死んだら空である。
    陰陽道は 死んでも鬼になって、たたったり、いろんなことをする。

    日本人は分析的で 中国人は総合的だった。
    日本では 医者が 蘭学を学び それが 維新へつながった。
    蘭学から いとも簡単に ドイツ医学へ転身した。
    中国では 漢方医は その技術に固執し変化は産まれなかった。

    山脇東洋、緒方洪庵。

    中国には 裸に対する羞恥心があった。

    中国は 普遍的世界を追求する。
    康有為は 思想的な人間。
    儒教の教えでは 昔ほどいい。

    譚嗣同は 体制内改革をしようとした。
    譚嗣同はいう梁啓超にいう
    『きみ西郷たれ、われ月照たらん』

    林則徐、左宗棠、曽国藩、李鴻章。
    ここらあたりの人のことが よくわからない。

    孫文の日本人への警告
    孫文と袁世凱との関係 および 袁世凱が政治家だった。
    (浅田次郎の小説を読むことである程度の理解の広がりがあった)

    西郷は 日本の武士道の体現者のようだ。
    『翔ぶが如く』

    第3章 日本の侵略と大陸の荒廃

    中国人は 海が苦手。
    宦官たちは 皇帝の命をうけて 真珠などを探すが、
    それは いったい誰がやったのだろうか。
    竜涎香、螺鈿の貝、アワビやナマコなど 
    収穫したのは 日本人でなければ、
    ベトナム人が やったのだろうか。 

    『天下の形勢を知ろうと思えば紹興爺に聞け』
    周恩来のおじいさんが 紹興爺だった。

    幕僚そして参謀。
    明治17年にメッケルが作った参謀。
    参謀は 天皇の幕僚だった。
    機密費によって 腐敗した。
    張作霖は その機を見て 成り上がっていった。
    そして、日本軍の中にいながら イギリスなどとも手を組もうとした。
    謀略を個人的におこなったことが、重なり大きな戦いに発展。

    日清、日露まで 参謀は 自制心があった。
    日本が近代化するうえで 一番の失敗は 朝鮮を占領したことです。
    領土欲のない膨張論。
    資本主義的リアリティがなかった。つまり、産業がなかった。
    タイワン、そして 南進。
    北に関して言えば ソビエトの脅威の中にあった。

    日本の参謀本部は、昭和何年における作戦課長は誰と言う名前ではない
    誰がやっても同じことをする権能と機能みたいなものがある。
    それが魔物みたいになっている。

    辻政信は言う
    『北辺の瑣事は関東軍にまかせられたし。』

    現実は何だという認識能力が、こんなに単一民族の国では育たないです。
    情報に不慣れな日本人が、情報と謀略に取り憑かれてしまった。
    自分に不都合な情報は 握りつぶす。
    ムードで 情報や認識を断ち切る。

    『情報というのは、見なくてもわかる能力だから、情報をうけるのには、大変な研ぎすました認識能力がいる。日本人は受け手の能力に欠けた民族なんやろ。いやな情報は捨てる。』

    第4章 シルクロード、その歴史と魅力

    敦煌 ウイグル サマルカンド ラサ。
    行ってみたいですね。

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    2014年07月14日
  • 新装版 箱根の坂(下)

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    ・興味深かったんだけどどうも読み進むのが遅かった。いまいちのりきれなかった。
    ・北条早雲、元の名は伊勢新九郎。足利将軍家の子供を預かって礼儀作法を教え込んだりする伊勢家の末端の男。つまりもとは京都の名家の人なんだが、応仁の乱を経て一介の旅人に。そして縁あって駿河の今川家を助けることとなり、その後色々あって伊豆を盗り、三浦半島を攻め、武蔵の戦いに巻き込まれて川越で戦い、やがて小田原の主となり…そして、関八州の長となる。京都中心の政治のなかにいた人が流れ流れて関東にくるわけで、近畿から見た関東ってどんなだったのか、という視点で語られる部分が個人的には面白かった。
    ・太田道灌が江戸城を作った。太田道灌て人はそうとう素敵な人だったようだ。
    ・早雲さんたいそう気が長い。この時代、駿河に来たとき既に40過ぎで、伊豆を盗ったとき60近くで、小田原を落としたのが64、小田原の元城主三浦氏にとどめをさすべく兵を動かしたのがその17年後の81歳、そして87でついに決着をつけ、翌年死ぬ。長寿。だし、長寿であることを知っていたかのように、なかなか焦らない。面白い人だ。

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    2014年07月11日
  • 夏草の賦(下)

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    ネタバレ

    土佐統一までは良かったですが、四国制覇になると人間関係があまり描かれていないので不完全燃焼ですね・・・。他の武将(たとえば十河存保)との確執について書いてほしかったです。

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    2014年07月02日
  • ロシアについて 北方の原形

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    シベリアと日露外交史が焦点。情報量多い。
    日露青年交流センター長曰く、「北方領土の問題以外についてはロシアをよく捉えている。」

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    2014年07月01日
  • 幕末

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    山中に隠遁でもしていなければ何とも物騒騒然とした世相で、想像するほどに空恐ろしい。攘夷提唱なぞ到幕派の因縁かと思いきや、佐幕派も唱えていたり、とにかく狂乱、剣呑であること極まりない。いずれの側にせよ明日の命は知れず、斬るか斬られるか。暗殺事件、というより暗殺者を描いた12話。

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    2014年07月01日
  • 胡蝶の夢(四)

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     松本良順という蘭方医師を通して江戸幕府の終焉を見る。江戸幕府が消失することで身分制度崩壊が確かなものになる。身分制度により守られていたものが無くなり、それぞれの階級の人々の混乱が伝わる。時代の変革期には必ず天才が現れるのである。司馬遼太郎の幕末小説はどれも一読の価値がある。

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    2014年06月30日
  • 新装版 播磨灘物語(1)

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    黒田官兵衛。戦国時代末期の鬼才。牢人の子に生まれながらも、二十二歳にして播州・小寺氏の一番家老になる。
    だが、「この程度の小天地であくせくして自分は生涯をおわるのか」という倦怠があった。
    欲のうすい官兵衛だが、「広い世界へ出て、才略ひとつで天下いじりがしてみたい」という気持ちが強かった。
    (当書裏表紙あらすじより)

    2014年大河ドラマに合わせた訳ではないんですが、偶然、本屋で見かけて買ってしまいました(^^ゞ
    著者は安定の司馬遼太郎先生なので内容については不安はありませんでしたが、なかなか読むスピードが速くなりませんでした。
    前半は黒田氏が興った経緯や播州にきた経緯が語られ、後半は織田信長の動向が中心にあったからだろ思います。

    次巻からは秀吉が出てくるからもうちょっと盛り上がってくるんじゃないかな。
    次も楽しみです♪

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    2014年06月21日
  • 功名が辻(四)

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    それでも英雄に憧れる。だから全体の評価は3かな。織田、豊臣、徳川その三代にわたり生き延び、幕末までその家を残した山内家。家祖山内一豊とその妻。司馬作品では珍しい女性の主人公千代(実名はまつ)。

    長宗我部作品も好きなので複雑。司馬作品では、戦国期の俯瞰図として良い。豊臣の功臣たちが徳川支持に変遷する、私には理解しずらかった部分の司馬さんの解釈は本作に最も詳しい。

    藩翰譜、鳩巣小説、常山紀談にその引用があり、戦前の教科書には頻繁に紹介されていたとする名馬購入の話。面白い。知らない人が多いでしょう。(NHKの大河ドラマでやや復活)今やそれを貞淑良妻のモデルと捉えられない人が大半では無いでしょうか。

    永井路子さんの解説で、司馬さん作品への解釈が拡がった。紫式部の「あはれ」と清少納言の「をかし」の対比説明。司馬作品の決定的な新しさと面白さは「をかし」にあると。徹底した客体視、中立の独立した視点。冷徹な観察。「をかし」の説明になるだろうか。それでありながら小説であって、その独立した視点には強烈な好き嫌いがある。

    本作最終章。夏草の賦とともに、龍馬がゆくを読む前に読めるといいですね。

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    2014年06月18日
  • 花咲ける上方武士道

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    司馬遼太郎の「梟の城」に続く二作目の長編。司馬さん初期作品にある忍者も登場。幕府の動向を探るため、主人公の公家が江戸へ下る途上の事件を扱う東海道中膝栗毛。幕末に向かう世の動きを生き生きと表している。14.6.14

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    2014年06月15日
  • 花妖譚

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    司馬遼太郎、になる前の作品。
    読み慣れた文章とは違う、詩文的な表現が楽しめた。
    平凡で平坦な人生を願うからこそ、小説の世界で味わう妖艶な世界。

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    2014年05月26日
  • 大盗禅師

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    前半はいろんな登場人物が、偉大だったり滑稽だったり、、ちょっと高校時代の漢文を思い出す感じだった。後半は話がどんどん進んでいくようで、でも実は全くそうじゃなかったりで…
    とにかく、様々な人物が、自分の考えを語り心酔し、それについて仙八が影響されたり馬鹿にしたり、、見方が何度もひっくり返ったりするところとファンタジーなんだけどリアルに思えちゃうところが面白かった!!
    ラストの終わり方も良いなー。
    結局仙八も大盗禅師も倭人なんだって感じで。
    個人的に、人間の本性なんて簡単にはわからないし、口車に乗せられてすぐに信用したりするものじゃないなってことがとてもとても勉強になりました。

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    2014年05月28日
  • 幕末

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    新選組のマイブーム経由で読んでみた。
    自分はまだ幕末の知識が浅いので、背景はうっすらしか分からず本作を十分に楽しめなかった。
    また歴史の知識を身につけた後、再読してみようと思ふ。

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    2014年05月18日
  • この国のかたち(六)

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    ネタバレ

    司馬遼太郎は、1996年2月に亡くなっているが、本巻はその年の巻であり、実際は5つの章のみで、あとは随筆集が掲載されている。最後のテーマは海軍である。海軍は商船を守る形で誕生したということが語られている。
    結局司馬は、本シリーズを通して何を言いたかったのだろうと考える。
    司馬は日本をこよなく愛していると感じた。室町時代に現代に至る文化の萌芽が芽生え、育っていったが、昭和初期の統帥権解釈の拡大によって、その日本は暴走を始め、滅んだ。司馬が愛している日本は、この昭和の初期までだと感じた。その愛で様々なポイントに光を照射して浮かび上がった像を鋭く描写しているのが、このエッセイの形だと思う。
    自分の言いたいことが載せられるエッセイを最後にやれて良かったなぁと思った。種々雑多なことまで、いろいろ自分の考えを表現できたのだから。

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    2014年05月06日
  • この国のかたち(五)

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    ネタバレ

    前巻からの流れで、複数章にまたがって一つのテーマを掘り下げる形が多くなっている。神道、鉄、宋学、看羊録。
    神道も宋学も仏にひとまとめにしてしまえ、という動きがあったことが面白かった。日本人も面倒くさがり、というか、几帳面というか、捨てられないというか、柔軟すぎというか、乱暴というか...

    神道で面白かったのは伊勢神宮のことである。伊勢神宮は内宮と外宮に分かれていて、天照大神が伊勢の五十鈴川のほとりに御魂代がやわたの鏡として祭られたのが、内宮の起源らしい。外宮は五世紀後半になってやっと造営されたらしい。外宮を造営するために食物の神が探され、丹波の比治山の頂上の麻奈井という池のほとりにまつられていた神を伊勢に移し、豊受大神となったとのこと。
    また、宋学では中国や朝鮮の王朝はイデオロギーも当然だが、その型も政治の考え方にまで入り込んでいた。華と夷の違いを明確に分かつこと。また、尊王の精神であり、朝鮮は中国の王朝のみ従属し、その他の国は全て夷であるとした。日本も当然この夷に含まれ、人間扱いされていない。この様な思想が今日まで残っているので、朝鮮の人の日本を見る目が異様なのではないか?

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    2014年05月06日
  • この国のかたち(四)

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    ネタバレ

    今回特に力が入っているのは統帥権の流れ。昭和の太平洋戦争を経て国を滅ぼしたのは、この統帥権の拡大解釈のなせる業だ、というのが著者の思いである。この拡大解釈の流れが何と4章にまたがって記載してある。
    幕末の藩軍を勝手に動かした西郷隆盛で統帥権のあいまいさががきざし、明治初年の薩摩系近衛兵の政治化で出発し、首相浜口雄幸が昭和五年+-月+四日にロンドン海軍軍縮条約調印に際し、「統帥権干犯」と糾弾されたのちに右翼に狙撃され、命を落とした。そこから昭和史は滅亡へと向かったというのが著者の言い分である。
    統帥権があるのは天皇だが、統帥機能の長(例えば参謀総長)は天皇に対して輔弼の責任をもち、何をやろうと自由になったとのこと。

    あと、面白かったのは新井白石の父の話し。
    家中に酒乱の若者がいて、殿もこらえかねて手打ちにしようと白石の父を呼び、若者を打つ旨言ったところ、若者の家が絶家になるべきところを、殿の情けで父の遺領を賜った。当人はそのことを深く恩として思い、御恩に報いるためには世間人並みの心掛けではだめで胆力を練った。勢い馬鹿な振舞いが多くなったが、「しかし、若いころにかのような者でなければ、年長けてものの用にたちませぬ:と結び、後はだまった。その面の上に蚊が止まっていても、動かない。「蚊を払え」、殿が言った。言われて父が顔を少し動かすと、グミの実のように膨らんだ蚊が六つ七つはらはらと落ちた。父は懐紙を取り出し、それらをひろい、紙に包んで袖の中に収めた。

    なんというか武士ってすごいなと思った。いつも命を張った緊張感がありながら、他人を思いやる心の広さにグッときた。

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    2014年05月06日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    高野山に行く前に空海について知りたいと思って読んだ。
    小説というか…
    空海が考えた、見た、であろう風景を司馬さんが想像して書いてる。日記みたいな感じ。
    難しいけど下巻もがんばるぞー

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    2014年05月04日
  • 新選組血風録 〈改版〉

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    「菊一文字」「虎徹」などが面白かった!司馬遼太郎は、こんな斬れ味のいい文章を書くんですね。もっと新選組モノを読んでみたい。それぞれ個性がしっかりしているのと、長所と短所を併せ持っているように見えるのが、人間らしくて素晴らしいと思った。沖田総司は、ずっと勝手に成宮君で再生していました。のぼうの城の彼のイメージに近かったので。

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    2014年04月17日
  • 菜の花の沖(五)

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    ほぼ一冊全て、当時のロシア事情に費やされている。

    対応する日本の状況、嘉兵衛の状況・年齢は記載されているものの、4巻までの「高田屋嘉兵衛物語」とはまったく異なっている。

    この巻を単独で読んでも、ほぼ問題はないであろう。

    おそらくはこの先に起こる出来事をロシアの立場、鎖国可の日本の立場から理解させようという配慮からこの量を費やしたのであろうが、長かった。

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    2014年04月16日