司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 新装版 箱根の坂(上)

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    ネタバレ

    北条早雲が主人公の小説。

    のちの北条早雲である伊勢新九郎は、
    京都の伊勢家の庶子で、京にいて、足利義視の申次衆をしている。

    上巻では、ようやく京都を離れることになったところまで。

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    2013年04月21日
  • 坂の上の雲(七)

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    陸軍はクロパトキンの慎重すぎる性格のおかげでなんとか奉天会戦に勝って、今度は海軍がはるばる日本にやってきたバルチック艦隊と決戦になろうかというところ。

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    2019年05月05日
  • 殉死

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    乃木希典の一生を冷ややかな筆致で描く。日露戦争のくだりは『坂の上の雲』を読めばいいとして、後半部、明治帝の崩御に殉じ妻と自死する場面だけでもこの本は読む価値がある。
    『坂の上の雲』では触れられていなかったが、乃木希典の陽明学への傾倒についての言及と考察が興味深い。陽明学派にあっては、【おのれが是と感じ信じたことこそ絶対真理であり、それをそのようにおのれが知った以上、精神に火を点じなければならず、行動をおこさねばならず、行動をおこすことによって思想は完結するのである。行動が思想の属性か思想が行動の属性かはべつとして行動をともなわぬ思想というものを極度に卑しめるものであった。】
    物事に客観的態度を

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    2013年04月15日
  • 幕末

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    時間に限りがあり、最後まで読めなかった...。
    司馬遼太郎の本ということで、とにかく辞書を引きまくりながら読みました(笑)
    様々な人の生き様を魅せてもらいました。
    やっぱり複雑な心境です、今の平和な世を生きるわたしにとっては。
    歴史からもっと私たちは学び、そして未来を今よりもよいものにできるよう努力せねばならないと思った。

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    2013年04月14日
  • 新装版 播磨灘物語(2)

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    このペースで大阪の陣までいくのか?と思ってしまう、残り2巻。
    織田の六人衆はなんだか凄まじい役者揃い。
    織田信長を上司にたとえてよんでしまう、自分がいます笑

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    2015年07月14日
  • 翔ぶが如く(二)

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    ネタバレ

    再読。
    学術書で知識を入れたからか、前回より面白く読めた。これまで全く関心が無かった山県有朋をもっと知りたくなった。カリスマ性はないものの着実な実務の積み重ねで首相にまでなった彼の生き様は、組織人の生き方として勉強になりそうだ。

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    2013年11月16日
  • 新装版 播磨灘物語(1)

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    北条早雲のはあまりだったが、このあと3巻、大阪冬の陣まで書ききるんだろうな。
    まだ時代は足利。
    後半織田信長登場、まだ先は長い。

    この絶対少年漫画の主人公になりそうもない、性格の
    (爽やかではないという意味で)
    を持ってくるあたりが司馬遼太郎のセンスか。

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    2015年07月14日
  • この国のかたち(五)

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    司馬遼太郎は結構この藤原惺窩の話が好きだよな。
    最後の人間の魅力の章は、司馬キャラオールスターみたいで、ふふっとくる。
    あとみてないのは峠ぐらいか。

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    2015年07月14日
  • 新装版 播磨灘物語(3)

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    黒田官兵衛の生涯を描いた歴史小説第三巻。

    以下引用~
    ・高山右近が、この時代にあって倫理的行動という、めずらしい行動律をもった男であることは、右の消息がよく物語っている。
    ・・・官兵衛の倫理的姿勢は、右近における刃のようなするどさはもたないにせよ、根は同じかもしれない。天主(でうす)のみをおそれ、自己を信仰と信念で成立させ、みずから信ずるところに従って死をも怖れないというのは、この時代の奉教人に共通している気分であった。
    ・竹中半兵衛の才能は、栄達への野心を捨てたところに息づいていた。錯綜した敵味方の物理的状勢や心理状況を考え続けて、ついに一点の結論を見出すには、水のような澄明な心事をつねに

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    2013年03月31日
  • 大盗禅師

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    司馬遼太郎の歴史ファンタジー(架空の物語)。
    小説は歴史の研究書、学術誌では無いから、どれもファンタジーなのかも知れないが、極力史実に近いと思われる展開、会話を繰り広げるものもあれば、時代背景や一部の出来事だけを取り出して、他の出来事と関連づけてしまうものもある。これは後者で由井正雪や中国王朝「明」の崩壊などを上手く合わせた作品である。

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    2013年03月30日
  • 新装版 播磨灘物語(2)

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    第二巻。
    播州緒将領が織田側か毛利側か後ろ盾に迷う中、秀吉の傘下で織田方として奔走する若き官兵衛の姿を描く。

    以下引用~
    ・信長のつよい癖として、家来に期待するのに無私であることを希んだ。
    無用に私財を蓄えたがる男を憎み、極端に憎む場合はそういう人物を追放さえしたらしい。秀吉は信長のそういう癖をよく心得ていて、自分の身近を簡素にし、私欲は皆無ということをみせ、無欲をつねに大きく表現した。
    ・武将たちが少々やりかたが間違っていても信長はそれを責めず、その将が時間の無駄なく働き、くるくると隙間なく旋回していることをよろこぶ。このことは織田家を特徴づけているもっともつよい個性といっていい。

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    2013年03月20日
  • 殉死

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    高校生の頃、「坂の上の雲」を読んだ。秋山兄弟や啄木のことより、バルチック艦隊のことより、乃木将軍の無能ぶりが印象強かった。
    最近では、それほど無能ではなかったとする研究もあるようだが、どうなんだろう。
    読書している感じは普通の司馬遼太郎作品とさほど変わらないが、司馬さんは小説以前の覚え書として書いたとしている。主人公に感情移入したくないということだろうか。

    旅順攻略については参謀、伊地知幸介も酷いのだが、やはり屍が累々と重なったのは乃木将軍の所為だろう。砲撃の当たりそうな処にフラフラ出ていこうとする自殺行為も度々。こんな困り者を死なせまいと何故か山県有朋や児玉源太郎は助けの手を差し出す。

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    2013年03月20日
  • この国のかたち(五)

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    ひさしぶりに司馬さん。
    龍馬のくだりはただしいと思う。
    薩長同盟などその策そのものが斬新とかではなく
    誰がいうのか、やるのかで放つ光彩が違う!

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    2013年03月09日
  • 新装版 王城の護衛者

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    幕末の動乱に生きた人々に関する短篇集です。幕府側についた人の話が主だから仕方がないけれど、各々の不遇っぷりにやるせない気持ちにさせられます。八重の桜を見るのも、これを読んだあとでは切ない。

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    2013年03月06日
  • 新装版 軍師二人

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    ネタバレ

    「雑賀の舟鉄砲」☆☆
    石山本願寺から三木城の別所家の援軍のため
    雑賀市兵衛
    宗教の力は恐ろしい
    飢えは人をも狂わせる

    「女は遊べ物語」☆☆☆
    織田家の家来・伊藤七蔵政国には浪費家の嫁がいた
    彼女が作る借金を返すため
    嫁のために功名をたててきた
    読み終わったあとに題名の意味がわかり笑いました

    「めかけ守り」☆☆☆☆
    関が原戦前、家康は大事な女性たちを置いて大阪を離れた
    そのときに女性たちの命を守るよう命じられた佐野綱正
    いろいろ難癖ある女性たち
    女は怖いな・・・男こわいなと思った作品でした

    「雨おんな」☆☆☆☆☆
    関が原前夜。出雲の歩き巫女・おなんは二人の男性に抱かれた
    一人は西軍・もう一

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    2013年02月22日
  • 新装版 戦雲の夢

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    武将としては真田幸村のように筋が通っている訳でもなく、戦乱の世に翻弄されて不運だったかもしれない、けれどクライマックスで藤堂軍を撃破した場面は圧巻。盛親や家来衆の人間味溢れる性格が清々しく描写されていて、決して暗い内容ではなく、楽しく読めた。

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    2013年02月21日
  • 歴史を紀行する

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    戦国や幕末の歴史の舞台となった地の風土や慣習から人物、歴史を観る。司馬史観の原点とも言うべきスタイル!人間、土地の上には歴史が積み上がる。歴史を探る事はルーツにアプローチできる。そんな土着ロマンが日本人を物語る。

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    2013年02月16日
  • 翔ぶが如く(五)

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    前半終了の第5巻。薩摩や西郷隆盛の出番はほとんど無し、大久保利通の外交交渉がメイン。この交渉での戦争回避が、この後の西南戦争につながるわけです。それにしても大久保利通の行動力、政治力は現在の政治家にも見習ってもらいたいものです。

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    2013年02月09日
  • 馬上少年過ぐ

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    非常に有能な人間が、ちょっと場所とタイミングを間違えて生まれてきてしまった。という運命のいたずら。頭がいいからこそ、自分のみが基準となり、時代の潮目というものが読めないということはあるのかもしれない。歴史には、あらゆる意味で非常に大袈裟な登場人物が多く、今の日本人とは同じ民族とは思えない。自分も江戸時代に生まれたら、とんでもなく豪快な男になっていたのだろうか。いや大人なしく、茶店で団子食べてるな、たぶん。

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    2013年01月25日
  • 翔ぶが如く(二)

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    征韓論での対立。
    維新の際に寝技策略をめぐらした西郷は正統法のみをとり
    根回しをしない。それでも、反対派は西郷を慕う勢力による
    第二の革命をおそれて、あらゆる手を尽くす。
    公家の三条、岩倉は、及び腰、
    大久保も煮え切らない態度だったが、
    外遊から戻った伊藤博文が根回しに奔走する。
    そして、三条岩倉から手を回し、最後には、西郷と対抗しうる
    大久保を参議の舞台に立たせる。
    戦い権術にたけた維新の志士、催事を動かす有能が官吏、
    幕末、維新、明治政府の樹立、と激動の中で、それぞれに
    適した人材が現れ、時代を作っていく。

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    2013年01月20日