司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 新装版 歳月(下)

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    物語は征韓論で紛糾する明治政府から始まる。
    政韓派筆頭は西郷隆盛。対する政韓反対派は大久保利通や木戸孝允、岩倉具視…
    江藤新平はというと政韓派に組みしていたようですが、具体的な動きはこれといってありません。彼の腹のうちには、政韓云々などよりも、政局から薩長閥を追い落とすことでいっぱいだったから!
    この人、絶対逆恨みでしょ。維新の激動期をほとんど藩のうちで、しかも蟄居状態で内職しながら過ごしたんだから。早い段階から活躍していた薩長ウラヤマシスゆるすまじー!…みたいな;それを敏感に感じ取っていた大久保さんはほんとうにすごい方だと思います;

    大久保 (江藤だけは、私怨と権謀だけで動いている。)←正

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    2010年01月28日
  • 胡蝶の夢(一)

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    司馬遼太郎を読んだのは随分久しぶり。
    テレビのドラマ、JINを見ていた時、江戸末期の医療関係者で検索していたらこの本が引っかかったので、読んでみた。まだ続きが。
    順天堂の創始者が庄内の出身者の息子とはびっくり!!
    そこだけ気になって続きを読むつもりです。

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    2010年01月25日
  • 風神の門(下)

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    間を空けつつ読んだので、ちょっとおもしろさが削がれてしまったかもしれません。
    才蔵は、大活躍というほどの活躍もなく、かといって何もしないでもなく、面白可笑しく立ち回って世を渡ってゆく感じです。
    そもそも、才蔵という忍びは、大活躍するような心意気はなく、またそういう立場でもないのでしょう。
    さりげなく役に立っている、という点で、確かにこの才蔵はリアリティがあるのかもしれません。

    夏の陣における幸村の討死は、あっさりと語られ、苦しいと思うこともありませんでした。
    でも、佐助はどこへ行ったのかな?

    実は司馬遼太郎を読んだことがなかったのですが、柴錬くらいのがちがちの歴史文体だと思っていました。

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    2010年01月15日
  • 街道をゆく 5

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    この本は、同シリーズの別の本と比べ、あんまり街道をゆかない。むろん、モンゴルに道がないせいであるが(360度、草原なのだ)、そのためかどうか、歴史をあれこれ述べる割合が少ない気がする。その代わり、ホテルの床板がどうだとか、水を貰いたがった奥さんの話とか、そういう司馬さん自身の、ツーリスト話が多い。
    そう考えると、道、街道というのは、多弁に歴史を物語るものなのかもしれぬ。多くの人が通る、交わる、諍う…とにかく、関わる所為だ。モンゴルにも、時間的には他の場所と同じ密度の歴史が存在するはずだが、関わる人数の少なさが、寡黙にさせているのだろうな。
    星や草は、うらやましい限り也。

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    2010年01月28日
  • 十一番目の志士(上)

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    幕末もの。実在はしない人物(人斬り)が主人公。上下巻。
    主人公の人柄にあまり感情移入できずものすごく面白いとは感じなかった。

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    2010年01月09日
  • 花妖譚

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    司馬遼太郎と花という取り合わせが自分にとっては意外だったので購入。古今東西のさまざまなエピソードを元に花をからめた幻想的なお話。花というテーマのためか、結構官能的。短い時間で楽しめるとおもう。

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    2009年12月29日
  • 峠(中)

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    「彦助、犬死ができるか」
    途中、継之助がいった。
    「おれの日々の目的は、日々いつでも犬死ができる人間たろうとしている。死を飾り、死を意義あらしめようとする人間は単に虚栄の徒であり、いざとなれば死ねぬ。人間は朝に夕に犬死の覚悟をあらたにしつつ、生きる意義のみを考える者がえらい。」
    「はい」
    彦助は提灯の灯を袖でかばいつつうなずく。
    「いま夜道をゆく」
    継之助はいう。風がつよい。
    「この風が、空だを吹きぬけているようでなければ大事はできぬ」
    「と申されまするのは?」
    「気が歩いているだけだ」
    「ははあ」
    「肉体は、どこにもない。からだには風が吹きとおっている。一個の気だけが歩いている。おれはそれさ

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    2020年07月15日
  • 豊臣家の人々

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    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    殺生関白秀次、太閤様以上と囁かれた北ノ政所、桂離宮を造営した八条宮、大坂城とともに滅んだ淀殿母子など、ひとひらの幻影のような豊臣家の栄華のあとを、研ぎ澄まされた史眼と躍動する筆で現代によみがえらせ、司馬文学の魅力を満喫させる連作長篇。
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    2010年04月02日
  • 翔ぶが如く(九)

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    ○大久保の気魄として、物事のできる者ならば謀叛人でも使ってゆきたい(24頁)

    ○組織なき後の人望家の重み

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    2009年12月17日
  • 翔ぶが如く(七)

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    薩軍が立つか否かの協議の場、避けようがあったように思える中での西郷の心中は。

    死に場所を探す者にとって、一個上京と大軍での進行の違いは。

    戦略なき巨大な暴力。

    人の才は好悪を入れずに判断すべき。

    ・私学校の愚かさは、ただ氏を墨守しているのみで、氏の教えであるところの開明に従って大義名分を明らかにすることを知らない。(128頁)

    ・憎悪を資格としてその任をえらぶ(135頁)

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    2009年12月05日
  • 翔ぶが如く(五)

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    遅まきながらこの革命にやがて思想性を付加しようとする運動がおこるのだが、しかしすでに革命を遂げて権力を握った太政官政府にとっては、遅くやってきた思想などは、邪魔物か、敵でしかない(237頁)

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    2009年11月28日
  • この国のかたち(三)

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    Kodama's review
    3巻目です。日本史は、戦国時代、明治維新、日露戦争、太平洋戦争を少しかじった程度の知識しかないので、それ以外の話しはさっぱりわかりません…(涙)。
    (09.7.26)
    お勧め度
    ★★★☆☆

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    2009年11月20日
  • この国のかたち(二)

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    Kodama's review
    『典型』と『汚職』では正義とは何か?と思わされ、考えさせられました。
    (09.7.5)
    お勧め度
    ★★★☆☆

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    2009年11月20日
  • 風神の門(下)

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     結局才蔵さんはもてもてやった……。なんだかんだで救いのある終わりだったのでよかったです。ただ、日本史に暗いので、ちょっと難しいこと言われるとすぐにわかんなくなっちゃったです。あと、土地勘もないので地名がわからんです。

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    2009年11月01日
  • 花妖譚

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    花にまつわる10編の短編集。1話1話が他の短編と比べても非常に短いのが特徴でしょうか。内、戦国関連は1話「チューリップの城主」で別所長治が主人公の話です。戦国とチューリップがどうも結びつかんかったんですが、読み終わるとうんと頷ける感じ。

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    2009年10月25日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    秀吉を取り巻く人々の中から秀次、小早川秀秋、宇喜多秀家、寧々、秀長、旭、結城秀康、八条宮、淀殿と秀頼の9話で出来ています。

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    2009年10月25日
  • 花妖譚

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    タイトルの通り、花の女性たちの物語。男性のもろさを少し学び。
    まあそれだけではなくて、花はどれも、花を咲かせられる期間が決まっているのだな、という感じでした。
    当たり前のことなのですが、やはり、いつまでも咲いていて欲しいという思いもあります。
    だからこその儚さを感じました。

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    2009年10月18日
  • 十一番目の志士(上)

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    下巻の途中で止まっているけど…。
    長州の刺客天堂晋助の物語。新撰組との丁々発止がおもしろい!
    あと尊皇派が京都で暗躍していた背景がこれでようやく理解できた。
    高杉晋作や桂小五郎と新撰組の対立図とか…ね。
    この天堂ってどうしてもルパン三世の五右衛門とかぶっちゃうんだけど…。

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    2009年10月16日
  • 新装版 軍師二人

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    短編集で一番好きなのは、本の題名でもある「軍師二人」
    後藤又兵衛、真田幸村の二人が大坂の陣で
    どう戦うかを主に後藤又兵衛の視点で描く。
    おもしろいです。

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    2009年10月04日
  • 胡蝶の夢(三)

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    正義・因循の両論は、争いの段階になればもはや根も葉もない。逆に、根も葉もないからこそ争いが血を見るのであろう。実態のあるものには、ひとは決して他人を殺すほどの昂奮はしないものだ(176頁)

    吾等は、樹木を崇拝するにあらず。…沙漠に立つれば一目分明のごとく、森林は人々に崇高の念をおこさしめ、黙思沈考の余裕を置かしむ(180頁)

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    2009年10月04日